海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

住宅は住むための器械である

2008年11月23日 07時36分42秒 | 建築関連
器の問題が話題になっている。

スーパーに行くとカップめんのところに張り紙が…。

「強い芳香剤の臭いが、まれに着く事があります。芳香剤から離して保管してください」

新聞を読むと

「ペットボトルの異臭は、保管した倉庫のカビの臭いが移った」

それは、完全に器の問題で臭いの強い弱いの問題ではないはず。

誰の責任だろうか?その素材を選定した責任者だろうが、ボトルやパッケージをデザインした人の責任もあるのではないだろうか?使われる素材を吟味できないデザイナーが増えている。すぐに新素材に飛びつく。

「住宅は住むための器械である」と言ったル・コルビジェは、建築住宅を器に例えた本質を見抜いた言葉だ。

建築家だけに当てはまる言葉ではなく、生活デザインをする全ての人に問いたい。形ではなく、本質を貫くデザインをして欲しい。

デザインが本質を要求される時代がもうそこまでやってきている。



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リフォーム詐欺

2008年11月23日 00時16分32秒 | 経済・社会


この光景を見たとき、これが何であるか、全く検討がつかなかった。

この住宅にリフォーム詐欺が入ったらしいのだ。

お年寄りを狙った犯罪は、建築に対して異常な光景を写している。

構造的に何の意味もない金物。

何を目的にこの金物が取り付けられたのだろうか?

犯罪がここまでやってきているという現状を実際に見て、激しい憤りを感じた。吐き気がした。

建築を愛し、美しい建築物を見るだけで心が休まる海杉だが、日本の建築界は、何かが間違った方向に行っていると思えてならない。

姉歯事件やリフォーム詐欺など建築を喰いモノにする族から弱い人を守るためには建築に携わるものや建築を生業にする人が、厳しい目を持って未然に防がなければならない。

リフォーム詐欺を撲滅させる方法は、建設業法の強化だろう。ある一定以下の小規模な建築工事に限って、建設業の営業許可を必要としない。大工さんなど組織として営業していない職人を守るための特例的な法律を裏手にとった悪質な犯罪だ。犯罪者は服役しても再犯を犯す。リフォーム詐欺をした罪人には、再び、リフォーム詐欺に走らないように公開にすべきた。大切な住宅を薄汚いシロアリたちに喰われるようなものだ。

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