ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

難波屋

2011-07-29 05:00:00 | 大阪にて
浜島の海の風景からガラッと変わってDEEPな街の話題です。

私が最近嵌っている立ち飲み屋、萩之茶屋にある『難波屋(なんばや)』、この萩之茶屋という街でもよく飲み歩いてはいるのですが、近頃は専らこの店の暖簾を潜ります。専らといっても週に1度行くか行かないか程度なのですが・・・

                  

家からなら自転車を用いますが、会社の帰りは地下鉄です。以前は四つ橋線の花園町駅で降りて歩いていたのですが、よくよく考えると御堂筋線の動物園前駅の方が近い。4号階段から出て西へと信号を渡り、チンデンの踏切を越えて次の信号を南へ歩きます。信号のある角を曲がったところにこの紀州街道という標識が建っていました。

紀州街道などと言えばこの道を真っ直ぐ行くと和歌山へ通じていると思いがちですが、この道はすぐに住吉街道と名を変え、住吉大社の前を通り、南下して堺の中心街を貫いていきますが、残念ながら石津川を越える橋が架かっていません。

             

難波屋に辿り着くまでにこの『ほまれ』という飯屋が対面にあり、丼物が350円とやけに安いので、一度食べに入ったことがあります。最初はカツカレーを頼んだのですが、入ってくる人が皆、親子丼を頼んでいたので、次回来た時は親子丼を頼んでみました。以来その親子丼に嵌っています。

             

中を写してはいないのですが、3席ほど2列に学校の教室のように奥に向かって並んでいるといった調子で飯屋にしては雰囲気はありません。でも私としては安くて旨けりゃそれで結構です。

             

この『難波屋』や『ほまれ』は食べログで見つけたのですが、やはり『難波屋』は凄いと思う。毎週水曜日にはジャズのライブがあり、金曜日にも時々ライブがあり、他の日でも練習を行ってる時があるのです。

定例日には飲まない人も聴衆に紛れ込んでいたりします。つまり大概この店にやってくる人達は私も含めて飲むのが目的なのに、演奏を聴くのが目的でやってくる人もおられるということです。御代をどうしているのか知りませんが、一応帽子が廻ってきたので500円玉を放り込んでおいたことがあります。

             

この店のメニューに『難波屋チューハイ』というのがあって、1杯が300円。キンキンに冷やしたグラスと焼酎1合とレモン果汁入りの炭酸水があてがわれます。焼酎は自分で適当にグラスに注いで炭酸で割って飲むという次第、大概2杯は取りますから結局1杯150円という勘定です。このチューハイを3回頼んで、肴を2~3品頼んでも1500円要りませんが、次の朝がやたらとしんどい、どうもあんまり良い焼酎ではないみたいです。

                  

近くには西成警察もあり、防犯上は一応整備されている恰好になっています。

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バーベキュー

2011-07-28 05:00:00 | 
そうこうしているうちにT中君とヴァイオリニストが、買い物を終えて帰ってきました。早速三男を起こして、波止場でバーベキューの開始です。

風がきつくて遮るものが何も無いので、炭を熾すにもまず紙に火が点きません。散々苦労した挙句にやっとのことで炭を熾し、まずイセエビから焼きにかかりました。

             

浜島町のシンボルですから、ここまで来たらからには、やはりイセエビをいただかなければなりません。プリプリして美味しかったですよ。

             

次にアッパ貝と呼ばれる2枚貝、形はヒオウギ貝に似ています。似ているって?調べたらヒオウギ貝のこの地方の呼び名でした。でも大きい!だからなかなか焼けません。

ヒオウギ貝ってもって美しかったと思うけど、大きくなるとこんな色になるのでしょうか?

             

ビールも飲んで、もう昼から車で走ることは出来ません。炭も意外と早く灰になるし、底に入れた水はすぐなくなるし、とにかく忙しいけど、なかなか焼けてくれないのです。

             

傍にある矢取島を見ると若い男女が海水浴に来ています。今は大潮周りの干潮ですが、朝はその辺りは大きな波がザッパーン!と打ち上がっていた所ですよと教えてあげたいけど、声など届くはずもありません。

             

水上スキーを乗り回す人も・・・台風の影響で波が荒いんですけど、どうも気が付いてないようです。

             

違う方もやってきて、岩場で遊んでいます。満潮になるとこの辺りは完全に海の底です。

             

底でも波が揉まれているのでしょう。海の色も砂色になってきています。普段はもっときれいで底も見えるほどだそうです。チョット前にヴァイオリニストさんは1kg以上のタコを釣ったとか、釣れたとか・・・素人でも簡単に連れるぐらいに良く釣れる海だそうですよ。

             

その後、三男は頭が痛いと言い出し、どうも熱中症にかかったらしい。この日の宿『なぶら』で昼から眠りにつきました。夜は三男を省く三人で夕食、ちょっと寂しい夕食になってしまいました。

次の日も少々疲れ気味の三男、運転は私がしなくてはなりません。途中から台風の雨が降ってきて、久し振りの西名阪は前が見えないくらいに降り、懐かしさを味わってるどころではありませんでした。でもまぁ、このブログを書いているのですから、無事には帰って来れてます。

今回の釣行では1回も竿を出さず、何の釣果もありませんでした。浜島でのお話はこれにてお仕舞い。

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夢海道

2011-07-27 05:00:00 | 
さっぱり何も釣れん状況が続くので、三男達も釣りを諦め、何処か観光でもしようということになり、T中君になかなか景色のいいところに連れて行ってもらうことになりました。

3人で2台の車に分乗するのは勿体無い話ですが、何故か1台で行こうということにはなりません。目指したのは塩鹿浜というところ、途中までは私が朝散歩をしていたコースでした。

私が目指した浜を越え、トンネルを一つ越して、暫く行くと最初の写真の垂れ幕のある側道に入ります。何台かの先客がありましたが、混んでいるわけではありません。

             

台風の影響なのか凄い波、浜島港の先端でも少し波がありましたが、ここの波はなかなかのものです。ハワイとまではいかなくても、サーフィンが出来そう、実はこの海に二人サーフィンをしてるような2人連れがいるのですが、写真では見えません。

             

してるようなという表現は、2人連れは波が来てもボードの上に立とうとしないから、ボードにしがみ付いて波が来たら喜んでいるだけのようなのです。ここからは表情は見えませんがね。

車の後ろで佇んでいる2人は、私たちの仲間ではありません、先客です。




あまりに波が印象的だったので、動画を撮っておきました。

このデジカメ、撮ってる途中でズームできないのが欠点です。

             

波ばっかり見てはいられないので早々に帰って、一旦今夜の宿に荷物を預けます。宿は最初釣りをした場所のすぐ近く、海ほおずきのほぼ前でした。

T中君はヴァイオリニストである彼女を迎えに行き、昼は波止場でバーベキューをするので買い物をしてきてくれます。三男は運転の疲れか暫く眠るということで、私は再び散策です。

宿の近くに広い駐車場らしきものがありますが、車は1台も停まっていません。

             

何やろ?と思いながら入っていくと、帆船型の観光船が就航しているらしい。釣り座の向かいの御座を経由して英虞湾を観光しながら賢島まで行くようです。1周50分とありますからここまで帰ってくるのでしょう。御座へ行くなら車で英虞湾をずっと迂回して行くよりずっと早いようです。

             

でも料金も書いてないし、やってる雰囲気が感じられません。出船が7時台ですから、今は人がいなくてもいいのかも知れませんが、1周50分で周る船が朝の1度きりしか出航しないのは解せません。

             

車も1台も停まってないのですから、乗って行った客はいないのでしょう。というか、やってないと考えた方が正解でしょうね。

きっとここが乗船場だったんだろうと思います。

             

この乗船場を海側から撮影したもの、客船の乗降場というより、漁港ですよね。

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海ほおずき

2011-07-26 05:00:00 | 
海ほおずきって聞いたことあるけど、何のことか思い出せずにネットで調べてみたら、何と志摩市にあるこの施設が出ていました。けど本当は巻貝の卵のうのことだそうで、植物のほおずきと同じような遊び方をするのだそうです。

民営のものかと思っていたら、市の観光施設だとか、それならタダで中を見せてもらえると思いきや入場料は700円、自動販売機が相手なので取り付くシマがありません。700円も払って遊ぶんじゃなくて、中を見るだけなんて勿体無いから、外から見るだけにしておきました。姫に帰ればタダで自然豊富なタイドプールで遊べます。

             

磯体験施設と書いてありますから、だいたいどういうことをするのか想像がつきます。きっとタイドプールのようなものがあって、その中で遊ぶのでしょう。波が来ないので安全といえば安全ですが、これを以って海だと思ってもらっては余計に危ないですね。

             

曇っているのに朝早くから来られている方もおられます。私達が帰った18日には観光バス2台でやってきた人達もいました。私は始めて知ったのですが、結構有名なのかも知れません。

防波堤などにも書かれていたのですが、磯渡しの船が出るとか、でもこの海の何処に磯があるのだろうと思っています。きっと自然の中にタイドプールが出来るような場所がこの辺りには無いのでしょうね。

             

これは宇気比神社などを巡ってきて、戻ってきたときの様子、ちょっと暗いので分り難いかも知れませんが、建物の左横にブルーシートで覆われたものがものがあるのですが、分りますか?

             

ブルーシートを取っ払うとガメラだったんです。何故こういうものを造ったのか、少し理解に苦しみますが、まぁ客寄せといったところでしょうか。

             

それにしても近寄れないよう柵を施してあります。触られると困るのでしょうか?夜になるとブルーシートを被せているのも納得がいきません。そんなことをする位なら、檻に入れておけばいいだろうと思います。

             

酒蔵のような建物も海の施設には似つかわしくないように思うのですが・・・海の体験施設という発想は良いと思うけど、もう少し外観を考慮して欲しかったように思えてなりません。

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晴れてきた

2011-07-25 05:00:00 | 
1時間ほどの散策を終えて戻ってくると、地元のオイヤンたちの姿はありません。三男達は何も釣れず、それでも根気良く釣りを続けていました。

曇り気味の空も上空は晴れてきて、海の色も心持ちきれいに見えます。

波止で繋がっている前の島は矢取島、私の居るところから南東の方向にあたります。

             

少し広い波止場へ出て辺りを見回りました。こちらは北東の方向、曇っていますが対岸にはカントリークラブなどがあるそうです。対岸といっても陸続き、志摩へ来て船に乗ると今自分が何処にいて、向こうは何処なのか分らなくなります。

先端で釣りをしているプリウスで来ていた人達、滋賀ナンバーだったけどタイガースのシールを貼っていました。

             

北側にある波止場、向こうでも釣りをしている人が数人います。ここの波止場は彼方此方に釣りが出来るところがありますね。

             

ずっと南側へ来て、北向きにカメラを構えます。『かつらぎ』という船が泊まっていました。どう見ても漁船ではありません。海上保安庁の巡視艇なのかも知れません。

この区域でも親子連れの釣り客が何組かいました。

             

こちらは東の方角、台風は南西の方からやってきてるのに、何故か東方面が曇っています。煙っているところは雨が降っているのでしょう。

             

矢取島の前へ船でやってきて釣りをする二人連れ、何を釣りたいのか解りません。ウキをつけてますが、コマセ(寄せ餌)はしていません。

             

矢取島へと繋がる波止、この時間帯が満潮だったので、島との付け根で時折波が波止を越えてきてました。

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宇気比神社

2011-07-22 05:00:00 | 
海沿いの道を歩いていると、観光名所を載せた案内板があり、近辺には『弘法井戸』『鼻かけえびす』『宇気比神社』というのがあるらしいので尋ねてみることにしました。

道沿いにある防潮堤より中に入っていきます。入っていって思ったのは、これじゃ防潮堤の周りに車を停めるわなぁと、家並みの中は道が狭いのです。でも高波が来たらどうするのでしょう、むざむざ潮水に車を晒すわけにはいかないでしょう。

             

防潮堤には開閉式になっている扉がいくつもあり、扉の傍にはこの扉から入れば何があるのかを表記してくれていて、無駄に村落中を歩かなくてもいいようになっています。

『弘法井戸』、扉を入ればすぐにありましたが、後ろに立っている案内板が無ければ絶対にこれとは判りません。しかし、よくもまぁこんなものを名所にしますかって感じ、井戸なら井戸らしく中が見えるようにしていただきたいものです。

             

別の扉から、『鼻かけえびす』と『宇気比神社』が記されていたので入っていきました。すぐにこの鳥居があり、少し階段を登らねばなりません。写真を見ても分るように左方向へも坂になっています。ここがその『鼻かけえびす』だということは分るのですが、階段を登った上にも道があって、歩いてきた道と合流するのならいいのですが、歩いたけど道は途中で無かったでは、戻ってこなければならず、1時から起きている身としてはここはパスしたい気持ちが勝ってしまいました。

             

暫くなだらかな上り道を進み、『宇気比神社』の標識通りに回り込んで行くと、鳥居が見えてきました。上を見ても下を見ても鳥居があるのです。どうやら丘の中段辺りの道を歩いてきたようです。

             

一応拝殿まで登って、写真だけ撮ってきました。ガラス戸の中は畳敷きになっていて、入ることが出来ますが、虫や鳥が入ってくるので閉めておくよう張り紙がしてありました。

敦賀の気比神宮は日本書紀にも出てくる古い神社ですが、同じ気比という字を使っているのですから、何か関連があるのかも知れません。でもあまり歴史を感じさせる神社ではありません。

             

上の鳥居から下の鳥居を見たところ、途中で少し広くなっている場の左から私は入って来たのでした。

             

途中まで降りて、鳥居を見ると大正四年の字が見えます。この鳥居はその年に建立されたのでしょう。上の拝殿はもっと新しいものだと思います。

                  

下の平地まで降りると『宇気比神社』の標柱、これも大正四年と刻まれていました。社務所らしき民家もありました。

             

鳥居の正面にある碑、立派な造りになっているのに、全く気が付かず、通り過ぎてから慌てて戻って撮っておきました。

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浜島町を行く

2011-07-21 05:00:00 | 
海に沿って2車線の道路があり、その奥は民家が並んでいますが、道路と民家を隔てるようにして高さ2m程度の防潮堤が延々と築かれています。

その防潮堤、東南海地震の際に起きる津波に対して有効なのかは疑問の残るところですが、ずらっと描かれたタイル絵はなかなか見応えがありました。

最初にこの絵があった訳ではありませんが、人物を描いたのはこの絵のみ、横に長く描かれていて、どうやらお祭りのようです。イセエビのお神輿を担いでいます。

             

他は皆魚の絵でした。でもなかなかきれいでしょ。これはムツですね。

             

これはネンブツダイか、釣りではエサトリ、雑魚、オジャマ虫のこんな魚でもちゃんと描いてくれています。

             

浜島ってイセエビ王国だったんですね。なのでお祭りにイセエビのお神輿を担いでいたんだ。

             

この地区で困るのは、このように車を無造作にズラッと停めてあること。この辺りでは防潮堤に沿って停めていますが、海側に停めている地区もありました。駐車禁止区域ではないのか、でも車庫代わりに道路に停めるのはいただけません。

撮りたい絵があっても車が邪魔をしていることだってあったんですよ。

   

アジにアオリイカ、アオリイカは初めはコウイカかと思いました。

   

イトヒキアジとマダイですね。

   

ホウボウとガザミ(ワタリガニ)、釣ったらその日は悪い兆候といわれるタカノハダイでしょうか。タカノハなら尻尾にかけて白い斑点があるんですがね。

             

この絵は小さくてカメラに収まりきらんので離れて撮りました。どの絵にもこうやって魚の名前を表記してくれています。カワハギはいいとしてウマヅラのほうは少しかわい過ぎの感があります。

             

タチウオですが、やはり縦になって泳いでいる様を描いているからか、なかなかインパクトがありました。

魚自体だけでなく、バックにも工夫が凝らしてあり、楽しく散策させていただきました。

台風過ぎきらぬ昨朝、台風による雨も降らず、時折少々きつい風が吹き付けますが、JR尼崎駅前ではついにセミの大合唱が始まりました。

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浜島町へ行く

2011-07-20 05:00:00 | 
毎月の第三土・日曜はソフトボールの練習も無く、今回は試合も入ってなかったので完全に三連休、以前から三重県へこのGWにカヌーに乗った三男たちと釣りに行こうと計画していました。

浜島町は三男の友達=T中君の彼女=さるヴァイオリニストの故郷だそうで、タコも簡単に釣れるとか、どんなところか楽しみにしていたのですが、木曜日には台風が発生し日本国に向かってきているという情報が入っていました。

ただ日本国に接近するのは火曜日ごろだと言っていたので、なんとかなるやろと高を括って土曜の夜12時に出発の予定でしたが、起きたら日曜の1時ごろ、少し遅れての出発となってしまいました。          

             

阪神高速から名阪国道に入り、伊勢道を抜けるのですが、夜中だったので何も分りません。名古屋に赴任の頃はよく通った道でしたが、何も見えないので何の感慨もありません。

伊勢道を降りてから1時間近く走り、ようやく浜島町に4時ごろの到着、未だ夜は明けていません。星は全く見えないし、どんよりと雲が覆っているようでした。

私達が波止場に出る頃になると、他の若者たちと共に、地元のオイヤンも集まってきていました。

             

先着のT中君が釣っている横へ三男が入り、投げては煽り、シャクり、リールを巻いていますが、いっこうに何も釣れません。暗くて海の様子も判らないので私はただ見ていました。

そうこうするうちに小雨が降ってきて、釣りに差し障るほどではないにしても、何もしていない私は濡れるだけなので一旦車に戻りました。

             

雨が止んだので戻ってみると、夜も明けて釣りをする人が何をやってるのかが解りだしました。当初私はここでエギングをしているのかとばかり思っていたのですが、地元の人達はジギングをしているのです。投げてはハイスピードで巻いてくるだけ、時々シオ(かんぱちの子)が掛かっていました。

三男達も同じようにジギングを始めていましたが、掛かってくるのは海藻ばかり、私は釣りをしようとする気も無くなって、ちょいと浜島町ってどんなところか散歩に出かけました。

             

波止場に近いところに車を停めたのですが、辺りが明るくなるといろんな建造物が並んでいます。最初に目についたのがB&G(ブルーシー・アンド・グリーン)海洋センターの建物、でも活動をしている様子は窺えません。

次に目を惹いたのは海ほおずきという建物、これは後に紹介することとしましょう。

             

着いたのが夜明け前だったので何処から来たのか分らなかったけど、とにかく海沿いに歩こうと思って砂浜が見える方向へ歩いて行きました。

志摩地方の地形がイマイチ分らない私、浜島町がどの辺りにあって、どう海と向き合ってるのかも調べてません。第一浜島町という名を聞いたのは出発当日になってからのことでした。

ここは外洋(熊野灘)と向き合ってるような感じ、沖のテトラの向こう側に白波が立っています。

             

少し左を向くと沖の方には陸地が見えています。後で調べたら志摩町の御座というところ、海は凪いでいるようにも見えますが、あちらこちらで台風の影響が窺えました。

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グリルうえの

2011-07-19 05:00:00 | 大阪にて
神戸以西で仕事があった頃は、無理矢理湊川まで行って『赤ちゃん』でよくチキンカツを食べていました。1週間に1度は行っていた頃もあって、行けば店の人に「いつものやつ?」と聞かれ、「ハイ」と応えていつものやつが出てくるのでした。

今は尼崎や西宮、川西で仕事をすることが多く、神戸、ましてや新開地・湊川まで行くのはちょっとしんどいし、往復の電車賃もバカになりません。

             

長いことボリュームがあって美味しいチキンカツを食べてないなぁと思いながら、タベログなどを見ていると、『赤ちゃん』と同じように構えの小汚い洋食店が出ていたので、一度寄ってみたのでした。間取りは違うものの、客席は『赤ちゃん』と同じぐらいのもの、13~4人も入るでしょうか。

『赤ちゃん』は男ばかりのムサクルシイ店内ですが、こちらは家族で切り盛り、男はご主人一人で若い娘さんが厨房に入っておられます。

             

『赤ちゃん』には置いてなかった陳列ケースが、ここでは店頭に置いてありますが、これを見たらたぶん入る気は萎れるだろうと思います。

店内で注文すれば、出てくるものは陳列ケースのものとは大違い、量の多さに驚かされます。店内と同じものをケースに陳列すれば客が殺到するので、きっとそれを恐れているのではないかと思ってしまいます。

             

『赤ちゃん』と同じようにライスは別、でも安い。『赤ちゃん』のチキンカツは700円、こちらは550円です。ビール大ビンが夫々550円と450円なので、合計では1250円と1000円で250円の差。『赤ちゃん』に4回行くなら、こちら『グリルうえの』は5回行ける勘定です。

他のものも『グリルうえの』の方がずっと安いし、ハンバーグの量など半端じゃありません。

             

こちらはポテトサラダも付いてるし、レタス・キャベツ・スパゲティの量も多いので、得した気持ちになります。これにライスを付けたら、おそらく私は食べきれないでしょう。

でも『赤ちゃん』のチキンは骨付き、それが美味しいし、カツにかけているソースも『赤ちゃん』の方が旨いと思う。

でも『グリルうえの』は私の家からも行き易いし、今や入店すればご主人がビールのコップをすぐに出してくれるようになりました。

注意です。営業は昼間だけしかやっていません。

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葛井寺 Ⅱ

2011-07-15 05:00:00 | 大阪にて
葛井寺と書いて「ふじいでら」と読める人はなかなかの仏教通なのでしょうね。『葛』は「かずら」で、つたを意味しますが、それを以って藤の花を連想し、「ふじ」と読むのは流石に難しい。

この地より南へ下ると葛城山があり、百済から渡来して麓に住んでいた葛城氏は古代の豪族として有名です。葛井氏も百済から渡来した人達だと知りましたが、今まで読んだ本の中には出てきたことがありませんでした。

             

境内に藤棚が数ヶ所設けられており、昔からあったのかどうか記憶もありませんが、「ふじいでら」の名から設けたのであろうことは疑う余地もありません。季節外れに咲いていた藤の花もありました。

             

昨日の烏枢沙摩閣(うすさまかく)の近くにあった弁天池、残念ながら水蓮の花はありませんが鯉が泳いでいました。

             

近寄るとエサを期待してか、鯉が寄ってきて浮いてきます。

                  

南大門の前にあった『遣唐留学生 井真成(葛井真成) 生誕の地』という碑が建っています。井真成は吉備真備らと同時期に唐に渡り、優秀な官僚として評価されながら、若くして病死、日本国には帰って来れませんでした。勿論このお寺の境内で生まれたという意味で碑が建っているわけではありません。葛井氏がこの地方に多く住み、その下に○成という名前が多かったから、葛井真成だと主張しているわけです。他に井上説もあります。

             

境内にはやたらと祠があり、南無観世音菩薩と書かれた幟が立っています。真言宗なら南無大師遍照金剛と書きそうなものなのに、何故なのか。

             

あまり時間も無いので一つひとつをつぶさには見ていませんが、どうやら西国三十三箇所のお寺を現しているようです。真言宗のお寺ってそういう風にしている所が多いですね。

                  

これなどは大きいので一番札所の青岸渡寺のものかと思ったのですが違いました。

             

こちら西門、駅から歩いて来ると商店街のアーケードを抜けたところにあります。私は南大門から入ったので、この門を出たらお帰りのコースです。

四脚門とも呼ばれ、葛井寺で現存する最古の建造物、秀頼が南大門として建立したものを200年足らず経って、この西門に移し替えたと伝えられています。国の重要文化財です。

             

門外で立っていると、坊さんの絵のTシャツを着た若い坊さんが門を閉ざしてしまいました。時計を見ると丁度5時でした。坊さんが坊さんの絵が描かれたTシャツを着ているのにもビックリしましたが、5時になったらしっかり門を閉じるなんて賃金労働者みたいで、仏教文化も地に落ちたような気もします。

             

賃労働なら契約した時間が来ればさっさと帰ればいい訳ですが、坊さんは賃労働などしてない筈、サラリーマンは時間が来てもなかなか帰ろうともしないのに、坊さんは時間が来ればさっさと門を閉じてしまうなんて、なんだか事象が逆転しているように感じます。時間が来ても帰らないサラリーマンが正しいなどと言っているのではありません。

仕方なく藤井寺の駅までトボトボと歩いて帰ったのでした。

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