海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

掘っ立て柱

2010年04月09日 20時30分22秒 | 建築関連
「掘っ立て小屋」とときどき、耳にする。

粗末な家という意味らしい。

掘っ立て小屋とは、古代の住居その原型だろう。

地面を一段低く掘り、柱を立てて屋根を葺く。壁がなく屋根=壁だ。

柱は、穴を掘りそのまま埋めて立てている。ここでプランニングが全て円形になる。

なぜ?円形なのか。

それは、一番正確に地面に描きやすいからだろう。

柱の位置を決め、柱から同じ距離にするためには、柱に紐を結び、回るだけでよいからだ。コンパスのようなものだが、直角は不要だし、柱の数が一番少なくて済む。

しかし、掘っ立てた柱は、腐ってしまう。

そこで、掘らずに石の上に柱を立てるようになった。

腐らない木なら掘っ立て柱の建物は、かなりのローコストになるのだが・・・。
コメント
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