ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

世界で一番やる気のないのは日本人

2008-08-29 05:00:00 | 読書
副題にある『成果主義が破壊した・・・』という文句に惹かれて読んでみたのですが、著者はベンチャー企業の起業家で代表取締役にもなった人でした。

成果主義そのものに労働者の働く意欲=モチベーションの低下の原因を探っているのではなくて、成果主義を運用する上で日本の管理職=マネージャーの資質に問題があると指摘している内容になっています。

まず、アメリカの大手コンサルティング会社・タワーズペリン社が2006年に発表した調査結果では、仕事に対して『非常に意欲的』な日本人は2%しかいないという結果が注目されています。これは調査対象国16カ国中最低で、平均の16%という数字からも大きく離れています。さらに仕事に対して『意欲的でない』人は41%もいて、インド(56%)に次いで高い数字となっています。
日本人は勤勉であるという従来の概念は、今や大きく変わったと言わざるを得ないのでしょうか。

1990年当初、日本の国際競争力は世界一でした。この本の資料では2002年まで載っていますが、その後ずっと右肩下がりで2002年には30位にまで落ち込んでいます。

政府が採ってきた『規制緩和』という競争力を高めるための政策が、逆に競争力を奪う結果になってしまい、今や「企業の不祥事・年間3万人を超える自殺者・ワーキングプア・格差社会・学級崩壊・シャッター商店街」と暗い話題が尽きない日本になっていると訴えています。

著者は勝ち組・負け組がはっきりした競争社会では、日本人はなぜか極端にやる気を失ってしまう傾向があるのではないかと指摘しています。

そこまでは私も同感なのですが、以降は企業の経営サイドからすれば総賃金抑制と労働者の労働意欲を掻きたてると思われた成果主義の何処に問題があったのかという論調に以降変っていきます。

私などは単純・明快に成果主義など止めればいいのだと思ってしまうのですが、少しばかり頭の良い人はそうではないようです。

かいつまんで著者の主張を要約すると、日本の企業あるいは管理者は目標管理というものを理解していない、会社としての計画があり、その達成のために社員一人一人の目標を上部が勝手に考えて(分配して)、社員に押し付けているだけなので、日本の労働者は意欲が湧かないと考えているようです。

欧米ではそのようなことは無く、個々の目標については管理者=マネージャーと自分が何処まで出来るか、会社は何処までやって欲しいかを徹底的に話し合い、合意が出来なければ契約しないというのです。合意が出来ればその分責任を持って仕事をするというわけです。

以降、著者の体験などが長々と語られ、私には自慢しているとしか受け取れない側面が多いのですが、最後の方で少し勉強になることがありました。

それはビジネスの捉え方、私の仕事がビジネスを行っているのかどうかは別として、パッケージ商品をただ並べて売るのではなく、お客様が抱えておられる問題を一緒になって解決していこうというスタンスでビジネスをやっていこうという考え方です。
所謂ソリューションビジネスという考え方ですね。

新しい言葉で『ビジる』と言います=は未だありませんが、日本人にやる気が戻ればそんな言葉も流行るかも知れません。


ただ私が知りたかったのは、世界的(グローバル)なインフレ、及び景気減速が進む中で、総賃金抑制という労働者への負担増に活路を求めるのは、余計に経済が悪化していくのではないかという懸念をどう打ち払っていけるのかということだったのです。

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胡瓜を食べない伝説

2008-08-28 05:00:00 | 田舎
いつだったか、夕食を終えて庭に出ると、ビニール袋に胡瓜が沢山入って置いてありました。

誰かが持ってきてくれたのでしょうが、声ぐらいかけてくれればいいのにと思います。誰にお礼を言っていいのやら判りませんものね。

ところで、姫地区の人は胡瓜を食べないとあるBlogで読んだことがあります。

私は胡瓜やトマト・茄子などの夏野菜が大好きです。

そんな話は寝耳に水やとばかり、親に聞いてみるとそんな事はない、食べるし栽培もしていると言います。

なんやモヤモヤして納得できませんから、チョットばかり調べてみました。

山田風太郎の『魔界転生』で柳生十兵衛が古座川の橋を渡る段があるのですが、その時も不思議に思い調べるのに使った本がありました。

       

古座駅にある観光協会で売っているこの冊子、『古座話し言葉研究サークル』が調査・研究を重ねて作られたのだと思います。

胡瓜を食べないという言い伝えですが、神野川や目津辺り(九龍島の前辺り)では昔は食べなかったといいます。

その訳は、昔都から落ち延びた一人の落武者が、目津の地下(じげ)という所に辿り着き、その地の人の情けで匿われて平穏な日々を送っていたそうですが、突然、落武者狩りの詮議があり、逃げ場を無くした落武者は胡瓜畑に潜んでいたのを見つけられ、乱戦の末首を討ち取られたそうで、地下の人たちは不運な落武者の鎮魂を願い、胡瓜を食べなかったそうです。

もう一つ、伊串にある八坂神社の社紋が胡瓜の切り口に似ている事から、伊串地区でも敗戦前までは胡瓜を食べなかったと記されています。

次が最も信憑性の高い説で、古座では夏祭り(昔は7月15日)が終わるまで胡瓜の漬物は食べなかったそうで、小さくて未成熟なものは美味しいが、勿体ない食べ方になるので、それを戒めるために河内大明神を引っ張り出してきたと説いています。

さてこの話、信じていいものやら・・・あなたは如何に思われます?


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紀伊姫駅

2008-08-27 04:20:00 | 田舎
昨日に続いて姫の駅でのお話。

       

夕方6時頃の撮影です。

実は電車に乗って串本の魚屋の天然魚料理を堪能しに行くのです。
いやいや、飲みに行くだけです。
帰りは9時20分発の普通電車の最終に乗り遅れないようにしなければなりません。

最初の写真、山道や三叉路などの角によく設置されているカーブミラーですね。
しげしげと見ていて話の種になるかと思い、写してみました。

       

これはミラーに写っていたロケーションを実際に古座に向かって撮ったもの、左右が反対になっています。

面白いとばかりに、この写真に写っているもう一つのミラーを撮りました。

       

まるで古座方面に線路が延びていくような錯覚に陥ります。

       

実際に串本方面を撮ると、このようになるのです。
駅舎と山と線路しかありませんから、錯覚もし易いのですね。

この辺りの田圃は稲刈りが始まっていました。

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紀伊姫の風景

2008-08-26 04:00:00 | 田舎
周りの田圃は、今年猪避けの電気柵を設けていません。
スズメの姿も見ないのですが、案山子が突っ立っていました。

       

網まで持って用意周到な案山子です。
毎年お盆を過ぎると稲刈りが始まるのですが、今年は遅いようです。

       

紀勢本線沿いの家、見事に百日紅が咲いています。同じようにハイビスカスなのかチョウセンアサガオなのか判らない花も沢山咲いています。

       

他所の家の庭にモモ?と思ったら、本物のブルドッグでした。
この犬、いつも寝そべっていて、立っているのを見たことがありません。前の道を通ると、目だけこちらを向ける無精者のようです。

       

今年は盆の間中、弘法の湯の沖に客船が停泊していました。
何故こんなところに停泊しているのか、不思議に思っていましたが、理由は解からずじまいでした。

          

紀伊姫駅の傍の花壇です。

       

花壇に咲いている向日葵に似た黄色い花、家の庭にも咲いていましたが名前は判りません。

       

これからが盛りの花と、もう終わってしまったのが混在しています。
よく見ると中心部が赤いのと、全部黄色いのがあります。

       

もう枯れてしまう寸前、松本零士や宮崎駿が描く墜落時の飛行機のプロペラのようです。

       

こうなると無残ですね。早く刈り取ってあげて欲しい気がします。

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紀伊姫の街並み

2008-08-25 05:20:00 | 田舎
2週間の夏休みも終わり、今日から仕事ですが、未だ暫くは田舎の話です。
姫川が注ぎ込むところ=姫の波止、地磯へ降りていくところから西(串本方面)に向かって、旧国道を歩いてみました。

       

まず山側・紀勢本線の線路を越えた所に養春小学校があります。姫・伊串地区の子供達が通う小学校ですが、子供の数も減り合併されるのは間違いありません。

       

『養春』と名づけられた由縁は知りませんが、青春をイメージするには幼すぎます。

モダンな雰囲気ですが、古座町時代に建て替えられそんなに年月も経っていません。合併して無くなるなら税金の無駄使いだったと指摘されても仕方ないでしょう。
門の表札が2つあって、片方に串本町立、もう片方に養春小学校とあるのが田舎らしい。

       

門は堅く閉ざされていますが、すぐ右側からは筒抜けになっていて、それもとても田舎らしい。

       

海林寺へと向かう曲がり角に横断歩道があるのですが、こんな標識がありました。串本町になってから造られたと思います。

       

この横断歩道は私の棲家への曲がり角、ここからも姫川の集落に行けますし、こちらからの方が近いけど、海林寺への道を使った方が少し広いし行き違う車が来ても待避し易いのです。

       

紀伊姫駅近くの風景、お盆の頃は人も増え、停まっている車も多かったけど、それを過ぎればあまり人の気配もありません。

       

姫の駅です。ここからもう少し西へ行くと42号線に合流します。

       

目に付いたのは古い看板、この人は1959年の第1回の日本レコード大賞の受賞者で『黒い花びら』を唄いましたが、すでに故人です。青いペンキがかかっていますが故意なのか悪戯なのか・・・。

       

この人は未だに『水戸黄門』に出てくる女忍者・かげろうお銀役で活躍しています。黄門様の役をされた方はもう幾人かは亡くなっています。お銀が出てくるのは途中からですが、黄門様一行で役者が変わらないのはこの人だけですね。

       

この看板は完全に退色してしまっています。スプライトって未だ売ってるのかな?

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朝の散歩

2008-08-22 06:00:00 | 田舎
今回姫にやって来た頃のお話、バディを朝の散歩に、よく奥の野池まで連れて行きます。

姿は見えませんが、二人バス釣りをしています。池に姿が写っています。

       

この辺り、GWに見に来た時とは様子が違います。
まず、釣りをしている二人にGWに底をさらえたので、バスはおらんやろと教えてあげました。

山側の木々がすっかり無くなり、はげ山になっているところがあります。

       

いや岩盤やから、元々木は生えてなかったのかも知れませんが、柵はしてなかったから、イメージが違うだけなのか・・・何となく道が広くなっているような気がします。

       

池側のガードレールは前からありました。
雨が降ってないので、水量がかなり少ないです。

       

元々通る車は少ない上に、早朝ですから車は全く来ないので、リードは外してあげます。

       

リードを脱着するときは、ちゃんとお座りをするのです。飼い主が教えたわけでもないと思うのですがネ。

       

途中の空き地にガマの穂が沢山生えています。
大阪ではガマの穂なんて滅多に見ることはありません。

       

串付きのウィンナーのようです。

実は過日、午前4時過ぎの真っ暗な時間帯に散歩に連れて行ったのですが、バディは一点を見据えたまま動こうとしません。遠くを見つめていたので促してもっと上に登り、少し広い目のところで遊ばせていましたが、その少し上が気になるようで何度も行こうとします。

で、道から下の暗いからどんなところが判らない所で、又じっと一点を見つめているので懐中電灯を照らしてみると、下から凄く大きな唸り声で吼えられました。犬ではありません。

バディは未だ気になっているようでしたが、危ないので早々に帰りましたが、この小さい犬でも何か動物の気配は敏感に感じているのでしょうね。

2週間の夏休みもそろそろ終わりです。明日は大阪に帰り、明後日1日ゆっくりして、又仕事に励まねばなりません。

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紀伊姫の地磯

2008-08-21 06:20:00 | 田舎
中2君の親父が来た日に、短時間ですが磯もんを拾いに姫の地磯に潜りました。
去年も同時期に潜ったのですが、今年の方が貝は沢山採れました。

私は貝を採らずに、沖磯の方へ泳いで行ったりしてると、なんと40cmオーバーの魚が悠然と泳いでいるのです。

これは釣りをせねばと、翌日カヌーが終わってから上物狙いで磯へ行ってみたのです。

上の写真が磯の全体図です。17日の午後2時ごろの撮影です。

       

こちらは磯の左側、写真中央に大島の先端・樫野が見えています。

       

こちらは磯の右側、写真右端に橋杭岩が見えています。
右手にもっと沖に磯があり、そこへも歩いていけるのですが、釣りが出来る範囲が狭く、大きな魚は期待薄です。

この磯の左側は干潮時2~3時間ぐらいしか、立っていることが出来ません。

            

ご覧のとおりフジツボがギッシリ、大概の時間は海の中に沈んでいます。




まぁここでじっくり磯を観察してくださいね。
危ないので夜釣りは避けましょう。

       

左側の磯の先端部です。これより1m以上深くなります。

この日は木っ端グレばかりでしたが、中2君の親父は2回ほど竿をひん曲げていました。1回は鈎を真ん中から折られていました。鈎はと聞くと、なんと鯛鈎の2号か3号と言います。それはいったい何だったのか・・・謎は私が秋に解く事にしましよう。


もう1回はハリス切れ(本人は1.2号だったと嘯きます)・・・いずれも私が傍にいなかったのでタモを出すことが出来なかったのです。竿が曲がっているのは目撃しています。
確かにデカイ魚が居ることは確認しました。

18日の昼過ぎに一人でもう一度挑戦してみましたが、同じようなコッパが釣れだし、挙句の果てにいくらウキ下を短くしてもウキをモゾモゾするだけのフグの猛攻に遭い、ウンザリでした。

行き易い干潮の時間帯はダメですね。

       

ここから上がると、濡れずに先端まで行けますが、それも短時間のうちです。
行きも帰りも足ぐらいは濡れる覚悟で行くと、少しは長く釣っていられます。

       

バディも構ってやってると機嫌が良いのですが、釣りをしたり潜ったりしてると、キャンキャンと鳴いて、私達を呼ぶのです。
きっと牧羊犬の血で「危ないよ!」と教えてくれていたのかも知れません。

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バディとモモ

2008-08-20 04:40:00 | 田舎
18日、三男がモモを連れてやってきました。

モモとバディは1週間ぶりの対面です。




早速、明神橋で川遊び、バディは泳げるのが判ったけど、モモは泳げるようになったのか?




ちょっと深いところまで無理矢理連れて行かれ、放されるとまぁ余裕で泳ぎますね。でも泳ぐのは好きではないみたいです。




なかなか、仲が良いように見えますね。




モモは必死になって手足でかいていますが、少しは泳げるようになったのかも知れません。
ただ、こんなに力を入れたら余計に泳げなくなるのが解からないのでしょうね。

バディも心配しているようで、近くまで寄っていきます。もし溺れたら助けてあげたのかも知れません。

      

三男が撮ったバディ、上手く撮ったと自画自賛しています。

       

翌19日、飼い主とモモとバディの3ショットです。
実はこれからバディは何処かの家に貰われていくのです。

我が家のマンションではバディはデカ過ぎ、将来を考えると飼えないのです。
私が定年でこの地に住むのであれば飼ってあげるけど、まだ後3年と数ヶ月残っています。

まぁまめに散歩に連れて行ければ、大阪でも飼えないことはないでしょうが、何せ飼い主が不精でなかなか散歩には連れて行かないから、仕方がありません。

この10日ほどずっと面倒を見たけど、賢いバディには私も癒されました。
姫の街角や河内さん・明神橋で出会った子供達には、とっても可愛がられました。

また来年ここに来れればいいのにネ。

ところでモモはと言うと、昨日の川遊びで石と格闘したのがアダになったみたいです。

       

足の裏が血だらけ、痛々しく散歩にも行こうとしません。全く疲れて眠っています。

これに懲りて、ボールや丸い物を見るとムキになる性格を改めて欲しいものです。

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カヌー遊び 何回目?

2008-08-19 05:00:00 | 田舎
今年で何回目になるのでしょう?

中2君は3回目、去年2回乗っているはずです。

       

8月15日、実は私の家に来る人と江住組も含めて早くから20名分予約してあったのですが、江住組の主に孫が出来たので今年は田舎遊びを断念、家の孫も帰ってしまい、中2君の両親もカヌーには乗らんと言い張り、結局のところ私と中2君の二人で出艇です。
中2君の両親も待ってることやし、早く帰れる明神橋の下から乗りました。

乗った早々ポカリを飲む中2君です。

       

今回はカヌーを楽しむというより、如何に早くゴールに到着して、中2君の両親と合流するのかが目標となりました。

       

今年は雨が少なく、古座川の水位も低いので、歩いてカヌーを引っ張らなければならないシーンも多かったはずです。

私も1回カヌーを降りなければならない箇所がありました。後1回難所があったのですが、中2君が先に降りたので引っ張ってもらいました。

でも有る所にはたっぷりと水があります。

       

慣れてくると浅いところも、遠くから見るとカヌーが通れそうな箇所があるのが判るのです。カヌーを如何に降りなくて進めるか、それもカヌー遊びの面白さだと思うのですが、降りて水の中を歩くのも一趣だとも思うのです。

       

川下ばかりを撮ってるとは限りません。カヌーを反転して川上も撮っています。

       

さすがにカヌーの上からはビデオに収めることは困難です。撮りながらパドルを操ることは出来ません。

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和深の大滝 Ⅱ

2008-08-18 04:10:00 | 田舎
中2君の両親がやってくるので、串本駅まで迎えに行く間、和深の大滝を見に行きました。

1度行っているので迷うことはありませんでしたが、随分遠いと感じました。

なにせ42号線を走っている時から、後ろから白いワンボックスカーが2台いつまでも付いて来るので、「こんな田舎の山道を何処へ行くんやろ?」と思っていましたが、後ろの車は私の車の後を走っていては、同じようなことを思っていたのではないかと思います。

       

大滝まで追ってくることはなく、途中で降りて川遊びをしていました。




もちろんバディもついてきています。
ビデオでは写っていませんが、冷たさが心地良いのか、浅いところへは自分から歩いて入っています。

       

今年の南紀地方は雨が降らず、古座川も水位が低下していますが、この滝は前来た時と比べても、あまり変化は無いようです。
足を浸けてみましたが、ここは浅いところでも水は冷たいです。

     

串本駅へ向かうのに林道を走りましたが、見晴らしの良いところに出ました。
中央に見えている島のようなものは潮岬です。

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