徒然写真帳

郡上でX人で始めたブログです。管理人の転居により、下呂、美濃、岐阜、恵那、下呂を経て一宮発のブログに!

ナツツバキ

2024-06-27 21:25:00 | Weblog
 先週のこと、多治見市内の朝の散歩コースを歩いていたところナツツバキの花が沢山落ちていました。
 このナツツバキは植えたものではなく自生しているものと思われます。
 私が今まで見てきた野生のナツツバキはブナ林の中。
 アラカシが自生しているような多治見市内の丘陵地帯でナツツバキがあるなんて想像できなかったので少々驚いたというより、私にとって新たな発見でした。
 というより単なる無知か・・・
 ちなみに自宅の庭にナツツバキが一本あります。
 不適地に植えてしまったためか数年前から衰弱し、今年は上半分が芽吹いていません・・・
 でも枝先に弾力があるので遅霜で芽吹かなかったかもしれないな~と思い何もせずに放置しています。
 8月に入っても芽吹きがなければ上半分が枯死したということで伐ってしまおうと思う一方で、今年は種子をとり適地に植え変えようかとも思っているところです。
 何故かというとナツツバキの花が奇麗だからなんです。
 皆さんがよく知っている平家物語の一節である沙羅双樹(サラソウジュ)の花はナツツバキの花のことだと聞き、本当の沙羅双樹はフタバガキ科の常緑高木であると聞いた時にナツツバキという木の存在を知りました。
 そして実際に山を歩いている時にナツツバキの花を見た時に、これが平家物語で出てくる花なんだと思ったことを思い出します。
 さて、そんなナツツバキなんですが飛騨地方と白山麓の白峰でサルスベリと言われています。
 白峰の名の由来は知りませんが飛騨でサルスベリと言われるのは木肌がサルが滑るほど滑らからだそうです。
 この方言のため飛騨の人がサルスベリの苗が欲しいと入手したところ本当のサルスベリがやってきて「木が違う!」とクレームをついたという事件の話を聞いたことがあります。
 そうです頼んだ人はナツツバキがくると思っていたのです。
 その話を聞いた私は沙羅双樹の話より面白いと思いナツツバキを紹介する時に飛騨でのナツツバキの方言の話をします。
 色々と書き綴りましたがツバキの仲間では大きくなるほうで太い物は直径30㎝を越えてきます。
 大木となったナツツバキが花を咲かせると本当に迫力があって奇麗で山歩きをするときに出会いたい樹木の一つとなっています。(管理人)

 朝の散歩コースに落ちていたナツツバキの花
 

 花の近くをグルリと見まわしたらありました。結構太く立派な個体。何故いまままで気づかなかったと思います
 

 自宅にあるナツツバキの花。
 

 実は上半分が芽吹いていません・・・枯れちゃったかな
 

 一昨年白峰で購入したサルスベリの輪切り。写真を見てもらうと分かるのですがサルスベリと書かれています。
 


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