ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

12月19日の釣り

2011-12-26 05:00:00 | 田舎
12月は朔日に西成ツアーなるディープな飲み屋巡りをするというので出勤し、第2週は水曜日だけ休んで、年末に2日間出勤しようと当初は考えていました。ところが11月の半ば阿野木の磯場で釣りをしていた時、会社から電話がかかり「忘年会を12月の16日にやりたいんですが、どうですか」と聞かれました。そんなもの私がダメと言ったら変更になるとは思われないし(ひょっとしたらなるのかも知れませんが)、「いいんじゃないですか」と応えておきました。そうなると16日は出勤しなくてはなりません。11日の日曜日が今年最後のソフトボールの練習だったので、練習を終えて2週間串本に来ようと思っていた思惑が外れてしまいます。

若い時なら3日間でもあれば、すっ飛んで来て釣りをしたとは思うのですが、月曜に来て木曜に帰るなんてとんでもない、往復に1万円以上かかることが苦しい経済上の理由もあるにせよ、第3週は月曜から木曜まで家でダラダラ、勿論年賀状作りには手を出しながら過ごしたのでした。

では忘年会の翌日、すぐに家を出たのかと言うとそうでもなく、ダラダラと過ごす癖がついてしまったのでしょうか、とうとう日曜日になってしまい、それも11時前に家を出る始末、難波まで出て買い物をしUターンして家の前を通過したのが11時半ごろ、湾岸線を走って阪和道に入り、印南のサービスエリアで1時前になったので昼食をとったのでした。

今回はいつも寄る『よってって』には寄らず、釣り道具を買いに『ベイマルチョー』へ、釣り針やオモリの小物を買おうと思ってたのに、人生最後のボーナスが入って気が緩んだのか、「長いこと竿買ってないし(そんなことはない、時々買っていた)、きっとこれが最後や」と清水の舞台から飛び降りる気持ちで25000円もする竿を買ったのでした。25000円が高いのか安いのか、それはその人の経済感覚でしょうが、値段の高い竿を持ったからと言って魚が釣れるわけではありません。きっと操作性がいいのでしょうが、それだけのことなら、もしお金があったとしても5万も6万もする、ましてや10万円もするような竿を買おうとは思わないのです。

             

さて翌月曜になって釣りに出かけるのですが、忘れ物の無いようにと準備を重ね、家を出たのが10時前、大島漁港に着いたのが11時ごろでした。まぁ様子見なつもりで来たので気合が入っていたわけではありません。いつもの場所にはあのオヤジは居ませんでしたが、別の夫婦らしき二人連れが座っていました。

風も無くポカポカと暖かい日差しが射しています。波止場では相変わらずネコのお出迎えです。

             

そしてサギもエサをくれと待っています。でもなかなか魚は釣れません。グレの姿はY下君と来た頃よりずっと多く見えています。

先端ではアジ釣りの人が忙しそうに釣っています。今でもアジがバンバン釣れています。

             

ヒョコヒョコするアタリがなかなか合せられず、ムリに合せるとハリからエサが落ちて、ムザムザ魚にエサをくれてやるような気持ちでウキを見つめています。私にすればやっと、魚にすれば運悪くなのでしょうが、掛かったバカな魚はアジでした。

             

アジ釣りに来たわけではないのでキープせず、待っているサギの方へ投げてやると足許覚束ない千鳥足でサギが歩いて来ます。サギは歩くのが下手糞です。魚を銜えるのも下手糞です。飲み込むところを撮ろうとカメラを構えていると、停泊中の安全な船の上に飛んで行ってしまいました。アジを貰ったのに・・・礼儀知らずのサギ野郎です。

             

何の魚も持ち帰れなかったこの日、夕食は古谷魚店でと思っていたのに・・・6時前になって古谷のおっさんから電話、「鍋するからおいでよぉ」と言うのです。そんな時間に急に言われても行けませんよ、準備してなかったら・・・18時11分・紀伊姫発の電車に乗れませんやん。いやはや準備をしてたから良かったものの、紀伊姫発の電車は19時台には無いのですよ。

             

店に着いて用意万端のお皿に盛られたのは、見た瞬間にハタ系のものと解る代物、おっさん曰く「幻の魚やでぇ」、クエとでも言いたいのでしょうが、クエにしては小さいですね。

船を持ってるという大阪の人と一緒に食べたのですが、その人が釣ってきたというカツオも結構美味しかった。この店によく来るのかと尋ねたら「初めて」だと言う。たまたまかも知れませんが、初めての人にクエを振舞うとはエライ度量ですな、古谷のおっさんは。

月曜なので客は来ないかと思っていたら、神戸から来たという若い男女二人連れが入店してきたので、3人では食べきれないほどある『クエ』を賞味していただきました。当にその人たちはラッキーだったんでしょうね。

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