京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




今日は夏越祓えということで京都の各神社では行事が行われている所も多く
茅萱で作られた茅の輪を潜り無病息災が祈願されています。
京都ではこの日に水無月というお菓子を食べる風習がありますが
三角のういろうに小豆がのった形は暑気を払う氷室の氷を表しているそうで
小豆には悪霊払いの意味があります。

長久堂さんではこの氷室の氷を模った御菓子が販売されています。
見た目も涼やかなで、すり蜜(すり琥珀)に大納言が入っもの

甘さと形がとても品の良い御菓子で美味しく、しゃりしゃりとした食感も面白いです。
かわいい金平糖が入った箱入りもありますがバラ売りもしてくれます。
長久堂さんといえば「きぬた」という御菓子が有名
他の求肥餅と詰め合わせたお一人様用のかわいいセット

本店さんは北山ですが河原町オーパ1階の入り口に四条店があります。



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宇治茶を買いに宇治まで行って来ました
全国的に有名な宇治茶は東京など各地で手に入る物が多いですが
今回は宇治で主に販売されているお店をいつくか回ってきました。

まずは宇治橋のたもと橋東詰にお店を構える「通圓」さん
創業は平安時代末永暦元年(1160年)に遡り
日本で最初にお茶商いをした店ともいわれる古い歴史ある老舗です。
茶人通圓(太敬庵通圓政久)さんが庵を開いたのが始まりで
その後代々受け継がれ現在の茶舗に至っているそうです(現在23代目)

鎌倉時代には『通圓』という狂言も作られたそうで
今でも公演が行われることがあるとか・・・
豊臣秀吉の茶会に使われた釣瓶も家宝として残されているそうです。
現在の建物は茶屋の部分は平成になって建てられた物ですが
古い部分は寛文12年(1672年)の建物で
伊藤博文さんも訪れたことがあるとか・・・
さて、新茶を頂いてきました。
煎茶は「宇治橋三之間」と「あおい」と「あさかぜ」の3種が並んでいましたが
今年は「あおい」によく甘味が出たということでそちらを購入。
50g1050円とお値段もお手頃でした。

通販は行っていますが店舗はこちらのみです。
お茶の他には『茶だんご』も有名、茶房で頂くこともできます。



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「紫野和久傳」さん堺町店2階の茶菓席で『西湖』を頂きました。
入り口を入ると1階は商品を扱う店舗その奥は料亭室町和久傳さん
そして2階が甘味処の茶菓席になっています。
テーブル席とソファー席があり、シックな木目調の落ち着いた雰囲気

まずは温かいお茶と黒豆が出されます。

お抹茶セットを頂きました。

小さい器に入った胡桃糖も付いてきます。
「西湖」というお菓子は2枚の笹の葉の中に蓮根の粉と和三盆に
蜜を加え練り上げて蒸したものが入っています。

もちもちとした食感がわらび餅とは少し違い
ねっとり、とろりとしているのが独特です。
和三盆の品の良い甘さが特徴で爽やかな美味しさが癖になります。
夏は冷やして頂きますが、これを温めても美味しいのだでそうです

最後には素敵なグラスに入った冷たいお茶も出されます。
「西湖」は京都では駅のJR京都伊勢丹さん
東京では銀座松屋さん新宿伊勢丹さん玉川高島屋さんでも購入可



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京料理「やまの」さんでお昼を頂いた帰りに
同じく竹屋町通にある近くの「欧風堂」さんへ寄ってみました。
創業50年周年を迎える老舗の洋菓子屋さんです。
外装も店内もクラシックで素敵な雰囲気
人気商品は「ワッフル」、ふわふわのスポンジで
カスタードクリームをくるんだご自慢の洋菓子
よく雑誌等にも紹介されています。

店舗のみの販売ですがケーキと違い崩れにくいので
ちょっとしたおもたせにも良い商品です。
反対側から撮ってしまいましたが
ワッフル生地にはちゃんと”OUFUDO”さんのロゴが入っています。
とにかくあっさりしているので何個でもいけちゃう美味しさ

もうひとつの看板商品「バームクーヘン」
一層ずつ丁寧に手焼きで焼き上げられるそうで
1本焼くには約1時間かかるそうです

しっかりとした生地の外側にはアプリコットジャムとホンザンがかけられ
程よい歯ごたえと品の良い甘さが美味しいバームです。
店内にはプレーンなバームクーヘンの他に
柔らかバームや抹茶バームなどもあります。
こちらも甘さ控えめででした。

サブレやクッキー、リーフパイなども美味しそうです。
特にリーフパイが気になるのでまた買いに行ってみたいと思います



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御所の近く竹屋町通室町東入るにお店を構える京料理「やまの」さん
地下鉄丸太町駅からも徒歩2分というアクセルの良い場所にあります
暖簾をくぐり店内に入ると奥には左手にカウンター、反対側にはテーブル席
更に奥には小上がりの半個室のお座敷があります。

こちらは仕出しもされているということでお料理には定評があり
特にお弁当などが充実しています。

月ごとに変わる今月のおすすめ
6月は末まで「紫陽花弁当」を楽しむことができます。

さて、実は秘密にしておきたいところですが・・・
ランチタイムはお得なメニューがあります。
中でも人気の「きまぐれ弁当」は1日20食限定
取り肴(焼き物、和え物)茶碗蒸し、御飯、赤だし、漬物の他に
天ぷらやお刺身など4品の中か2品選ぶことができます。

新鮮なお刺身に揚げたてのサクサク天ぷら
これで980円というお値段はかなりな満足度

他にも天丼やうな丼、鉄火丼などがあります。
夜は幕の内御弁当が3千円前後~会席は5千円前後からとリーズナブル
子供さん専用の「子供弁当」なども用意されきめ細かいサービスが伺えます。
お昼を頂いただけでも素材の良さが分かるお店です。



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和菓子司「鶴屋弦月」さんと同じく東福寺門前本町通沿いにお店を構える「上野酒店」さん
明治5年創業の老舗の酒屋さんで、この通りが伏見稲荷へ続く参道であったことから
お店の前には伏水街道と書かれた看板が置かれています。
(銘水百選の一番に選ばれた水処であることから”伏水”を使用)

お店は風情ある格子の趣ある造りです。
店内も歴史を感じる良い雰囲気

天井の梁構造などがそのまま残されていて
店主の方が大事に保存されている様子が伺えます。

そんな趣きある店内に置かれているのは伏水の地酒「伏水街道」
今では珍しい山廃仕込の純米酒です(左側緑の瓶)
山廃仕込とは日本酒の製法の1つで
山卸(やまおろし)といって蒸した米と麹と水を粥状になるまですり潰す
手造りの工程によって作られるお酒で大変時間のかかるものです。

その為、味の方は酒母そのもののアミノ酸組織が高く
濃醇で味の腰が強く、香りも奥行きがあって芳しい為
高級ウイスキーのように水で割っても同じ酒の味がするとか・・・
また酒通の酒とも言われる蔵出しの山廃原酒(右側青の瓶)があり
度数が高くインパクトがありますが濃厚で力強いお酒です。
お酒は重いので持って帰るのがなかなかですが
宅配も通販もしてくれます。

さて、もう1つ昔はよく酒屋さんが配達してくれたお醤油&ソース
上野酒店さんでは厳選の京都ブランドの物が売られています。
ソースは京都の老舗メーカー「ツバメソース」さん
特急ツバメ号が走り始めた昭和5年に創業した事からこの名前が付いたそうです。
普通サイズはもちろん置いてありますがチビソースもあるので
手軽に色々な味がお試しできてお土産にも買いやすいです。

今回頂いたのは『ビフテキソース』と『とんかつソース』
香りの良いビフテキソースは濃厚な味わいの本格ウスターソース
とんかつソースとブレンドしても美味しいそうです。

お醤油は御所西の老舗醤油店「澤井醤油本店」(まるさわ)さん
今でも市内で製造を続ける貴重な醤油屋さんで
上野酒店さんでは創業当時から置かれているそうで
昔は大八車に乗せて配達されて来たそうです
京もろみもあります。

また、ご主人のブログでは酒店さん日々の日記の他
東福寺周辺の観光情報も掲載され天得院さん桔梗の開花情報や
秋には紅葉情報などとても参考になりお勧め



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桔梗の寺「天得院」さんでお抹茶と一緒に出された生菓子が美味しかったので
その和菓子を作られている「鶴屋弦月」(つるやげんげつ)さんへ寄ってみました。
東福寺門前の本町通沿い、駅に向かう途中にお店があります。
古くは九条家や東福寺や泉涌寺の御用達の京菓子司さん

桔梗の生菓子は色といい形といいとても美しく
味も繊細な品の良い甘さで美味

しかし残念なことに、この生菓子は天得院さんのお茶席の為だけに
特別に作られているそうで店舗での販売はないということでした
お店では他の季節の生菓子が売られています。
売り切れることもしばしばで今回は州濱のお菓子「そらまめ」を買って来ました。

鮮やかな緑が見た目も爽やかなお菓子
鶯きなこの美味しさが生きていて
このお店は生菓子だけでなく他のお菓子も美味しいです。
東福寺に来た折にはまた寄らせてもらおうと思います



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通称『桔梗の寺』とも言われている東福寺塔頭寺院「天得院」さん
6月12日から始まった一般公開、桔梗の花が咲きはじめています。

桃山時代に作庭されたと伝わる枯山水
苔に覆われた庭の中に凛と咲く花はとても風情があります。
拝観(300円)とは別にお抹茶も頂けます。
近くの京菓子司「鶴屋弦月」さんの桔梗の生菓子付き(500円)

華頭窓から見る庭

晴れた日よりも曇りか雨の方が一段と雰囲気が良さそうです。
拝観の際に頂ける桔梗柄の団扇、今年はこんな柄でした

夜はライトアップもあります(20:30まで)
6月12日(金)~7月17日(金)まで



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紫陽花の名所に上げられることは少ないですが
「智積院」さんの金堂横や裏には沢山の紫陽花が咲き見事です。

まだ木が小さいものが多いですが何年か経つとかなり立派な苑になると思います。



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智積院さんの桔梗が咲き始めています。
満開になると金堂までの参道の両側が特に見事
これからが見頃になっていくと思います。



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