冷たい雨が降った翌日、朝から雲一つない青空です。前回串本に来たのは9月の終わりから10月の初めにかけての頃、その時はこの橋杭岩前で工事をしていることに気が付いていませんでした。いや未だ工事は始まっていなかったのかも知れません。今回やってきた当初も工事には気が付いていませんでしたが、毎日前を通っているうちに「工事してるやん」と気が付いたのでした。
どうやら以前あった土産物屋を解体しているようです。そう言えば土産物屋では誰も買いそうにない貝殻細工などが置かれていて、儲かってるん?と聞きたくなるような、それも同じような店が並んでいるのでした。何か新しい建物が出来るのか、それとも取り壊して駐車場を広くするのか、よく判りません。
だいたい何の工事をしているのかは誰にでも分かるように表示してあるものですが、ぐるっと周りを回っても何の表示もありません。裏に回ってじっと目を凝らしていると、内向きにホワイトボードが置かれていました。遠くて何て書いてあるのかよく読めませんが、カメラで撮っておくと“工事名 串本町地域振興拠点施設新築工事”と書かれているのが分かりました。何処で区切るのか判断しかねますが、駐車場を広げるのではなく、何かを建てるのは間違いなさそうです。
まぁ、おそらく『道の駅』的なものが出来るのでしょうね。すさみのイノブータンランドから南には道の駅はありませんから、一息入れるには丁度良い場所かも知れません。あまり場所も広くは無さそうですが、あまりにも豪華なものは要りませんが、物足り無さを感じさせるものでもいけません。時にはマグロの解体ショーなども企画するのでしょうか?
いっそのこと、奥の食堂もひっくるめて大きなものをドカン!と建てればいいのに・・・ゴールデンウィークともなれば、車が入りきれないぐらいになるほど人気のある橋杭岩、秋の行楽シーズンと言えどもこの日は水曜だったけど、結構車が停まっていて、人は来ていますよ。
遠路はるばるせっかく橋杭岩にやって来たのに一角で工事が行われていたとなると、興が冷める人もおられるでしょうが、ここでの工事を滅多にお目にかかれることは無いと思うと貴重な瞬間に立ち会ったとも言えそうです。