ツタヤの宅配レンタル。
毎月4本まで借りられて1000円弱。
しかも延滞金無しだ。
安い!
一番最近借りたのが山田洋次の「おとうと」と「ミリオン・ダラー・ベイビー」。
六ヶ月前だ。
映画を見るのも気合いがいる。
2-3時間だからね。
気分が乗らないこともある。
2本見るのに六ヶ月かかった。
高い!
先に「おとうと」を見た。
寅さんと同じだが、バカな兄貴でなく、バカな弟だ。
個人的な感想で言えば吉永小百合もツルベエもイマイチかな。
個人の趣味で申し訳ないが。
何れにせよどう見ても実の姉弟に見えないし。
寅さんをリメークする意味も伝わって来ない。
ミリオン・ダラー・ベイビーの話だった。
期待していた。
「グラン・トリノ」や「硫黄島からの手紙」のクリント・イーストウッドだ。
「ローハイド」のロディーがここまで来るとは。
ユミさんからも勧められていた。
一言で言えば、文句なしの傑作だ。
グラン・トリノと双璧。
しかしグラン・トリノのタオは家族に守られていた。
主役はウオルト(イーストウッド)ただ一人。
この映画は違った。
天才女子ボクサー、マギーの家族は最低だ。
見事なほどの最低さは殆ど「イエイ!」の世界だ。
だからこそ尚更光り輝くマギー。
ヒラリー・スワンクが美しい。
それをイーストウッドとフリーマンがしっかり支える。
「尊厳」の話だ。
尊厳のある死は必ずしも悲惨でない。
人種も、階層も、宗教的タブーも超えるイーストウッド・ワールド。
見て損はない。
六ヶ月も借りっ放しでゴメン。
半年かけて!!(長い(笑))
いやー、もう一回見たくなってきました
クリントさんの作るリアルなフィクション
最高に詩的で考えさせられますよね
半年後かな。