座間コミニティー

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

◆心 の 成 熟 度

2015年09月17日 05時35分09秒 | 聖書

あなたは訓戒に意を用い、
知識のことばに耳を傾けよ。    (箴言二三12)
 
聖書を直訳せず、現代の話しことばに分かりやすく言い替えて訳した聖書が、『リビングバイブル』として、世界中で爆発的に読まれ、親しまれています。もとになっている英語版は、私の古い友人、アメリカのケネス・テイラーさんの苦心の作です。そのリビングバイブルによると、このことばを、こんなふうに訳しています。「批判のことばを受け入れるのをこばんではいけない。できるかぎりの助けを、自分のものにせよ」(英訳)。
私が青年のころのことです。今から思うと、若気の至りで、大人の目から見ると危なげな振舞いをしていたのでしょう。私に近しい年長の人が、私についての批判や忠告のことばを、私の尊敬している先生のところに手紙で告発したことがありました。手紙を受けとった先生は、「私はあなたを信頼していますし、そんなことはないと思います。あったとしても賢いあなたのこと、すぐ、そこから離れるでしょう」と言ってきてくださいました。これには感激して、私自身、深く反省し、姿勢を改めました。しかし、その手紙を書いた先輩をなかなかゆるすことができず、私は、彼に近づかなくなりました。そのことは、長い間私の心のしこりとなりました。
しかし、いま思うと、その告発してくれた方を逆うらみする資格も、私にはありませんでした。逆うらみした私の愚かさ・未熟さ・罪深さを、今さらながら思うのです。
「人のことばとしてではなく、神のことばとして受け入れてくれてありがとう」(Ⅰテサロニケ二13参照)と、テサロニケの人々にパウロは書いています。批判のことばを神のことばとして受けとれる。――ここに、人の心の成熟さが表れるのではないでしょうか。
 
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。