レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

CHICAGO シカゴ!!

2018-12-16 03:00:00 | 日記
アズヴェンタ(アドヴェント)の第三週です。レイキャビクでは気温はプラスの5-7度くらいを保っていて、寒くはありません。ただストームとミニストームが頻繁にくるパターンのようです。

クリスマスまでの中期予報でも、この天気が続くようなことを言っていました。雨や雪に関しては当てにならない天気予報ですが、多分気温(暖かいとかひどく冷えるとか)に関しては、信頼してもいいのかなあ、という気もします。

とすると、今年は雪なしのRaud jolロイズ・ヨウルになります。ロイズ・ヨウルとは「赤いクリスマス」の意味で、なぜかホワイトクリスマスに対して、雪なしのクリスマスを「赤」で表現するのです。

クリスマス商戦たけなわの巷ですが、今回は全然クリスマスとは関係のないことを書きます。テレビ番組についてです。しかもアメリカの。

アイスランドのテレビは面白くありません。規模が小さいので、自前の番組作りに制限があるのは仕方ありません。そこでゴールデンはイギリスやアメリカからの番組を買って放送しています。

ところが今やiTunesを通して、例えばアメリカで現在放映中の番組をほとんど同じ週に見ることができる世の中ですね。だから、同じアメリカのテレビなら、RUV(アイスランド国営放送)なんぞに頼らずに、自分で見たいものをチョイスした方がはるかにクレバー。

というわけで、私はもう随分前にアイスランドのテレビに背を向けたままになりました。ちなみに私の古アパートの居間にあるサムソン製のテレビは1998年くらいに買ったもの。ブラウン管システムで、デジタル放送化した今はテレビとしては機能しません。

子供達がテレビゲーム用に使っていたので破棄しませんでしたが、その後子供達がゲームを卒業しても、そのままになっています。粗大ゴミを出すのが面倒なのと、時代がかってきてむしろ置物にしておこうか?という気持ちが出てきたためです。

さて、私は洋の東西を問わず「ポリスもの」のファンであることは何回か書いたことがあります。洋ものではやはり特にNYものが好きで、目ぼしいものを漁りながら観ています。

ですが、結構漁り尽くした感があり、今年はLAものもかじったり、Chicagoのものを試したり、となってきました。

それで、この春先からはまっているシリーズがあるのですが、これがただ観ればいいわけではない、観るための努力を必要とするシリーズなのです。


Chicagoを舞台とした物語りの「発展形」?
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というのはこれがひとつのシリーズSeries ではなく、四つ五つのシリーズにまたがるシリーズSeries(複数)だからです。(seriesの複数はseriesesかや?と思って調べたら、いつでもseriesみたいですね。間違ってるかも)

もともとのシリーズはChicago Fireというシカゴの消防隊の話しです。これは2012年に始まり現在7シーズン目。この話しの途中からスピンオフしたのがChcago P.D.というデカもの。2014年に始まり、現在第6シーズン。シカゴらしく?「Dirty cop」がなぜか捜査班のリーダー。

消防、警察とくれば必ず付いてくるのが病院ですね。で、次のスピンオフが2015年スタートのChicago Med。現在第4シーズン。

さらに欲を出したのか、だったら検察も仲間に入れよう、という友情からだったのか2017年に検察もののChicago Justice。残念ながら、柳の下に四匹目のドジョウはおらず、これはワンクールでポシャりました。

この「シカゴもの」の大きな特徴は、メンバーの相互乗り入れがハンパではなく、ほぼ毎回他のシリーズのメンバーが顔を出し合っていることです。

以前にも、例えば「スピンオフ兄弟」が多いCSIやNCIS等のシリーズでは、たまにふたつのシリーズにまたがる話しというものがありましたが、それはやはり「稀」なことでした。

それがこのシカゴものでは、そういう次元ではない「みんなでひとつ」感のある、物語りになっているのです。

さらに付け加えると、NYを舞台にした別のシリーズで、現在第19シーズン目という超人気の「Law&Order SVU」という番組があります。なんとシカゴものは、このSVUともつるんでいて、両者にまたがるストーリーもありました。

正確に言うと、Chicago Fireで発端、続きがChicago P.D.で、そして決着がL&O SVUだったかな?これがアメリカでは同じ週に、それぞれの番組枠で放映されたようです。そのようなことが間々あるのです。




最初のシリーズChicago Fire
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私は今年になってから、このシカゴものに触れました。律儀にシーズン1から観ていますので、今現在でも一昨年あたりの放映分を観ています。それが複雑になってきているのです。Fire, P.D., Medと三つのシリーズを、「放映された順番」に観ていかないと、話しが前後したりしてわからなくなることがあるからです。

これが結構面倒くさいプロセスなんです。ありがたいことにIMDb.comという映画やテレビの専門サイトがあり、そこで検索すると、どのシリーズのどの回が何月何日に放映されたかをチェックすることができます。

で、私はマックのスクリーンにFire、P.D.、それにMDのそれぞれのIMDbのページを同時に開き(みっつのタブで)、「次はこの回」というのを確かめながら観ていくわけです。

単純にFire-P.D.-Medのような機械的ローテーションでは、うまくいかないのです。というのは何かの事情で特番が入ったりして、放映がなかった週などが途中で生じるからです。そこをフォローしないと、話しの前後が入れ替わりかねません。

苦労はしますが、その甲斐はあります。どのシリーズをとっても抜群に面白いからです。時折夜更かしして四エピソードくらい続けて観てしまうことがあります。「六十にしてこれでいいのかや?」という懸念を持ちながら。(^-^;

より楽しむにはChicagoを知る必要もあります。行ったことないし。そこで、買いました。「地球の歩き方」シカゴ編。これを座右に据えると、楽しみもさらに増加。




主役のデカはクリーンではない シカゴ風?
Myndin er ur IMDb.com


ただ、それでもちょっと苦手な時があるのはMedです。やはり病院が舞台ですから、話しが事件性のないドラマであることも多いのです。私はドラマはあまり得意でないのでした。

それに、事故での救急搬送とかで血まみれのシーンや、手術でお腹を開けるシーンなども頻繁にあります。どうも苦手だなあ、ああいうシーンは。十年以上前にERというジョージクルーニーの人気の病院ものがありましたが、あれも苦手でした。 病院のER周辺はストレスが多いです。

このシカゴもの、テレビのショウの形態としては面白い発展ですね。これ以上展開すると、フォローできなくなるので、これくらいでとどめて欲しい気はします。

そうは言っても、消防―警察―病院―検察まで繋がったんだったら、もう一声して教会もくっつけて欲しい気もします。 病院とはもちろんのこと、警察とかも結構繋がりありまっせ、教会は。

NBC様、乞うご英断!!


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori @gmail.com

Home Page: www.toma.is


コメント
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