心とほんとの会話屋さん

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下、三日にして上を知り、上、三年にして下知らず

2013-12-23 22:08:54 | 本のネタ
 会社などで部下に当たる人は、上司の力力量を三日で見抜きます。
 一方、多くの部下を抱える上司の立場の人は、三年経っても部下の本質を理解できていないということを表した言葉です。

 わたしは会社では部下の立場になることの方が多いので、下、三日にして上を知る!の方に着目してみました。
 相性の問題が含まれる部分はあるでしょうが、三日、仕事を一緒にすれば、その人の価値観・ひらめ度合いなど、ある程度のことを自分なりに判断していました。
 見切りをつけた上司には深入りすることなく、業務上必要になる最低限の関わりしか持ちませんでした。

 一方、数少ない上の立場になったとき、数年一緒に仕事をしていたのにも関わらず、相手から怒りの感情をもらうことがあったことを思いだしました。
 が、怒りの感情をもらえた、過去の部下は、わたしのことを三日で見切りをつけたのでなく、関わりを持ち続けてくれたから、彼の怒りを受け取ることができたことに気付いたのです。

 つまり、部下から本気で関わってもらうためには、最初の三日間で見切りをつけられないことが大切なんですね。
 欧米の優秀なマネージャは、着任早々、自分の価値観を箇条書きで50個ほど伝えるらしいです。
  ①遅刻は、組織としての規律を乱すだけでなく、有限資源である時間をムダにすることなので、絶対にしないこと!
  ②コミュニケーションの基本になる、挨拶を徹底すること
  ③相手の自尊心を傷つけるような発言は慎むこと  等々


 こういう風に各マネージャが大切にしている価値観を明文化して、伝えあえる組織は強固な結束力がありますね。
 心理学では、予防のIメッセージと呼んでおり、不都合な状態にならないように注意喚起することを勧めています。

 あなたの組織では、予防のIメッセージが十分になされていますか?

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