一昨日の宮崎日日新聞のトップに杉の特命チームができたという発表があった。
残念なことだけと喜ばしいことだ・・・。複雑
友人からある記事の切り抜きをいただいた毎日新聞の地方版だ。
県産板材:千曲で販売開始 知事が買い物→「製品なし」→県が小売店売り込み 「品質、信頼性高い」 /長野
毎日新聞 2012年06月19日 地方版
県産カラマツを製材した板材が、県内のホームセンターでは初めて、千曲市の「綿半ホームエイド千曲店」で販売されている。きっかけは阿部守一知事が昨夏、息子の夏休みの木工課題の材料を買うため、ホームセンターを訪ねたが「県産材の製品がなかった」こと。知事からエピソードを聞いた県の県産材利用推進室が小売店に売り込み、販売が実現した。
県の仲介で綿半が、木材の業界団体、県木材協同組合連合会(長野市)と木材の納品契約を結んだ。商品は県の代表樹種のカラマツを製材した長さ182〜190センチ、幅9〜13センチの板4種類で「腰壁や床板として日曜大工作業で使いやすい加工をした」と県。
県は県産材の利用促進を目指しているが「外国産材に比べ割高で、県産材がなかなか小売店に流通しなかった」と嘆く。阿部知事は今月の定例記者会見で「県産材は品質、信頼性も高い。より手軽に県民が買い求められるように、県も努力したい」と張り切った。【小田中大】
よその県もやるなあ!!
さて、本題だが、注射針論というのがある。
経済効果でその製品が一番効果的に売れる場所を見つけ、注入するのだ。お尻や腕、肩など人間でも注射を打てる場所は限られている。
宮日の記事は、「注射器がない」毎日は「知事が見つけた」という筋だろうか!
日本のマーケットの場合、流通を把握し調整ができるようにしなければ、商品が消費者に行きわたらないのだ。昔は、時間をかけて消費者に渡していた。いまは、そんな弁が機能しなくなってきている。需要と供給のバランスを流通のところどころで崩す人がいた。誰とは言わないが・・・。
宮崎の場合は、深刻だ。
どの企業でもそうなのだが、収益部門を多様化して様々なリスクに対応しようと考える。
住宅に特化すれば、住宅が落ち込んだ時に身動きがとれなくなる。
そんなとき注射器をもっていて、違うニーズを知っているとシフトもしやすいのだが・・・。
大きいものばかりに目が行っていて、新しい需要を常に捜していないと本体が揺らいだ時にどうしようもなくなる。
さて嘆いてばかり、いられない。
そこで、提案だが、ホームセンター売りを刺激してみたい。それも、全国の・・・。
利幅は、少ないが、いずれは、全国数社のホームセンターが日本中のマーケットを占めるだろう。そこに足がかりを県として作っておこうと言う方法だ。
やり方は、簡単。運送会社に軽油代を補てんするのだ。宮崎の木材を宮崎の運送会社が、運べば、軽油税を運んだ分だけ戻してあげればいいのだ。
切りつめて切りつめて宮崎から木材を運搬している運送業にとって、燃料費の一部が、戻ってくるなら喜んで運ぶに違いない。
間違っても、製材業に運搬費を補助してはダメですよ。