徒然にふる里を語る

 一市井の徒として、生まれ育った「ふる里」嬬恋村への思いをつづります。

追悼

2009-09-24 16:37:44 | Weblog
 戦没者慰霊祭と追悼式に出席する。嬬恋村から354人の先達が戦火に散った。私の家も、父親の兄弟3人の内、兄2人がこの大戦で亡くなっている。従って、私には父方の従姉は1人しかいない。この従姉は、伯母が再婚しても姓は変えず、結婚するまで私と同じ姓を名乗っていた。

子供の頃、祖父が時々「何もしてやれない」と嘆いていた。それは私の父親への当てつけでもあっただろうが、誰もがその日を生きるのに忙しく、父親を責める気にはなれない。伯母も何年か前に他界し、従姉とも季節の挨拶程度なのだが、それでも彼女のことは意識の中にある。何といっても父親のたった1人の姪なのだ。

遺族も年々年老いていく。出席者の数も減っているような気がする。遺族会代表の挨拶にもあったが、戦没者の親から兄弟へ、そして私のように兄弟の子へと移っている。私はこのことはしっかり引き継いでいきたいと思う。古びた写真でしか知らないが、伯父2人が戦火に倒れているのだ。

昨日は「八ツ場ダム」で今日は「戦没者追悼式」国家というものを考えると気が重くなる。

「議会報告NO.10」の原稿が出来た。明日、印刷所に入れる。