ある医療系大学長のつぼやき

鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog

科学立国の危機2025(その1)日本学術会議「日本の研究競争力低下の因果推論」

2024年07月05日 | 科学
 ずいぶん長く、ブログをほったらかしにしていました。最後の記事が2022年の1月で、日本学術会議で講演した内容を紹介しています。この間、特に、体を悪くしたというわけではなく、74歳になった今も、元気に鈴鹿医療科学大学の学長職を務めさせていただいています。
 
 実は、最近2024年4月22日に、日本学術会議で「日本の研究競争力低下の因果推論」というタイトルで講演をさせていただきました。相変わらずのテーマで、何度もお話しするわけですが、これは、日本の研究競争力が未だに回復していないことを意味しています。
 
 2019年に「科学立国の危機」を出版させていただいてから、論文の分析はずっと続けており、私の分析技術も多少ましになっていると思います。2019年の拙著に対しては、単なる相関分析に終わっており因果関係の分析をしていない、とのご批判をいただいていたところですが、そのご批判に応えるべく、今回の学術会議の発表では、「因果推論」をテーマに掲げさせていただきました。
 
 今回の学術会議の発表で、これをほとんどそのまま説明をしていけば、「科学立国の危機」を書き直すことになると思われましたので、「科学立国の危機2025」を執筆するつもりで、これから、ブログに連載をしていきたいと思います。74歳になり、何時くたばるかもわからない齢になりましたので、なんとか、くたばるまでに完成させたいと思っています。
 
 なお日本学術会議で発表したスライド資料は、”X”に挙げておきましたので、一気に見たい人は、先ほどのXの文字をクリックしてそこで見てください。
 
 では、次回からぼちぼちと説明を始めていきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« わが国の研究力低下の要因と... | トップ |   
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

科学」カテゴリの最新記事