森林ビジネスのポイントは、ほしい品質の素材をきちんと安定的に出荷できることに尽きると思います。次に革新的な加工技術やどこにも真似できないレベルの高い性能を持つこと。そして、市場への参入をすんなりできるかが鍵でしょう。どれが欠けても森林ビジネスはうまくいかないでしょう。
市場参入の例で
某事務機メーカーは、環境と間伐材をキーワードに林業生産地から加工品を作って販売する手法でかなり攻勢を懸けていますが、市場の反応はいまいちのような気がします(某メーカーさんごめんなさい)
学童机の例でほとんどが、地元の木工所でできたものをJISなどと言う規格の元、大メーカーがほとんど駆逐してしまった。
私世代は、昔の学童机をみると懐かしいなあと感じるし、あれで別にかまわないと考える。(最近ようやく学童机にも規制緩和がでてきたけれど)売れるのでは・・。と考えてしまう。でも売れない??仕方がないですよ。大メーカーは、市場(消費者)に天然物は粗悪で工業製品が良質と今までイメージを埋め込んできたのですから・・・。
次にメーカーは「環境」「間伐材」のイメージで売れると考え、あれこれ、製品を出そうとするがいい返事が、なかなかでない?「そのはずですよ」最近まで苦しめていたのだから・・・。
国産木材の良さを否定するような規格や法律などのお陰で潤ったメーカーさんを簡単に信じられますか??
新しい森林ビジネスが難しくしていることを知っている木材関係者は、効率性、合理性のために一度決めた規制が、なかなか直せないことも知っています。(外材関税の撤廃など)
市場に受け入れられるには、消費者にきちんと情報を正しく伝え、信頼をつかみ、生産者が、プライドをもって良質な木材を安定的に供給できる体制が必要なのです。
時代に合わない規制をきちんと意見してかえ、消費者のための国産木材にならないとなりませんね。
ちょっとお利口さん、発言ですが・・・。