親友とはどんな存在か知りたい方におススメの映画です。

　竹野内豊さん、江口洋介さんらが共演した”人生の約束”をおススメします。

　一緒に会社を立ち上げた２人の男性が、会社が大きくなるにつれ、さらなる拡大を目指す方向性と、立ち止まって何がしたいのかを見つめ直す方向性に分かれてしまいます。

　価値観が合わなくなった（と感じた）竹野内さんが演じた男性は、一緒に立ち上げた仲間のクビを切ったのです。

　そして会社は、残った経営者の独裁になり、赤字決算は許さないだけでなく、猛烈な拡大路線を突っ走ります。

　会社が急拡大すると、さまざまなところに歪みが生まれ、６０億円規模の粉飾決算を出すというお決まりの流れになったのです。

　そんな折、クビを切った仲間が病気で亡くなったことを知り、お焼香に向かい、仲間の旧友たちと触れ合うことを通して、自分自身が大切なものを失っていることに気づき始めるのです。

　ラストシーンでは、クビを切った仲間から愛情たっぷりのメッセージが人づてに返ってくるのです。

　自分を愛してくれる人を愛することは、誰にでもできることでしょう。

　しかし、自分を愛してくれない人を、心の底から信じ、愛することができる人は、どれだけいるのでしょうか？！

　こういう愛情を持てる人は、とても幸せだし、愛情をもらえる人も、とても幸せなことでしょう。


　自分の周囲を見渡し、愛されていないにも関わらず、愛情を注げる人がいるのかどうかを振り返ってみてくださいませ。

　もちろん、自分が愛情を注いでいないにも関わらず、愛情を注いでくれている人の存在に気づくこともお忘れなく！


　本日も最後まで読んで下さり、有難うございます。