国鉄フライヤーズ

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やっと見たミリオン・ダラー・ベイビー

2011-04-28 06:15:43 | 本、映画、イベント



ツタヤの宅配レンタル。
毎月4本まで借りられて1000円弱。
しかも延滞金無しだ。

安い!
一番最近借りたのが山田洋次の「おとうと」と「ミリオン・ダラー・ベイビー」。
六ヶ月前だ。

映画を見るのも気合いがいる。
2-3時間だからね。
気分が乗らないこともある。

2本見るのに六ヶ月かかった。
高い!

先に「おとうと」を見た。
寅さんと同じだが、バカな兄貴でなく、バカな弟だ。

個人的な感想で言えば吉永小百合もツルベエもイマイチかな。
個人の趣味で申し訳ないが。
何れにせよどう見ても実の姉弟に見えないし。
寅さんをリメークする意味も伝わって来ない。

ミリオン・ダラー・ベイビーの話だった。
期待していた。
「グラン・トリノ」や「硫黄島からの手紙」のクリント・イーストウッドだ。
「ローハイド」のロディーがここまで来るとは。
ユミさんからも勧められていた。

一言で言えば、文句なしの傑作だ。
グラン・トリノと双璧。
しかしグラン・トリノのタオは家族に守られていた。
主役はウオルト(イーストウッド)ただ一人。

この映画は違った。
天才女子ボクサー、マギーの家族は最低だ。
見事なほどの最低さは殆ど「イエイ!」の世界だ。

だからこそ尚更光り輝くマギー。
ヒラリー・スワンクが美しい。
それをイーストウッドとフリーマンがしっかり支える。

「尊厳」の話だ。
尊厳のある死は必ずしも悲惨でない。

人種も、階層も、宗教的タブーも超えるイーストウッド・ワールド。
見て損はない。
六ヶ月も借りっ放しでゴメン。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yumi)
2011-04-28 10:52:01
見ましたか

半年かけて!!(長い(笑))

いやー、もう一回見たくなってきました

クリントさんの作るリアルなフィクション
最高に詩的で考えさせられますよね





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Unknown (taku)
2011-04-28 12:00:45
もう一回見たいです。
半年後かな。
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