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「お着物にさわることでもできれば、きっと直る」

2014年12月30日 16時40分52秒 | 聖書

(マルコ5:28)

12年間の長血を患った生活、どんなに辛く、苦しく、絶望的だった事だろう。
治療のために、自分の全財産を使い果たしていた。
しかし、直るどころか、ますます悪化して行った。
経済的にも、身体的にも、精神的にも、又、当時、長血は「汚れたもの」とされ社会的にも、受け入れられず、人生に何の希望も無かったろう。
この苦しみが、彼女をして真剣に必死に、主を求めさせた。
主の着物にでもさわる事ができれば直ると信じたのだ。
群衆の人混みをかき分け、主の着物にさわった。
すると、主の癒しの力が流れ出て、彼女はすぐにその場で直った。
「きっと直る」と信じ続けていたのだ。
すると主は「だれがさわったのか」と探し、彼女のために面と向かって、関わろうとされた。
彼女は恐れおののいて、主の前に出て、辛さ、苦しみ、悲しみの真実を余すところなく話した。
彼女の病を直したのは、紛れもなく主だが、「娘よ」と呼びかけられ、「あなたの信仰があなたを直した」と言われた。
彼女がこのまま人混みに紛れて、隠れて去り、終わってしまったらどうだろう。
身体は直ったが、それだけだ。
しかし、主は彼女の身体だけでなく、全人格に関わって下さった。
そして、「安心して帰りなさい」と、心にも平安を与え、全人格の救いを与えて下さった。
真剣に一心に主を求める心に、主は向き合って下さる。
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主は求める者に、必ず姿を現して下さる。
お着物にさわることでもできればという主を求めた飢え乾きを忘れず、今日も豊かな主との交わりの中を歩もう。


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