徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

素性

2014-02-20 14:39:51 | Weblog
 ヤンゴン北部にあるシュエダゴン・パゴタ 多くのバゴダ(仏塔)を訪れたが、最初だったこともあり、ここが一番印象に残っている。ミャンマー仏教の総本山で中心にある黄金の塔は100mを超え、全体に金箔で覆われていて、上部には6000を超える宝石が宝飾に使われているらしい。平日にも関わらず信仰の場として大勢の信者が祈りを捧げていた。

現地のガイドから、バゴダの中はすべて裸足で歩くことを指示され、若干戸惑ってしまった。バゴダを出るたびに、日本から持っていたウエットティッシュで足の裏を吹く羽目になったが、最後はあまり気にならなくなった。

ミャンマーの旅でバゴダの外に興味を持ったのが現地ガイドの「K」さん。理知的で日本についての知識も豊富な女性で、その素性を尋ねてみた。彼女はヤンゴン大学数学専攻の学生の頃、ミャンマーの民主化運動に携わり、その挫折によって学校にも戻れず、まともな職に就くこともできなかったようだ。ANAがミャンマーに就航したのを機に、日本語を勉強し現在の職を得たと言っていた。

華やかな発展とは裏腹に、多くの国民が長い間の闘争で「疲れきっている」とも話していた。でも頑張ってください「K」さん。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿