ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

今から100年前・1911

2011-12-06 05:00:00 | 大阪にて

仕事に行かない日、大阪の家にいるとさしあたって何もすることがないので、とても手持無沙汰です。そろそろ構想も出来かかっている年賀状でもさっさと作ればいいのですが、これから何が起こるか分からないしという思いから、もう少ししてからとサボタージュを決め込んでいます。

                  

こんな新聞を手にしました。はじめは「なんじゃ?これは」と思ったのですが、映画の宣伝用のもの、コロッとその気にさせられて、この映画を観てきました。2年ぐらい前に舞子で孫文記念館にも行ってることやし、前に『熊谷陣屋』を観た時と同じなんばパークスでの上映、朝9時ごろに当日の上映時間を調べると10:10からとあり、2回目は夕方しかなくネットで予約を入れた後、慌てふためいて出かけて行ったのでした。

ネットではシルバー割引の適用を簡単に受けられます。まだ60歳には達していないのですが、まぁあと二月もしないうちにその齢となるのですから、映画会社の方には少し辛抱をしていただきましょう。1000円で観ることが出来たので、700円のパンフレットも買ったし、入場する際にはビールも買ったので、許していただけることと思います。

             

列強諸国に蝕まれる清朝、その祖国を憂い封建社会を終わらせようと願う人民の先頭に立って闘った孫文、その闘いにおいて清朝を終わらせ、中華民国・初代臨時大統領に就いたその孫文や朝廷没落後の権力の座を狙う袁世凱との確執も描かれ、とても納得のいく映画でした。

主役は孫文の同志で革命同盟軍を率いる黄興役を演じる成龍=ジャッキー・チェン、私より二つ下ですから、彼も更けましたね。私は若いころ観た『プロジェクトA』や『スパルタンX』の印象が強くて、アクション俳優でありながら喜劇俳優だとも思っていたのに、暫らく見ないうちに本格派の俳優に様変わりしていました。

入館した映画館は年配の方がほとんどでしたが、パンフレットの中でもジャッキーが言ってるように、いかなる思いで命を懸けて闘ったのか「若い人に観てもらいたい」ですね。

孫文役を演じたウィンストン・チャオ、彼は他の映画でも随分と孫文の役を演じてきたようです。

             

袁世凱役のスン・チュン、袁世凱という将軍は『蒼穹の昴』や『珍妃の井戸』に出てきた人だと記憶しています。清朝派の将軍ですがかなりのやり手です。

この映画、ジャッキー・チェンの出演100作目だそう、若いころはブルース・リーの『ドラゴン怒りの鉄拳』にもスタントマンとして出演していたんだって、ブルース・リーを観てから、ジャッキー・チェンを観た時は迫力無い奴やなぁと思ったものでしたが、息の長い俳優になったもんだと少し驚き、少し感心しています。

             gooリサーチモニターに登録!