口蹄疫作業

今回の口蹄疫でワクチンを打ち殺処分される日向市の豚600頭の農家に一番近い建設会社は、弊社だった。

数年前は、弊社より近い建設会社が数社あったが、皆、廃業された。時代の流れといってしまえば、それまでだが・・・。

なるべく、1社に負担をかけないように地元の会社で持ち回りにしたり、役員が現場に赴き、指示をだしたりしている。

それでも、人員や車両を仕事の合間に工面するのは大変だ。

次、次に出される行政からのお願いが、あまりにも急過ぎるのだ。

殺処分された豚を運搬したり、脚にロープをかけたりする。作業が終了して社員と話をしても、「あまり気持ちの良いものではない」

社員には申し訳ないが、この事態をなるべく早く終息させるための大事な作業だからと本日作業内容を告げる。

それでも、現場での指示は、しばし変更される。命令系統の混雑や作業経験不足からくるトラブルがほとんどだ。

そこで、会社の代表者が現場に2名付くことになった。作業の手順の指示と連絡係の担当だ。

建設業の親睦団体の役員だが、なるべくこれも持ち回りにしようということになった。今週1週間が山場だ。

終息に向かいつつあるが、もし、日向市で発生、発症が確認されれば、この作業も無意味なる。

日曜日も返上で精神的に辛い作業に行ってくれる社員に感謝している。