都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
「柿が赤くなると医者が青くなる(かきがあかくなるといしゃがあおくなる)」とは、柿を食べると病気にならないと言われ、柿の熟す秋になると病気になる者が少なく、医者は患者が減って収入がなくなり青くなるという意味です。
特に柿に多く含まれるカロテン、つまりビタミンAやビタミンCは風邪の予防に役立つ栄養素ですから、柿の季節には風邪をひかなくなるというわけです。
ちなみに「ミカンやユズが色づくと医者が青くなる」とも言われ、糖分やビタミンC、ビタミンE類が豊富なくだものは、体によいという意味も含まれています。
また、ほかの説では、このような諺のできた時代には、農民が多く、秋といえばちょうど農繁期で、医者に行く暇などなかったからだとも言われています。貧しく、忙しい時代ならではのちょっと悲しい諺なのかもしれません。
柿は薬としても使われたようです。「柿蔕(かきへた)」をシャックリ止めに使用することもあったようです。柿葉にも、ビタミンC、K、B類が多く含まれていて、血管を強化する作用や止血作用があるそうです。柿の葉茶などもよく飲まれていますね。
余談ですが、柿に含まれるタンニンは毒蛇(マムシやハブ)に噛まれたときの解毒に効果があるそうです。
「二日酔いには柿」とも言われています。柿に多く含まれているビタミンC(緑茶の3~4倍、ミカンの2倍あり)とタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出してくれるからで、豊富なカリウムの利尿作用のおかげとも言われています。甘柿は便秘にも効くとされるそうです。
その他、干し柿の表面に生ずる微粉末を「柿霜(かきしも)」といい、のどの痛みや咳止めに、柿の渋は高血圧の防止に、集めて服用するなど、柿は甘いものも渋いものもすべて有用だったようです。
かといって、これらが本当に効くかどうかは保障しかねます。どうぞ、医者にかかることをお勧めします。
柿の学名は「Diospyros kaki Thunb」で、柿の木はカキノキ科カキノキ属の落葉高木です。「KAKI(カキ)」の名は世界中で通用する言葉だそうです。「KARAOKE(カラオケ)」みたいなもので日本発の世界に通じる言葉のひとつだそうです。
したっけ。