この光景を見たとき、これが何であるか、全く検討がつかなかった。
この住宅にリフォーム詐欺が入ったらしいのだ。
お年寄りを狙った犯罪は、建築に対して異常な光景を写している。
構造的に何の意味もない金物。
何を目的にこの金物が取り付けられたのだろうか?
犯罪がここまでやってきているという現状を実際に見て、激しい憤りを感じた。吐き気がした。
建築を愛し、美しい建築物を見るだけで心が休まる海杉だが、日本の建築界は、何かが間違った方向に行っていると思えてならない。
姉歯事件やリフォーム詐欺など建築を喰いモノにする族から弱い人を守るためには建築に携わるものや建築を生業にする人が、厳しい目を持って未然に防がなければならない。
リフォーム詐欺を撲滅させる方法は、建設業法の強化だろう。ある一定以下の小規模な建築工事に限って、建設業の営業許可を必要としない。大工さんなど組織として営業していない職人を守るための特例的な法律を裏手にとった悪質な犯罪だ。犯罪者は服役しても再犯を犯す。リフォーム詐欺をした罪人には、再び、リフォーム詐欺に走らないように公開にすべきた。大切な住宅を薄汚いシロアリたちに喰われるようなものだ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます