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レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

読書ホテルの挑戦

2025-02-05 02:00:23 | 日記
こんにちは/こんばんは。




ちょっといいムード用ピック
Myndin er eftir Nicolas_J_Leclercq@unsplash_com


前回、読書に関するトピック - というかお正月にワタシがハマっていた警察小説のことをご紹介しました。

すると、以前からこのマイナーブログをよく覗いてくださっている、非常に奇特なつきみさんというご婦人からメイルをいただき、その中で最近日本で現れ始めている「読書ホテル」なるものについて教えていただきました。ありがとうございます。

「読書するためにホテル泊まんの?」と、なんとなく納得のいかないワタシはメイルの中に添えていただいた「読書ホテル」のホームページのリンクをクリックしてみました。

このリンクはつきみさんがサンプルとして添えてくださったものなので、ふたつだけ。もちろん私の実体験からの紹介とかではありません。

ひとつは箱根にある「箱根本箱」ホームページも結構手が込んでいるというか、正直ちょっとわかりにくい。(^-^;  ただ、さすが箱根だけあってちゃんとしたホテルです。

「全室に温泉露天風呂と「あの人の本箱」が付き、それぞれ異なるインテリア。1つとして同じ客室はありません。
大浴場では乳白色の硫黄泉と無⾊透明の美肌の湯、2つの泉質が楽しめます。読書に疲れたらのんびりと温泉へどうぞ。」(HPより)




前回紹介しきれなかった、最近読んだ面白本1 「名探偵の顔が良い」森晶麿
Pic by me


結構豪華な観光地ホテルじゃん! ちなみにレストランやカフェもこの水準のものが備わっているようです。

「『箱根本箱』は、本をテーマにしたインタラクティブ・メディアホテル。けっして本好きな人だけに向けたホテルではありません。
むしろ『あまり本は買わない』『最近は本はご無沙汰だなあ』という人にこそ、ぜひいらしていただきたい、“本と人との出会いの場”です」(HP より)

あまり書きすぎるとホテルの過剰宣伝になってしまいますので控えますが、要は「ホテル業」の中の定番のサービス  -食事、温泉、散歩、観光、マッサージ?等々- の中に「読書」という項目をフォーカスして加えたもののようです。

箱根本箱はこちら

もうひとつは「Lamp Light Books Hotel」 というホテルで、こちらは札幌、名古屋、福岡とみっつのホテルのチェーンのようです。

「『本を読むことは、旅をすることに似ている』なんて言いますよね。だったら、『本の世界を旅するためのホテルがあってもいいのでは』
そう、私たちは考えました。
こだわりの本をとり揃えた1階の本屋さんで、その日の一冊を選び、
読書をするためにつくられたお客様の部屋で夜通し本の世界に没頭してもらう」(HPより)




前回紹介しきれなかった、最近読んだ面白本2 「探偵は教室にいない」「探偵は友人ではない」 川澄浩平
Pic by me


こちらの方が、はじめに私がイメージしたものに近い感じで、二十四時間オープンの書店を備えており、なんというか、宿泊つきの図書館?みたいな感じかな?行ったことないので単なる想像ですが。

Lamp Light Books Hotelはこちら

はじめは奇妙に思えたのですが、よく考えてみると良い着眼点かも。今の私たちの生活って、なかなか読書をしにくいスタイルじゃないですか?PC、スマホ、ネット等々デジタルな情報がまさしく波どころか渦を巻いていますし、そういうのを遮断して読書っていうのは、それこそ決断を要する「行い」になってしまっている気がします。

そうですよね、だからワタシなんぞも「お正月休み」という機会に読書三昧したわけですし... 確かに、振り返ってみると、日々の生活の中で読書する時間は「ない」です。

若い頃は(というのが老人の枕詞だなあ)、自宅が八王子だったので都内への通学・通勤のための電車内での時間が定まった読書時間になっていました(居眠りしない限りは)。片道一時間は十分にあるのでした。今はそういうような時間はないなあ。

基本的に読書好きとそうでもない人っていうのは確かにありますよね。私は読書は好きな方だったと思います、子供の頃から。ポプラ社の「シャーロック・ホームズ・シリーズ」や出版元は忘れましたが、ルパン(ルパン三世ではない)、明智小五郎は小学生時代のお気に入り。何度も繰り返して読みました。

中学になると、岩波新書とかでの「血液型の話し」とか「心理学」「カウンセリング」とかそういう「探偵ものの」の延長にあるようなトピックにハマりました。例外は「赤毛のアン」で、これも結構な巻数を読んだ記憶があります。




前回紹介しきれなかった、最近読んだ面白本3 「本屋さんの名探偵 レジまでの推理」似鳥鶏
Pic by me


まあ、それは私の読書歴みたいなもんですが、今でも読むのは好きですね。ただし日本語でオンリー。仕事では別ですが、余暇の読書は日本語専門です。自慢しなくてもいいか。(^-^;

読書ホテルの話しに戻って、本を読むためにホテルで隔絶された時間を持とう! というのは面白い試みだと思います。でもここでクエスチョン。思いついちゃった。

だったら好きな本何冊か抱えてフツーのホテルに行けばいいじゃん?

( ... ... )      沈黙

確かにそうだけどー ... 周りの雰囲気っていうものも大事かも。自分だけだったら、きっと誘惑に負けて近隣の居酒屋とかに引っ張られるかも。スマホのゲームを開けちゃうかも。

やはり、ここは「読書に来たんだ」という意識付けとその意識をガードしてくれる環境も必要なのではないでしょうか?あとは仲間意識か?まあそれも環境の一部かもしれませんが、「ここには本好きが集まっているんだ」というような特別の繋がり感はあるかもしれませんね。

読書ホテル:まだその将来の発展は雲の中かもしれませんが、新しい試みと開拓精神は応援する価値あると思います。皆さんはどう思われますか?


*これは個人のプライベート・ブログであり、公的なアイスランド社会の広報、観光案内、あるいはアイスランド国民教会のサイトではありません。記載内容に誤りや不十分な情報が含まれることもありますし、述べられている意見はあくまで個人のものですので、ご承知おきください。


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

Church home page: Breidholtskirkja/ International Congregation
Facebook: Toma Toshiki


コメント (6)
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