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米沢タクシー観光

2016-08-03 04:06:19 | Weblog

 おはようございます。

 国内旅行の時、最寄り駅から2時間弱ほど、タクシー観光をすることにしています。効率的だからです。着いた観光名所をさっと見るだけで良さそうなら、タクシーを待たせます。ゆっくり見たい美術館や博物館なら、待たせず、お金を支払います。次に行きたい場所まで、タクシー乗り場で、または電話でお願いしタクシーに乗ります。経済的だからです。

 小野川温泉の周辺を散策し、高砂屋をチェックアウト。米沢まで若旦那に送ってもらえました。座席指定の新幹線時刻まで十分に余裕があり、まず1時間のタクシー観光にしました。たまたま1台、駅のタクシー乗り場で客待ちしていました。1時間、名所を案内して欲しい、上杉神社かな、米沢城跡も行きたいな、と運転手さんにお願いしました。

 運転手さんは米沢の歴史にとても詳しい人でした。案内所の人に負けてはいませんでした。彼曰く、上杉家に興味があるなら、まず米澤藩主上杉家廟所は外せない。それから城址公園に行き、駅まで送ろう、と。タクシーに乗らなくても普通の人は歩けるでしょうが、私は坐骨神経痛、妻は膝を痛めていて、歩きは無理なのです。

 私は案内所の男性から仕入れていた知識と、昔、映画で見た忠臣蔵や上杉謙信の話を組み合わせ、いろいろ質問しました。彼は何でも面白く答えてくれました。彼曰く、このような御廟所は日本に二か所しかなく、他には毛利家の御廟所だけだそうです。いつか行ってみたいと思っています。私の祖先を裏切って、家を乗っ取った家の御廟所、まんざら他人とも思えません。(笑)

 運転手さんもでしたが、意外だったのは、米沢の人は吉良上野介がとても優れ者、幕府の時の重鎮に嵌められて、悪人とされてしまった、と思っているようです。なるほど、よく考えてみたら、浅野家と上杉家を喧嘩させ、悪者にして、何れかをとり潰し、その禄高を自分の好きにしたい、幕府の財政の足しにしたい、そんな陰謀があったのか、と思えました。昔から何故か、私は上杉謙信上杉鷹山が好きでした。上杉家の御廟に訪れられて、鷹山のいろいろな言葉や施策や実績の跡をたどり、上杉家の歴史にも虚実があったことを知りました。歴史も虚実同根です。歴史の勉強は人生を豊かにしてくれるでしょう。

 御廟に到着。運転手さんは一緒に御廟に入り、ゆっくりと、いろいろ説明してくれました。いや面白いのなんのって。面白いと感じられるのは知識、知識は財産です。お金以上の財産でしょう。知識は知識の財産をさらに得られます。学校の勉強は、旅行を楽しむ基礎手段でしょう。

 見ただけでは、分からない、代々のお殿様のお墓の違い、各時代の一人一人の御霊屋の違い、違いが生む耐久年数の違いなどなど、タクシー運転手さんの説明は確かに面白いです。しかし、その説明に興味を持てるかは知識次第です。私は会社経験もあり、藩の財政状況すら伺い知ることができました。私にとって温泉見学旅行が面白いのは、学校の基礎知識があり、社会に出ていろいろ経験しているからでしょう。

 歴史に興味がある人には本当に面白い町です。でも、ぼけ老人は上手く説明できず、間違ったことを書きかねません。ぜひ皆さんも米沢のタクシー観光をしてください。情報は足で稼ぐものですし。

 今日はここまでにします。

コメント
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