海杉ブログ 木材を中心に書き残したいことを投稿します

日々、気づいた事、エクステリアウッドのテクニックを書き綴ります。やりたい時、書きたい時だけ、疲れるので笑笑

百葉箱

2007年11月23日 21時28分47秒 | 日向木の芽会
百葉箱を探している。

小学校に必ずあった「百葉箱」が今はない。

何故だろう??

1974年アメダス運用を開始した。そして、1993年気象庁での百葉箱を使用した地上気象観測の終了ともに減少している。

つい最近、最後の百葉箱が廃止されたニュースを覚えている。

なぜ、海杉は、百葉箱にこだわるのか?

それは、木製だから百葉箱が使用されなくなったのでは、と考えるからだ。腐ってなくなる、メンテナンスをしなければならないなどの木製品が、抱える宿命のために廃止、滅んでいっているのではないかと考えるからである。

いま、海杉は、百葉箱を復活させようと考えている。全国の子どもたちに海杉式百葉箱を普及させ、気象観測の基礎を学んでほしいと考えている。

地球温暖化を防ぐことも大切だが、気候の変化を自分で感じることも大切なことだと考えるからだ。

自分の家に百葉箱を置いて、毎日、データをとる。百葉箱のデーターをインターネットを通じて、自分の情報を発信し、HPサイトで集計するのだ。
環境問題は、自分たちの手で情報を集めることから始める。そんな運動が出来ればと考えている。

木製の百葉箱は、そんな可能性がたくさんある。

木材と環境問題が一緒に語られるアイテムとしては、最高のものじゃないのかなあ!!

こんなことを考えている海杉でした。

外構木材セミナー

2007年11月10日 08時44分53秒 | 日向木の芽会
今日は、ハンドクリームの日だそうだ。「いい(11)て(10)」と言う語呂合わせもあるのだが、最低気温が10度以下になるころで、ハンドクリームの需要が高まる頃だからだそうだ。弥良来杉もハンドクリームの成分がはいっている。というか、ハンドクリームの成分とベビーパウダーの成分しか入っていない。安全性樹脂の製品だ。

話は、変わって、このブログたくさんの方が読んでいただいている。友人に紹介したいけど良いかと直接、尋ねていただくこともあるが、まったく問題はありませんよ。当初は、誰にも公開していませんでした。でも、ブログの効果は、公開すると同時に驚くほど出てきていて、すごいなあと実感しています。

コメントもなるべく、返答するようにしていますし、海杉自身も勉強になります。

一番ありがたいのは、文章の体裁を一切気を使わなくて良いところですね。

本題です。

本日、外構木材セミナーを開催します。(写真は違います)

わざわざ、福岡からお見えになります。私自身も何処まで説明できるか少々不安ですが、資料も揃え、準備万端です。

外構木材が、これほど考えられた日向市の街は日本中探しても他の何処にもありませんよ。

実物を見ながらひとつずつ丁寧に説明していきたいと思っています。

自分たちが木材をなぜ使わなければ成らないのかそこのとに気づいてくれればこのセミナーは正解となります。

さまざまな仕掛けを作ってこの様なセミナーを開いていますが、「自信が持てました」と言ってくれるとやりがいがあります。

杉コレクション

2007年11月05日 09時33分29秒 | 日向木の芽会
http://miyadara.exblog.jp/m2007-10-01/ 南のスギダラのブログ

http://sugikyu.exblog.jp/   スギダラ北部九州のブログ

http://ameblo.jp/taka-suzu/entry-10052081635.html  木青会 九州会長の鈴木氏のブログ

http://www.m-sugi.com/27/m-sugi_27_chiyo.htm  月刊杉の連載「スギダラな人々探訪」千代田氏

http://blog.canpan.info/miyako_hiro/archive/17 盆地で火おこし

http://ecopia.miyachan.cc/d2007-10-20.html  環境プランニング エコぴあ

http://blog.goo.ne.jp/kinngyotyan/m/200710  小きんぎょ&けんちゃんの成長記録

http://blog.livedoor.jp/kirishimaj/archives/cat_50025656.html こだわりの職人 謙さんのブログ


とたくさんの方が杉コレクションをレポートしていただいています。

入選者の方が、レポートを書いていただくともっと臨場感が出るのではないでしょうか。

杉コレクション 印象に残った作品

2007年10月30日 06時25分18秒 | 日向木の芽会
杉コレクションで、最も印象に残った作品がこの「ぐるりん」

角材を積み上げ、回しただけなんだけども、子どもたちも喜んで遊んでいた。

デザインの力を感じる作品だった。

デザイナーは、学生さんだったが、女性2人と男性1人の3人組み。都城の家具屋さんが製作した自分の作品は、心に残る作品になったに違いない。

彼らが、デザイナーになって自分作品の製作に都城の家具屋さんに注文していただければ、この企画のメリットが活かせるのだが・・・。

杉コレクションを通じて、県外とのデザイナーとの交流が始まれば、宮崎の杉パワーも格段に上がる。

この「ぐるりん」の良さは、ボリューム感と形の安心感だろう。もちろん、この作品を作るために金物を製作している。職人の技が見えないところに活かされている作品だった。

児童木工作展

2007年10月28日 08時44分43秒 | 日向木の芽会
私の所属している日向木の芽会では、毎年、市内の小学生を対象に木工・工作を集めています。

優秀な作品をメンバーで選び、県の審査に提出します。県の審査でみごと優秀な作品は、全国大会へ出場権が与えられます。全国から集められた木工作品の中で特に優秀な作品を来年の広島大会で表彰することになっています。最優秀賞は、農林水産大臣賞です。

日向木の芽会の選んだ作品の中に全国大会レベルの作品はあるのでしょうか?

日向ジャスコで日向の子どもたちの木工・工作展を開催しています。今月までなので、是非見てください。なかなかの力作ばかりです。

全国大会へはいけるのでしょうか??

没原稿 日本を代表するデザイナーと建築家2人の格闘

2007年10月24日 21時50分43秒 | 日向木の芽会

都城木青会の機関紙に「杉コレ一次審査を終えて」の原稿の依頼きた。思わず、2つ原稿を書いて出してしまった。

多分こちらの方が、「没」になったと思うので海杉の問答無用に掲載する。

日本を代表するデザイナーと建築家2人の格闘      

 杉コレクションの本当の魅力は、一次審査なのです。海杉は、過去3回の一次審査に関わってきました。どの、一次審査も思い出深いものでしたが、今回の都城での一次審査は、さまざまな面で勉強になった審査でした。ここからは、海杉独自の視点ですので、誤解のないようにお願いします。

 まず、杉コレクションの場合、審査方法、審査の基準がどんなコンテストとも違うのです。杉コレクション流と言っても良いでしょう。作品のデザイン的水準を求めるのは、コンテストとしては当然ですが、さらに、内藤廣氏や南雲勝志氏の視点は、実物を作るという前提に立っていました。これは、構造や加工のテクニック、杉と言う材料のクセなどさまざまな面が、選ぶ側の力量が問われています。作品の大きさ、広がり感、形、杉の使用量などなど、全作品の傾向も重要なポイントとなります。どんなに素晴らしい作品でも、もし、選ばれた作品がベンチばかりだったらどうなるでしょう。そんな細かい配慮が感じさせる一次審査でした。作品の全体の出来やデザインのポイントを即座に判断してその中から最も優れた作品を開催場所である神柱公園をイメージに描きながら選び出す作業は、格闘技のような真剣勝負そのものでした。

 海杉が思う杉コレクションが他のコンテストと一線を画くところに屋外での演出力があります。演出には、2つポイントがあります。実物作品と応募者です。一次審査通過者は、プレゼンテーターとなって木青会の製作した実物でプレゼンテーションを審査員に向けてするのです。しかし、これは、プレゼンテーターにとってはどえらい落とし穴なのです。杉コレクションには、一般の入場者が作品に触れているのです。一般の入場者は、審査には加わることはありませんが、この一般入場者が作品を引き立てるのです。杉コレクションは、木材関係者が出来なかった。いえ、やりたかった一般の人を杉で惹きつけるデザインを求めているわけで木青会のメンバーは此処一点に注目をしなければなりません。そうなんです。出来た実物は、作者の思いやコンセプトを越えて作品自体が説明し始めるのです。実物があれば、力のある、魅力あるデザインは、一般の人には説明は要らないのです。小手先のプレゼンテーションが全く通じないことに応募者は戸惑うでしょう。それが杉コレクションなのです。

 海杉は、一次審査をマジかに見て日本のデザイン界で最も注目されている天才2人が選んだ作品のパワーは、杉コレクションIN都城の成功がゆるぎないものになったと確信しました。それどころか、今回の杉コレクションは、デザインコンテストの常識が変わるくらいのインパクトのあるかもしれないと予感しているのです。

杉コレ グランプリは、これだ!

2007年10月22日 12時33分33秒 | 日向木の芽会
今回の杉コレのグランプリは、この作品「森の待合所」だった。

存在感、今までと違った杉の使い方でいけば、斬新で圧倒される作品だ。

杉をふんだんに使い、製作方法もチェンソーアートの世界チャンピオンにしていただいたそうです。

まさしく本物のグランプリ作品でした。

この作品は、いくつか、海杉が考えていた問題を提示してくれた作品です。

チェンソーアートの限界でも書きましたが、丸太の大きさしかできないチェンソーアートを集成材でするという試みです。

審査委員長の内藤廣教授と海杉の話の中で屋外についての技術的なことがまだ解決していないこともそのひとつです。

今回はこの作品が常設展示されるとしたら、屋内仕様でしょう。

製作にかなりの労力がかかってしまった、しかし、これからの建築は、このスタイルが基本になるだろうと内藤教授は話していました。

まず、模型を建築家が作り、それをコンピュータ解析してCGFが出来、それに基づいて構造計算で構造体が決定する。

今までの建築の概念がなくなるかもしれない話を内藤教授はしていたが、まさに、この作品は、模型から製作した作品だ。(コンピュータで解析はしていませんが)

ある意味「杉」と言う素材は、模型から実物まで出来てしまうすごい素材かもしれない。

これは、模型を作って実物大の模型が作ることができれば、設計の人には、役に立つ情報がいっぱいできると思う。しかも、その職人は、日本中どこにでもいるわけだ。


今年の杉コレの収穫は、これだけではない。まだまだあるからお楽しみに。

杉コレクション いよいよ開催

2007年10月20日 04時12分22秒 | 日向木の芽会
宮崎は、元気だね!と呼ばれたい。

杉コレクションは、木材でどれだけ、人が集められるか、挑戦したイベントだ。


杉の魅力をとことん追求したイベントでありたい。

さあ はじまります。

木と暮らしのふれあい展

2007年10月11日 01時31分48秒 | 日向木の芽会
いつもながらこの催しはすごい。

直径1m以上の樟をのこぎりで挽く作業だ。

また香りがいい。樟脳の香り。

リズミカルにゆっくりしかも正確に、

昔のバンギはこのようにしてできたのだろう。

座った箱が実にみごとに動く。

東京イベント 木と暮らしのふれあい展 市場テスト

2007年10月08日 10時15分03秒 | 日向木の芽会
東京に「木と暮らしのふれあい展」に参加してきた。

今年で、3回目だ。このベントに参加する目的のひとつに「新製品開発のための市場テスト」がある。

木青会で需要開拓の委員会を開催している。今年の新製品開発は、3cmのサイコロを商品開発するということだ。

ワークショップ形式で進めてきた。3cmのサイコロが幾らで売れるだろうかということだ。

みんなで進めたモノでできたのが、「杉のパズル」だ。

私のアイデアは、「杉のプライベートキューブ」だった。

東京のイベントは、新しい商品開発の試験をするにはもってこいの場ではある。

地元でやるとどうしても知り合いや慣れが生じてデータが上手くいかないのだ。

委員会メンバーの多くが、支持したパズルは、今流行のそのまんま知事のイラスト入りだ。宮崎県民が考える史上最強のツールだろう。

結果は、¥900の売り上げだった。甘い予感はみごとにはずれた。

焼印代もでない。(笑い)(焼印製作代は80000円位)

これでは、杉キューブの値段もでない。最後は、無料配布にした。別にこれで儲けようとしているわけではない。宮崎の杉をPRできれば良いのだから、パンフレットを手にとってもらえれば、良いのだから…。

杉キューブのパズルは100個。一組9個だから、900個使ったことになる。1個10円として90円。90円の杉を付けてパンフレット100枚配った計算ができる。

でもワークショップをするとどうしてもパズルが多くなる。そこでパズルを商品に入れた。途中で「そのまんま一棟」の企画が具体化し、後でも使えるような工夫をして「知事のイラスト」と「宮崎の杉」という焼印を追加した。

事前のモニター調査では、300円が妥当とでた。多分100円程度だろうと…。

ところが、東京にもって行くとすこぶる評判がいい!いけると踏んで1000円の表示をして販売を開始した。

結果は、全くダメ。そのまんまでは全く売れないことがわかった。

事前調査の価格にしたが、無理だった。まあ、これも経験だ。この手のイベントは、無料のモノがたくさんあり、モノを販売することが難しい。1年目の時に十分わかっていた。

私のアイデアは、血液型のA型、B型、O型、AB型の4種類の焼印。新製品の開発は、当初、「杉のプライベートキューブ」でやろうと考えていた。血液型のほかに星座や干支を考えていた。焼印の1本が3000円くらいだから、72000円くらいかかる計算だ。

血液型のキューブは、皆さんもって帰っていただいた。ついでにパンフを渡した。まあ、まずまずのできだった。200近いパンフレットは持って帰っていただけただろう。

そこで考えたのが、杉サイコロはただ。血液型もただで差し上げる。そして、次に干支や星座を入れると100円で売るというのはどうだろう。これで行けば、パズルより、高価格で売れる。

アイデアには底がない!!

また実験してみよう!!

東京へ行ってきます

2007年10月05日 05時33分15秒 | 日向木の芽会
東京へ行ってきます。

この時期の東京が定番になってしまいました。(お陰で一人息子の運動会にいけません)

この時期は、東京で開催される「木と暮らしのふれあい展」に参加するためです。これで3回目です。

今回は、そのまんま知事の焼印を持っていきます。

地元新聞社の賞を受けました

2007年10月01日 06時33分28秒 | 日向木の芽会
前にお伝えしましたように日向木の芽会が明るい社会賞を受賞しました。

(写真)さすが地元新聞です。一面トップですね。

木の芽会の会長の地元では、大騒ぎだそうです。(嘘)

木材界の発展を通じより良い社会を建設しよう!

日本木材青壮年団体連合会の綱領にもあるように日向木の芽会は、地道に社会貢献をしていることが認められたうれしいニュース。

アクセス数月10万件

2007年09月15日 09時07分36秒 | 日向木の芽会
おかげさまで宮崎県木材青壮年会連合会のHPも月10万件を超えるアクセス数になりました。日ごろの活動の賜物ですね。

鳥居専門店のコンセプトは、本当は木製品なのに日本人が置き忘れてしまった「心」。本来とはまったく別のものになっているものを取り戻すための試みです。

そんな悲しい木製品の代用品が現代にはたくさんあります。

http://www.miyazakikensanzai.com/mokuseikai/sonomanma/index.html


そのまんま知事の動画もHPに入れましたのでご覧ください。

杉コレクション2007

2007年09月14日 06時33分42秒 | 日向木の芽会
杉コレクションの一次審査に行って来た。

ハプニングは、あったが、素晴らしい審査だった。

私の感想だが・・・。

審査の基準とか、項目とか気にしていた方がいたが、口で説明してもわからない話がある。

この杉コレクションは、コンペでありながら、コレクションであるというもうひとつの側面を持っている。

とにかく、楽しみな杉コレクションが今年もやってくる。

写真は、日本を代表するデザインコンペ、グッドデザイン賞の審査委員長を務める内藤廣東大教授と同じくグッドデザイン賞審査委員の南雲勝志氏だ。鋭い視線が審査会場の空気に緊張感を与えている。

木工教室

2007年08月23日 05時18分03秒 | 日向木の芽会
東京の企業が地元の子どもたちに木工教室を開きたいと材料の要請があった。

嬉しいことだ。早速用意するが、今回は、なるべく小さな部材集めることにした。意外と小さな部材は、手に入りにくいものだ。

建具屋に頼んでも外材が結構多い。杉をあまり使わないのだ。

宮崎の杉にこだわる海杉としては、頭を悩ませるところだが、現実はそうも言ってられない。何とか揃えて発送した。

木工教室の部材のポイントは、丸棒を入れることだ。丸いものをいれておくと結構いろいろなモノを子どもたちが考える。

やっぱり仕掛けは必要なんだ。

梱包するために4mの芯去りの丸棒をぶつ切りにするのだが、これが結構辛い。だって買えば数万円位する品物だから・・・。

でも、都会の子どもたちに宮崎の杉をどんどん使ってもらいたし、木工教室をするんだという心意気が本当に嬉しい。

24日に子どもたちが歓声をあげながら、自分たちの作品を持って帰ってくれるだろう。しっかり作ってください。