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無事、数え年の60歳。還暦。

2017-02-17 10:18:00 | ノンジャンル
おはよ。

昨日、とうとう還暦となりました。

満59歳。

何とか無事に人生の暦を一巡したと思うと、悲喜こもごもながらありがたいというのが先に立ちます。

いろいろなお方から、お祝いメールもいただきました。

それもまた、ありがたいのでした。


昭和33年2月16日。

今は近くの介護施設にいますばあちゃんが、あたしを産んでくれたんだな。

あたしはどうも、出来の悪い赤ちゃんだったらしく、親を殺すか子を殺すかという判断をは迫られたらしい。

その時に、たまたま運よく、生まれたらしい。

あたしの命は、もともと強いのかもしれない。

ただ、幼いころは病弱で、親には随分と面倒をかけ続けたと、姉たちからも聞いていた。

幼稚園は休んでばかりで、小学校は当時、養護教室という体が弱い子ばかりが集まったところにいた。

あたしの記憶では、いつも居間の布団で寝ていて、未だに天井板のシミを覚えている。

(することがないから、天井の木目やシミを見て、動物に見立てたり人の顔に見立てたり、そんなことをしていたのを覚えています)

小学生も3年生になる頃には、それでも元気になったようで、それ以後は普通になりました。

ただ、それから今までのことを振り返っても、断片的に思い出すのは、悪いことをしたことの方がよく覚えています。

これはあたしの性格なのかよくわかりませんが、実際、イイことをしてこなかったからかもしれない。

10年ほど前に、こんなことを書いている。

・・・

わたくしは ニイミテルトと 名を賜う

わたくしは 父孝士 母友子の子

姉 太佳子 博子 の加護の下の我

幼くは 病床にある 弱き我

弱きゆえ 辻先生と 鮒を釣る

青春は 思い出も 矢のごときなり

なるように なるべくように 跡を継ぎ

確信も無き おぼろなる 夫婦かな

「新美」とは かくもきびしき 家系かな

命削る 吾子の時間と 同調し

生まれ出ず 吾子の初息や 大万歳

水子とて 命なるなり 妻の涙 

過ぎたるは 時と間(はざま)の 重さかな

吾子二十歳(あこはたち) 別の命を 感じおり

父九十 母八十の 穏やかさ

わたくしは わたくし ならし召されたり

・・・

わたくしは ニイミテルトと 名を賜う


・・・

そうして昨日、お陰様で還暦。

父を昨年送り、母は何とか存命で、子供たちもそれぞれに元気そうです。

この頃は、まで生まれました。

姉たちの援助もいただき、あたしは幸せだと信じられます。


とは言え、これ以上の望みはないながらに、人生は楽しみたい。

あたしの命は、それを求めています。

楽しむぜ!


お祝いいただいた皆様、本当に、ありがとうございました。

今後とも、よろしくお付き合いをお願いいたします。


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