金魚cafe

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茂山狂言会行ってきました。

2013-11-10 23:25:28 | 狂言
今日はあいにくの雨。

地元に茂山さんの狂言会が行われました。



毎年この季節にいつも来られるので熱心なファンの方もいらっしゃってかなり並んでらっしゃいました。

一度観るとまた行きたくなる、それぐらい茂山さんの狂言は楽しいのです。

半数ぐらいが初めて見に来られた方なので、狂言とはと解説から始まります。

狂言とは室町時代の今でいうところの新喜劇ともいわれております。

昔は外で演じていたので舞台のセットなどなく、小道具も扇などごくわずか、でもそこにあるように見せる「つもり」なのだと。

ユーモアたっぷりにわかりやすく解説してくださるのも茂山家ならでは。

曲目は「縄綯」と「御茶の水」

どんな曲目かといいますと「縄綯」は博打に大負けした主が借金のかたに太郎冠者(自分の家の家来といいますか)を取られてしまいます。

何も知らず借金をした相手の家に向かい自分が借金のかたになったのだと知った太郎冠者は怒ってお使いに行ってくれと言われると脚気だから歩けないと言い、縄を綯えと言われると縄など綯えないと仕事をせずストライキをおこします。

主に文句を言いに行った貸した相手に一度自分のところに戻して太郎冠者の働きぶりを観てほしいといいます。

家に帰れた太郎冠者は喜んでせっせと縄を綯います。

縄を綯いながら連れて行かれたお金を借りた相手の家の悪口を言います。

それを面白おかしく語るところが面白いのです。

それを借りた相手が聞いてしまい怒られるという。

その話の間が面白いのです。

太郎冠者役の茂山千五郎さんが今年の流行の、じぇ、じぇ、じぇ!!!と倍返しだ~~!!とアドリブ入れて場内爆笑。

古典だけれど堅苦しくないところがいいところなのです。

「御茶の水」は寺の住持(住職)に新発意(小僧さん)に山にお茶会につかうお水を汲んでくるように命じますがあ~だこ~だと理由をつけて行きません。

代わりに門前の娘(いちゃ)に汲みに行かせたらよいと言います。

住持はいちゃに水汲みを頼みますが、水くみに暗い山の奥に入っていくので心細いのか小謡を謡いながら歩いていきます。

それがいちゃに好意をもっていて二人っきりになりたい新発意の計略だったのです。

お互いの思いを謡にのせて楽しんでいるところに住持がやってきて怒ります。

新発意も怒られっぱなしではなく、やりかえして取っ組み合いになります。

どちらの味方をすればいいのかおろおろするいちゃ。

どちらの味方をしたのでしょうか。^^

謡いのところはマイクなど音響もなしでホールの端まで声が響きます。

これも毎日大変な稽古をするからこそできるものだと思います。

室町時代にできたものですが、テーマが家庭内のことや仕事の失敗談など今の時代でも通じる身近なものなのでセリフが昔の言葉づかいですが、なんとなくわかります。

もし皆様のお近くで狂言会などありましたら一度観て頂けたらいいなと思います。




超高速参勤交代キャスト

2013-11-10 23:11:52 | 佐々木蔵之介さん
超高速参勤交代の追加キャストが発表されましたね。

旅先案内人の忍・雲隠段蔵を伊原剛志さん、知恵者で口うるさい家老・相馬兼嗣を西村雅彦さん、幕府の老中・松平信祝を陣内孝則さん、刀剣の腕が立つ藩士・荒木源八郎を寺脇康文さん、槍に秀でるが腹も出ている藩士・今村清右衛門を六角精児さん、冷静沈着で理屈好きの藩士・秋山平吾を上地雄輔さん、二刀流の藩士・増田弘忠さん、八代将軍・徳川吉宗を市川猿之助さん、江戸幕府の老中首座・松平輝貞を石橋蓮司さんだそうです。

いつも共演する俳優さんと違う顔ぶれ新鮮です。^^
西村雅彦さん、寺脇康文さん、六角精児さんと並ぶと某刑事ドラマっぽいですが制作にそのTV局がかかわってる??のかな。

なんといっても暴れん坊将軍いや、八代将軍徳川吉宗公が猿之助さんってまあ~~~。

確かに猿之助さん上様顔してます。

時代考証を正確にすると猿之助さんが上様だとちょっと若すぎるんですが(メークで老け役になるのか?)、そこは痛快娯楽時代劇ですから深~く考えず楽しんで観ようと思います。^^