徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

静寂

2008-01-27 17:33:06 | Weblog
 雪の中を歩いていると、携帯が鳴った。防寒着のポケットから携帯を取り出す。一瞬、夜の会議の件と思ったが、見覚えのない番号である。歩きがながら携帯を耳にあてる。直ぐに解った。元議員の長老である。何事かと思う。

結局、1週間ほど前に私が配った会報の感想である。内政について何点か質問を受けた。流石に状況は熟知しているので、質問も的を得ている。私も雪に足元を取られながらも答える。

1時間近く歩いたので、体が汗ばんでいる。日が傾くと一気に冷気が背中を襲う。立ち止まると途端に汗が引きそうだ。歩きながら10分ほど話した。夏の喧騒が嘘のようだ。私の声も積もった雪に吸い込まれて静寂。

先日は私のHPを見た農水省OBからメールを貰った。財政状況を心配している。

私自身、この状況をどれだけ認識できているのか不安になることがある。多分、国や県の施策を含め嬬恋村をトータルで把握できないと、再生の本質に迫れないのかも知れない。

雪の中を歩く。歩く。

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