海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

中国木材の進出3

2008年09月02日 20時53分46秒 | 木材
鳥居を作っています。日本でも唯一の高耐久性の木製鳥居です。

ある取材でなぜ鳥居なのですか?と聞かれた。

林業の人や木材を扱う人が、木材の行き先を知らない。日本の林業の衰退や木材の不振は、ここにあると思っています。

だから、木製の鳥居なのです。

ほとんどの方は???でしょう。

でも、木は、優しい。木は、自然だ。環境に良いなどと話をしても。林業は不振だ。森が荒れる、材価が上がらない。木材の自給率は、20%しかない。と訴えても、どうも、インパクトがない。

だから、鳥居なのです。

是か非かと言っても、根本的なことをきちんと説明できない人が多い業界です。肝心な理解を求めるために耳を傾けようとしている人にさえも自分の都合で話してしまう。

林業者が、木材業者が話をしていたことをそのまま極普通の人に熱烈に話してみました。

一蹴でした。    「わからない・・・」

そうなのです。 川上側の立場で、川下側の立場で幾ら一般の人に話をしても、普通の目線は、きっちり、それぞれの立場の人が隠しているモノを見逃さないのです。それがなんなのか分からないのに、本能で見抜くのでしょうか。

自分たちが困るから、自分たちが困っているからと言うことで一般の人にジャッジを求めても「その手は桑名の焼きはまぐり」ちょっと古いか!

中国木材が是か非かではなく、きちんとした情報、偏りのない情報の提供が必要なのだと思う。

環境、安全、安心、コンプライアンスなど真の林業・木材業に必要なものだと思う。