海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

異業種との連携4

2012年09月08日 08時18分16秒 | ビジネス
異業種に参入するなら、その業界とのパイプを太くしろ!と書いたが、その業界の中であまり、敵対しない立ち位置を確保できると逆に応援してくれる。

資本があるのなら、ライバルと一騎打ち勝負も良いが、異業種参入は、資本も、ノウハウも、設備も、人材も揃っていない。

ようするに達人に素手で挑むようなものだ。

言いかえると空手では、達人だったが、銃撃戦の中に飛び込むようなものだ。

特に建設業の方は、無茶な方が多い。確かに良く出入りしているからかもしれないが、飲食業に進出される方もいる。「おれは、居酒屋のことはよく知っている」と勘違いするのだ。

ノウハウは、もっと奥深いモノである。

私の場合、木材業界の色々な方とお話ができる。ノウハウを頂くと言うより、自分が考える疑問点や問題点を素直に問いかえることにしている。木材業でない私の立ち位置は、木材業の方にとっては、かなり、新鮮な話なようだ。

解決方法でないが、様々なアドバイスをもらっている。

新参者が、新しく商売をするほとんどの業界の方は、「無視」「御手並み拝見」だろうか?私は、そんなに甘くはないと思っている。

日本の経済は、成熟期に達して既存のビジネスは、全て飽和状態である。下手をすると「攻撃」もあるのだ。新規で参入して同業者に攻撃を受けたらひとたまりもない。

できれば、「無視」「御手並み拝見」くらいで…。

その中で、ニッチなエリアを作りだすことで連携できる。私の場合は、「弥良来杉」がそうだ。

ツウバイフォーと言う規格の寸法は、どなたも作っていない。そこでツウバイフォーの規格材に高耐久の性能をプラスしたのだ。

業界の方はまさに「御手並み拝見」なのだ。

その業界の中であまり、敵対しない立ち位置を確保できると逆に応援してくれるもです。






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異業種との連携3

2012年09月07日 07時16分00秒 | ビジネス
異業種との連携で一番肝心なことは、その異業種に溶け込むこと。

私がはじめて、異業種に入ったのは、木の芽会という木材(製材業)の若者の会でした。

異業種との集まりの青年会議所とは、ちょっと違っていました。

そのなかで、先輩方と大激論をしたのです。

自分の方が正しいという主張よりも、業界の慣例のようなものへの反発だったと思います。

木材・製材業でない私が、なぜ、そこまで、木材業界のためにと言われるくらい、多くのイベントに参加しました。

木工教室やまな板売りです。

しかし、疑問も生じたのです。このイベントで木材界が社会に寄与できるのか?って・・・。

木材の絵本を寄贈したり、ベンチを公園に設置したり、それはそれで、結構活発な動きでした。

このイベント参加を通じて建設業の私は、次第に木材界の矛盾を知るようになったのです。

木材屋さんよりも木材のことに関して一生懸命な人間と仲間に認知されるようになりました。

仲間になると自分の知らないことも聞けば教えてくれるようになるのです。
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異業種との連携2

2012年09月06日 08時36分06秒 | ビジネス
建設業界には、異業種への参入ではなく連携を模索した方が良いとシリーズ1で書いた。

ダントツに機動力があるからだ。

実は、異業種との連携でサポート役に徹すれば、仕事は、いくらでも見つかる。

所謂、営繕工事だ。

アウトソーシングだ。

大手の企業は、自前でほとんどのモノを調達できるが、実際、総務課でできることは、電話で依頼するだけだ。

不況に強く、公共工事を受注しなくても済む建設会社は、この部門を持っている。

弊社は、そのような企業とは営繕契約していないが、特殊な建設工事をいくつもやらなければならないところは、それだけで生き残れる。

企業下請けかもしれない。

しかし、私の考える異業種との連携は、ちょっと違う。

お互いが、メリットを傍受し合う中で連携を深めようと言う考えだ。

例えば、杭を作る会社との連携は、実際に杭を使って何ができるかと言うことからはじめる。

杭は杭と考えると思考は、そこまでだ。

杭を杭でないものにすると杭の値段とは、違う値段が生まれる。

弊社が進めたのは、手摺だ。

確かに手摺は、杭と同じだが、値段は違う。

弊社は、杭も手摺も作らない。

でも、杭屋さんに頼んで杭を作ってもらうとそれが、手摺になる。

もちろん、既製品の手すりでは、既製品に負けてしまう。値段でも、性能でも!!

そこで、屋外でも長持ちする木製手すりを販売することにした。

これも日本で初めてだ。インターネットで屋外用の木製手すりなんてどこにもない。

インターネットの世界では、世界中探してもないモノを販売することができる。そうしないと逆に同等品の価格競争に負ける。

異業種との連携のポイントは、その業種の長所をはっきり把握して、全く別の用途で使用できないか考える。そして、自社の得意分野を取り付けて、全く違う製品にして行くのだ。
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異業種との連携1

2012年09月05日 08時21分17秒 | ビジネス
今、「異業種進出・参入」が行政のお勧めのテーマらしい。

建設業は特に・・・。

でも、考えて欲しい、さっきまで、ユンボに乗り、山を崩していた人が、ラーメンを作れるのか?ということを・・・。

話が、極端なのかもしれないが、まず、無理である。

そもそも、原価が全く違うのである。

日本の経済は、成熟期に達している。例えば、街のラーメン屋さんだって市場の圏域では、飽和状態でもっと美味く安い店があれば、老舗だってつぶれることになる。客の取り合いをしている状況なのだ。そこに素人のラーメン店が進出してもつぶれるのは目に見えている。

新事業で参入するなら、圏域にない業種が最も安全な進出方法だ。それでも、マーケットが許さない場合もある。

業界が、業界を自ら縛っている場合もあるが、多くが規制という名の縛りがある。トラックを持っているからと言って、トラックを運送業にすぐに切り替えることはできない。

そこで、現在の業種と連携の道を探るのだ。

この点建設業は、強い。

機動力が、他業界とは、格段に違うのだ。



私の場合は、看板屋さんと組んでいる。







基礎は、当然できる。支柱もかなり大きなモノまで立てることは可能だ。



運搬だってできる。

もちろん、看板屋さんだって今までのお付き合いしている土木業者はいるだろう。

でも弊社には、長持ちする木材があるのだ。





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中田宏氏の講演を聞いて

2012年09月04日 07時32分22秒 | 日々のこと
中田宏前横浜市長の講演会を聴く機会があった。

面白かった。

内容でなく、構成だが・・・。

自分で考えたことを自分の経験の中でわかりやすく、噛み砕いて話していた。

はじめに「そうだようなあ」と期待感を持たせて置いて、「ダメなんだ」と気づかせる。そして、「なぜダメなのか?」答えを強調する。

知っていることなのに…。

政治家ってこんな人がなるんだろうなあと感じた。
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田舎振興と都会デザインコラボがうまくいかない理由8

2012年09月03日 07時46分16秒 | ビジネス
田舎振興と都会デザインコラボがうまくいかない理由シリーズで、初めてコメントを頂きました。

価格帯 (鈴木浩之) 2012-08-30 18:47:45 価格設定も食い違いが出ます。
安くないと売れないと判断する向きがあります。
製造コストを下げるという方向ばかりに目がいってしまう。
大量生産の商品と戦っては、負けるのは目に見えているのに・・・・。
少量生産で勝負できる土俵をどうやって作るか、この認識を共有することも大切だと思っています。


価格帯」確かにこのギャップは、大きいものです。-------------1234561DGHK;。zxCVBNM,./SDF123456 0
この部分は、デリケートな判断が必要でしょう。

木製品を売るには、かなり慎重な価格設定をしなければなりません。

同様の製品の価格と必ず比べられるからです。

そして、用途は同じでも他の素材との比較になるのです。消費者はこの点を厳しく見ています。

もちろん、他の製品とは質や素材感の違いを強調することは大切なのですが、木製品は、どうしても高い値段になってしまうようです。

私の場合

価格よりも他の素材製品を決して同じ土俵に上げないと言う手法をとっています。
木製鳥居が実例です。この製品は木製でなければダメなのだ。ということを訴える手法です。

価格で勝負する場合は、他の素材製品の3分の1の価格で勝負しています。さらに性能は、こちらの方が数段優れていることを強調しています。
木製横断溝が実例です。

どちらもインターネット販売をしています。

販売を通して感じることは、木の性能を最大限に生かした製品であることです。

これからもどこにも負けない木製品を開発していこうと思います。

シリーズ終了
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