京都&神楽坂 美味彩花
京都と神楽坂を行ったり来たり、風景などを綴っています。
 




あっという間に2月も終わりですね。 「京の冬の旅」3ヶ所目に訪れたのは相国寺塔頭寺院「林光院」さん
門から見える大きな庭石が印象的で以前から気になっていたお寺です。

冬の旅では初公開で襖絵の虎図は今年のパンフレット表紙にもなっています。
(スタンプラリーで3ヶ所以上回るともらえるオリジナルファイル
薩摩・島津家とのゆかりが深く、墓地には蛤御門の変や
鳥羽伏見の戦いで活躍した薩摩藩士が合葬されています。

お寺らしからぬ建物は滋賀県にあった江戸後期の藩邸を移築したもの
見所は内部の龍虎、蓮、松、牡丹などの水墨画で
一見、猫のように見える大きな虎の襖絵は特にインパクト大!
よく見るとチラリと片目を開けているところが面白い。

こちらは建物内部に入ると庭なども撮影禁止なので
撮ることはできませんが書院南庭の「鶯宿梅」が有名です。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





相国寺の塔頭寺院「豊光院」も普段は門が閉ざされ中を伺うことはできませんが
非公開文化財特別公開「京の冬の旅」で初公開されています。
本堂の床に注がれる優しい冬の日差し・・・
 
豊臣秀吉の追善供養のために創建され、一時衰退しましたが明治期になり再興
鎌倉時代に作られ近年修復された釈迦如来を本尊としてお祀りしています。

方丈南側に広がる庭園。寺宝は足利義稙の肖像画や山岡鉄舟の書など

門から本堂入口まで梅の花が咲いています。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





妙心寺北門前の京料理「萬長」さん、吉田兼好の庵が近くにあったことから名付けられた
「つれづれ弁当」が有名ですが、ランチ限定「四季の昼御膳」や「丸弁当」なども
リーズナブルなお値段で京都らしい味わいが楽しめて

小ぢんまりとした店内ですが落ち着けます。
北門から歩いて直ぐという立地も妙心寺に来た時にはおすすめ!
 

焼き物や煮物、和え物等々、はんなりとした味付けが美味しい。
お出汁の利いたお吸い物が付くのも嬉しい
 

北門を出て前の道を左に2,3軒目で分かりやすい場所です。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





1月から始まっている非公開文化財特別公開「京の冬の旅」、普段公開されない寺院などが特別公開されています。
妙心寺塔頭寺院「東海庵」もその1つで、趣の異なる3つの庭が見所です。
書院南側の庭は直線状に並ぶ大小7つの石と中央の石を軸にした波紋が広がる印象的な枯山水庭園。
 
 
一面に白砂が広がる方丈南庭園は木や石などを一切置かない枯山水庭園で「白露地の庭」と呼ばれ
静まり返ったような清浄感に溢れた庭です。庭園端には棗(なつめ)形の手水鉢が1つ置かれています。

書院西庭「東海一連の庭」は方丈前庭とは対照的で松と3つの築山を備えた緑豊かなな庭園

春日形六角燈籠や橋柱の手水鉢、自然石の一文字手水鉢
麒麟の飾り瓦など見所が多く詰まった庭です。
 
 

煙窓が設けられた屋根や門など各所に設けられた飾り瓦の獅子も
1つ1つに違う趣があり見つけるのも楽しい。
 

広大な敷地の中に多くの塔頭寺院が並ぶ妙心寺、東海庵は南門から入り法堂右隣のお寺です。

時代劇ロケなどにもよく使われる境内は電柱がないのも

玉鳳院開山堂の唐門辺りも時代劇に出てきそうな趣



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





今年は寒い日が続いたため例年よりも梅の開花が遅く、北野天満宮でもやっとちらほらと咲き始めたところです。
梅園の公開は始まっているもののまだ一分咲き?といったところで殆どが蕾。

何年か前に紅梅殿辺りの境内一部が有料ゾーンになり梅園の入口も変更されています。

茶屋でお茶とお菓子を頂くするタイルは以前と変わらず。
外国人観光客の方も入られていましたが気の毒な位まだ咲いていません

やや早咲きの木が少しずつ開花

摂社や末社辺りもちらほら程度

絵馬所前の紅梅は五分咲き位になっています。

本殿裏の早咲きの雲龍梅も三分咲き位です。

良い香を漂わせている蝋梅

このところの気温の上昇で25日の梅花祭まではもう少し咲いてくれると良いですが・・・
全体的には三月に入ってからが見頃かもしれません。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





銀閣寺近くのチョコレートショップ「カカオマジック」さん
カカオビーンズをローストせず48度以上に加熱しない製法で作るローチョコレートお店。
食べるのが恐れ多い(?)ような仏陀の顔を模ったチョコレートは
オーガニックのカカオ豆に有機バターやココナッツシュガー、麻炭を加えたビターチョコ。

普通のチョコレートよりも色もやや黒く甘さも控えめです。
小さ目の一口サイズで食べるのが勿体ないような感じ
ゆっくり味わいながらありがた~く頂きます。w



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





京都発祥とも言われる蒸し寿司、寒い時期だけの限定メニュー
市内で提供するお店は数軒程で各店舗具材や味などに特徴があり美味しさも異なります。

寺町通に店を構える「きし鮓」さんはお寿司屋さんらしい味わいが
注文してから蒸し上げるので少々時間はかかりますが
出来立てのホカホカのお寿司が美味しい!
 

蓋を開けるとイカに穴子、椎茸に錦糸玉子、枝豆と彩も綺麗~
中の酢飯には焼いた鱧の皮も隠し味に入っているそうで味も丁度良い
食べ進めると上にのったイカが意外とアクセントになっています。
 

蟹などがのったにぎりも

京都の電気街と言われる四条通から南の寺町通
昔ながらの電気屋さんありの、スーパーやコンビニありの、TUTAYAありの生活感充実ストリート。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )





今年もあっという間に立春です。気温は低いですが晴れて穏やかな陽気。

清水寺は50年に一度の大修復が進んでいて
本堂や西門などは工事幕がかかっています(拝観は可)

仁王門前の一対の狛犬は阿吽ならぬ両方が口を開けた形の「阿阿の狛犬」で
清水寺の七不思議の1つにも数えられています。
戦後作られたこの狛犬は比較的新しいもので
普通は阿吽の阿は森羅万象の始まりを表し、吽は終わりを意味しますが
両方阿ということは全てがはじまりという意味が込められているのかも?
(お釈迦様の教えを世にしらしめるという説もあり)
 
清水寺境内にある2軒の茶屋「舌切茶屋」と「忠僕茶屋」
両方共、幕末のできごとに由来しています。

忠僕茶屋は幕末の成就院住職・月照が尊皇攘夷運動をおこし西郷隆盛と薩摩に逃げたのち
入水自殺をとげた後も墓守を続けた大槻重助の忠義がみとめられ茶屋の営業を許された店。
舌切茶屋は月照を守り、安政の大獄で捕えられた近藤正慎が獄中で舌を噛み切り自害した
その妻子が境内で茶屋の営業を許されるようになったそうです。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )