京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




”夏も近づく八十八夜~”というと初夏=6月を想像してしまいそうですが・・・
実際は2月3日の立春から88日目という意味でだいたい5月2、3日頃になります。
その年の気候等お茶のできばえにより多少時期は代わりますが
4月下旬からこの頃まで摘み取られたお茶を一番茶俗に言う”新茶”というわけです。
(新茶は5月・6月と販売されることが多いです)
早い時期に採られたものが美味しいく今年も宇治の新茶をいくつか買わせて頂きましたが
中でも平等院の北門入り口の直ぐ近くにある「赤門茶屋」さんが特に印象に残りました。

お店は外から見ると甘味などのメニューが貼られ
一見普通の茶房の様な感じですが
創業はなんと天保元年、250年もの歴史ある宇治茶の伝統を守る老舗です。

店内に入ると左側には常連さん用の茶箱がキープされ
カウンターでは宇治茶をじっくり味わうお客さん達が・・・
反対側には茶器や各宇治茶が素敵にディスプレイされています。

真ん中にテーブル席が2つ程あります。
とりあえず席に着きお茶のセットでも頼もうかな~と思いましたが
『抹茶ぜんざい』を頂いてみることに・・・
濃茶の上にお餅と小豆がのっていて熱々のお善哉と違い
今頃の季節でも食べやすい抹茶が楽しめるぜんざいです。

もちろんかき氷やグリーンティなどもあり抹茶アイスもあります。

ゆっくりしながらお店の方に色々と相談しつつ
『初つみ』という新茶を頂くことにしました。
並んでいるのは100g3675円のお茶ですが50g(1840円)でも販売してくれます。

とにかくインパクトが強かったのはこの新茶の旨みで
まろかやかつ玉露にも似たうまみのある煎茶で美味しかったです。
来年も新茶は赤門さんを外せないな~という感じでした。

因みにこのお店の茶箱キープは年間2千円の会費で
好みの新茶(100g以上)を1年間保管管理してくれるというもの
来店すると5百円でお菓子付きでキープ茶を入れてくれるそうです。
京都の宇治に”My茶箱キープ!”なんていうのもお洒落ですね。
平等院北門に入る辺り左横にあるの行きやすいお店です。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )