先日もブログで書きましたが、以前サイクリングで訪ねた飛鳥神社にある三重県に見たクスノキが三重県で3番目に太いクスノキと知り、これを上回るクスノキは、どんな木なんだろう?と思い、三重県の方に一番太いクスノキのことを聞いたら引作の大楠と教えてもらったのが5~6年前。
いつか見に行こうと思っていたのですが、気を逸していました。
随分、時間がかかりましたがついに先日見に行ってきたのです。
尾鷲から自転車を走らせ御浜町まで辿りつき、ミカン畑の道の急な坂を登りやっとの思いで引作の集落にたどり着いたら「引作の大楠」を案内する道標が目につき、もう直ぐだ!と見上げると、とんでもない激坂。これ登れる?なんておもいつつも目前に迫っていると思ったら俄然やる気でてきて、いつもなら押し歩きをしてしまいそうな坂を自転車で登っていたら集落の上に巨大な樹冠が見えてきて自転車を止めます「なんてデカいんだ!」と。
写真を撮り更に自転車を登らせ到着して見上げるとすごい迫力です。
大きな幹が1本折れてしまったということですが、それを感じさせません。
近くに寄ってみると、まさに壁。見上げて写真を撮ろうとしても入りきらない。
ほのかに漂う樟脳の香をかぎながらクスノキを愛でます。
Facebookでは幹回り14.9mとありましたが現地の看板では15.7mとなっています。どっちが正しいのだろう?と一瞬思ったのですがクスノキを前にすると、どうでもいいや!という気分になりました。
明治の頃、南方熊楠が守ろうとした気持ちが分かりました。
巨木には神が宿ると言われますが、まさにそんな神がいるのではないかと思ったら、自然に柏手を打っていました。
そしてお神酒を持っていかなかったことを後悔しました。
これだけの巨木ですが滞在していた時、私以外に誰もおらず独り占めで得した気分でした。
遠くに見える熊野灘を眺めてから自転車を走らせたのですが、名残惜しくて何度も自転車を止め振り返り大楠の存在を確認しながら立ち去りました。
そのあとはどうでもいいや!という気分となり、サイクリングの終着地である熊野市駅まで黙々と自転車を走らせました。(管理人)
看板をみつけ果然やる気が出ました
なんとデカい樹冠!
太い!
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大きな幹が1本折れてしまったということですが、それを感じさせません。
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明治の頃、南方熊楠が守ろうとした気持ちが分かりました。
巨木には神が宿ると言われますが、まさにそんな神がいるのではないかと思ったら、自然に柏手を打っていました。
そしてお神酒を持っていかなかったことを後悔しました。
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遠くに見える熊野灘を眺めてから自転車を走らせたのですが、名残惜しくて何度も自転車を止め振り返り大楠の存在を確認しながら立ち去りました。
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