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◆急ぎ足はつまずく

2016年07月23日 07時50分59秒 | 聖書

熱心だけで知識のないのはよくない。
急ぎ足の者はつまずく。       (箴言一九2)
 
人間らしい「ふさわしい生き方」を考える時、一生懸命にまっしぐらに熱心に生きるのも、そんな生き方の一つの姿ではないかと思います。ところが聖書は、「熱心だけで知識のないのはよくない。急ぎ足の者はつまずく」と言います。「よくない」どころか、この箇所は「罪深いこと」とも訳せるのです。
私が長いこと入院していた病院に、病人のシーツ交換を専門にしていた女の方がいました。どんなことがあってもきちんと、病人たちのシーツを真っ白な新しいのと替えないではすまさないという熱心さはすぐ分かりました。しかし、病人がどんなに苦しんでいようが眠っていようがかまわずに、自分の仕事だけはやりたいといった雰囲気もよく伝わってくるのです。熱心だけではよくない、――と思いました。熱心でよくない、もう一つの例は、教育ママゴンでしょう。ほかのことは甘やかし放しで、ただ「勉強しなさい。勉強しなさい」です。
熱心だけで知識がない人は、急いで自分だけのペースで事を運ぼうとします。知識がないというのは、第一に、愛とか喜びとか、平和とか、いやしとか、人生のほんとうの目標とかが分かっていないこと、つきつめていえば、永遠の価値が分かっていないことです。第二に、ほんとうの目標を達成するためには、時間がかかる、プロセスを踏んでいく、忍耐や沈黙や休みがいるということが分からないことです。第三には、ほんとうの目標を達成するためには、親切とか、同情とか寛容とか、つまり愛が一番大切だということが分からないことです。まとめていえば、神の知識と神の知恵がないので、的はずれだということではないでしょうか。
神を知り神の愛をいただくことは、何という人生の奥義でしょうか。
 
 

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