創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

子供も学べる資料館

2016-08-20 07:39:41 | Weblog

 おはようございます。

 ホテルの玄関から出て駐車場を通り、道路に出たらすぐ箱根町役場があり、その駐車場の奥に箱根町立郷土資料館がありました。大きな建物ではありませんが、立派な建物全体が資料館でした。入館料は驚くほど安価、あまり期待はできませんでした。

 受付にシルバーセンター派遣の人のように感じられた男性がいました。静かな、しかも箱根の歴史だけでなく、日本の歴史や地学も良く知っている人でした。いろいろ説明してくれました。資料館全体が学童や園児の見学に適しているように構成されているようです。多分、箱根の学校が団体で見学しているでしょう。子供が自分の地域を学ぶことは将来とても役立つことでしょう。なお、休憩コーナーや特別展示コーナーもあります。幼子を連れた家族も楽しめるでしょう。

 受付に良い人がいると見学は有意義になるし、感性も働きます。この見聞録は鋭い、報告かもしれません。自信があります。特別展示コーナーは江戸時代前までの箱根の歴史が展示されています。昔は海だった箱根が火山活動で隆起し、川の浸食活動で地形ができた地学や、北条氏が滅亡するまでの日本史を子供に分かりやすく、面白く展示されています。今の高校生もこの程度ならついて来れます。先生が地学や戦国時代までの歴史を少しでも知っていれば、中高生も学び合いの材料になるでしょう。要は教える人の心でしょう。

 体験コーナーはゆっくりと箱根を学べる場所になっています。手に触れて箱根を知る箱根の名産の寄木細工を使ったパズルゲームなどがあり、家族連れがテレビの説明などを見ながら遊んでいました。なるほど、寄木細工は並べ替えて模様の変化を楽しむ創造性開発の良いゲームだと思いました。

 なお、ドイツには4種類ほどの色の多様な幾何図形の小片を並べ替えていろいろな形に変える幼児の知育ゲームがあります。今は日本にも同じコンセプトのゲーム器具があるようです。でも、寄木細工を使うともっと模様や色の変化が面白いと私は思いました。寄木細工の模様もパズルですので。商品化は簡単でしょう。

 常設展示が展示のメインです。江戸時代から現代までの箱根の歴史が分かりやすく、15のコーナーに分けられ、展示されています。各コーナーが上手くまとめられ、分かりやすく、どんどん前に進めます。子供も楽しいはずです。各コーナーの壁に、B5,1枚の説明資料がありました。説明者は居なくても、それを読むと簡単に各展示の趣旨が分かります。これも素晴らしいやり方だと思いました。

 常設展示の各コーナーは、江戸時代に箱根七湯の成立から始まって、戦後の復興時代、箱根十七湯と言われる今の箱根の歴史が1ページに上手くまとめられています。1ページの説明資料を1枚ずつ集め、入り口の案内に持って行くと、表紙を付けてくれ、ホチキスで留めてくれました。只でです。びっくりです。

 受付あたりの資料棚には、100円のワンコイン説明資料集もあります。私が買った資料はたまたま棚に在庫なし。でも、隣の町役場に電話したのか、すぐ持ってきてもらえました。私の資料をホチキスで留めてくれているうちに、です。これにもびっくりです。受付のオジサンが町役場の女性事務員をすぐ動かしたのですから。

 なお、厚い学術研究報告書などの、資料もあります。多くは在庫切れでしょう。地震や地質や温泉など、地学が好きな人にはたまらない資料かもしれません。在庫があれば、安価、好きな資料を誰もが簡単に買えるのです。売り切れなら閲覧できます。2階が資料室です。箱根に関するいろいろな資料を誰もが閲覧できるようです。私は図書室は行きませんでしたが、素晴らしいシステムだと思いました。

 今日はここまでにします。

コメント
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