都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
「バレンタイン・デー」は、本来男女が愛を告白する日でした。
その起源由来は、いまさら書くまでもありません。
最近は「本命」「義理」だけじゃなく、「友チョコ」「自分チョコ」「逆チョコ」なんてものまで登場しているそうです。今年もすでにデパートや各スーパーでは特設会場がオープンし、連日チョコを吟味する女性であふれかえっているそうです。
「景気がよくなりつつあるせいか、今年はブランド志向が戻ってきています。1粒1000円というチョコレートの売れ行きもいいようです」というデパート関係者の話をネットで見つけました。
何故そんなに高い物が売れるのでしょう。このイベントが始まった頃はチョコっとした遊びだった気がします。
それが、年を経て、ある種の女性の「自己満足イベント」になったという人がいます。
高級で珍しいチョコレートを相手にあげることが、「私のチョコは、そんじょそこらの女とはチョイト違いますのよ」というアピールであり、男性に対しては「それ相当のお返しをしてよね」という恩着せがましい念押しや脅迫行為のようにも思えます。
女性から高級チョコレートを異常な期待をこめて渡されるとしたら、男性にとってはまさに地獄のイベントになってしまいます。
売る側は、そんなことは考えもせず高額チョコを売る作戦を1年間考えてきたのでしょう。
まんまと作戦に乗ることなく、何事も、程々がいいですね。
ただの、ご挨拶程度の遊び心を持って、職場の雰囲気が和む程度の気遣いでチョコを選ぶ女性のほうがよっぽど素敵です。
もちろん、煩わしい人間関係を心底面倒くさいと思っている女性もいるでしょう。
本当に告白したい相手に、こんな日に告白しようものなら信じてもらえないかもしれません。
あなたのバレンタイン・デーはどんな日ですか?
したっけ。