創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

先頭はマルチメディア

2017-06-25 07:02:58 | Weblog

 おはようございます。

 今朝は雨。お蔭で犬の散歩は不要でした。7時前には投稿できそうです。

 さて、昨日まで次はパソコン事情雑学事典の各章の先頭にあるそれぞれの概要を転記し、コメントしようと思っていました。まず0章が終わった所でした。でも昨日の私の記事を読んで気が変わりました。時間に余裕があったからか、転記の素を変えたいと思いました。

 何故なら0章自体が原稿の初期段階でははじめにの記述だったからです。この0章の内容を紹介し、部分部分に今の感想と当時の想いをコメントしたほうが面白くなるかもしれないと思ったからです。

 その第1節の節名は『マルチメディア時代のパソコンは車社会の車』でした。ださい題名だなとまず感じました。マルチメディアなんて今では死語ではないでしょうか。当時、周囲の同僚や部下はマルチメディアと言う言葉をよく使っていたように覚えています。ナプルプスなどが有望と言われ、NTTもマルチメディアの独自実験を武蔵野の研究所が中心となりしていた時代では。NTTの友人も研究開発評価をしていたようです。

 私はこの言葉は好きでなく、あえて避けていました。集中の思想自体が嫌いだったからです。イメージ処理を集中しては実現化は遅くなると思っていました。もっとも今のスマホやパッドの技術やWebサービスの技術があれば実現は可能かも。それでもアプリやコンテンツサービスに障害があり、一筋縄では行きそうにありませんが。

 当時、私はマルチメディアの言葉を避け、統合処理、イメージ処理、全文検索、知識処理などの表現を使っていたはずです。資料棚を後日漁ってみたくなりました。でも、私は企画のプロだったから、大衆が好きな言葉はマルチメディアだろう、と思って、この言葉を先頭に採用したようです。いい加減な男だから。

 先頭から1節の1段落を転記しようと思いました。何と1行32文字なのに、1段落目は10行。ありすぎ。読んでくれた人は稀でしょう。本を読むのが好きな編集長と著者の組み合わせ、おまけにこの本をとても評価し、新人教育に使おうとしていた中村洋四郎様は私より数段読書家でした。

 彼は私が本を一冊届けただけで、いろいろな本を紹介してくれました。何冊か頂きました。そんな人、だから読むのは何でもなかった。私も1段落は3行程度に抑えるようになりました。3行の言い切りを論旨に積み上げる。合計4段落程度しか読んでもらえない。会社の報告書も。自分が根気なく面倒だから、人のニーズが分かります。

 今日は先頭から3行転記します。『まさに本格的な情報社会が始まりつつあります。パソコンとの正しい接し方を身につけて、効率的に仕事をし、楽しく生きたいものです。そのためには、パソコンの正しい基礎知識が不可欠です。』本の1段落目は後7行も続いています。中身によらず、良ければよいほど難しい。これでは売れません。

 今日はここまでにします。

 

コメント
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