創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

情報実践教育の効果

2010-01-27 07:29:02 | Weblog
おはようございます。

 富士通元取締役中村さんや山梨大学副学長黒澤さんの教えのように、俗の中に誠あり、毎日の行動が一番大切、背負っている子供に教えられ、教えることは学ぶこと、です。当たり前かもしれません。専門家として必要な能力は、人に対して持っている温かさが1位。2位は直観力、3番目は推理力、4番目が専門知識。心が一番大切と誰もが言います。反対できる人はいないでしょう。どうすれば心を鍛えられるか、私は真剣に考えています。それが商品企画の習性であり、法則があれば、プロセスと具体策を考えてしまうからです。

 心が大切だと、あらゆる法則やモデルが論語に書かれています。なお、私はモデルと言う言葉を極めて広い意味で使っています。美人のモデルから、システム開発のモデル、また、ニュートンの方程式や波動方程式もモデルと考えています。私のモデルの意味を、自分も深く考えたことはありませんでしたが、「思考を手助けする、分かりやすい表現」をモデルと言っています。正しいかどうかは知りません。今まで、心を磨くモデルを考えたことはありませんでした。最近、情報教育に深入りし、この領域でもモデルを考えています。

 部活動は心を磨くよい手段です。小学生、中学校の低学年なら、最善の手段でしょう。経験から信じています。しかし、イチローや石川選手は別ですが、高校3年生や大学生になると、部活動では限界に至る人がほとんどです。運動能力や芸術能力で食っていける人は稀です。道を急に変えても、なかなか上達できません。上達しなければ面白くありません。いい加減になり、ますます上達せず、プロに近づけません。悪いサイクルです。心も乱れます。ますます成果は出ません。

 私は負んぶをした子供から教えられることが一番有効と考えています。何故なら、今までたくさんの若者を背負ってきたつもりですが、背負った本人はたくさん学べましたが、背負われた人たちは学べたのかはなはだ疑問だからです。背負わなかった方が良かった割合は50%以上、すなわち、背負っても背負わなくても、相手にとって情報量は同じと言うこと。情けない。

 どうしたら生徒さんが他の生徒さんや世の弱者を背負えるのか考えています。このプロセスは難問です。まず、足腰が強くなければ絶対に人は背負えません。昔のウェスタンミュージックの歌詞や、聖書にもあるでしょうが、人生の重みは16トン、です。好き勝手やっても16トン。今は競争社会。3倍の重みはかかっています。力が弱ければ、簡単に押しつぶされてしまいます。良い大学に入っても、良い会社に入っても、です。つぶれたら、諦めて惰性で生きるか、精神状態がおかしくなります。それが今の競争社会でしょう。

 私は競争をなくせと言っているわけではありません。運動会で100メートル競走がなかったら、今の私はありません。勝者も社会に必然、弱者も必然。弱者を背負う勇気は、背負わなければ持てません。勝者は弱者を背負い初めて自分の足腰を鍛えられます。私が情報実践教育に傾注しているのは、情報システムの開発は弱者を背負う仕事だからです。情報システム開発のプロは大衆が使うシステムを定義するからです。学校教育に導入しても問題が一番発生しにくいテーマのように思えるからです。

今日はここまでにします。
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