レイキャビク西街ひとり日誌 (Blog from Iceland)

北の小さな島国アイスランドはレイキャビクの西街からの、男独りブログです。

アイスランド 車事情

2013-08-19 05:00:00 | 日記
車の話しの続きです。前回書きましたように私の車はカローラで、新車にしてはわりと安い200万ちょいで買えました。経済恐慌の前の2006年でしたからね。で、今年七年間のカーローンを返済し終わってめでたくマイカーとなったわけです。

こちらではカーローンは70%までかつ7年間までという7X7規制があります。新車が200万クローネであるなら、60万は自分で用意していかなくてはなりません。私は貧乏人ですので、60万も車のために用意できず、75%をローン建ててもらいました。5%超過。

その場合(75%が限度ですが)、ビーラサムニングル(車契約)という扱いになります。これは車の所有者はローン会社、使用者はその車を買う個人という形式を踏むものです。支払いが終わった時点で(あるいはその少し前に)ローン提供者は当該者がその車を買い取るか、あるいは新しい車に乗り換えるかのお伺いを立てます。

私はこの七年サイクルで新車を回していこう、という計画でいたのですが、あの経済恐慌ですっかり予定が狂ってしまいました。まだ私のカーローンは外貨建てでなかったのが幸運。多くの人が外貨建てローンで足下をすくわれました。(クローナの下落でローンが三倍にもなってしまったのです)

というわけで私の愛車はいつの間にか8年目の古女房になっています。カーマニアでない私ですから、七年間で走行距離はたったの30.000キロ。自動車工のお兄さんが驚いていましたから。

こちらの人は車を良く使います。走行距離の意味で。実例を挙げてみましょう。先ほどネットで適当に見た中古車市場です。

96年型メルセデス:24万キロ走って売値は30万クローネ。
97年型ボルボ:30万キロ走って売値は47万。
2000年型トヨタRV:23万キロ走って売値37万。
2001年型日産アルメラ:14万キロ走って売値35万。

別に特別に撰んだわけではなくて、全てこんな感じなのです。日本の中古車市場のことは全く知らないのですが、20万キロとか30万キロ走った車って売れるものなのでしょうか?しかも相当な価格で。




8年目に入った我が愛車 カローラなのかオーリスなのか?


こういうのを見ると「ギャクに?」ここまで走れるんだ、という見本を見ているようで嬉しくさえなります。それでもそういう車を買おうとは思いませんが。

その関連で見てみると、七年間で3万キロ走行の私のカローラは、多分下取りに出せば良い値がつくかもしれません。それもチラッと考えたのですがネ、なんせ新車の売値一般が大幅アップしてますから、無理だと諦めました。

私の車は買った時にはカローラだったのですが、おそらく日本のオーリスだと思います。少なくとも外観はオーリスです。車は時々中身とボディが違うことがあると聞いたこともあるので、中身はカローラかもしれません。こちらでも最近になってオーリスをオーリスとして売り始めています。

(ちなみにこちらで「年間最も売れた車」になったこともあるヤリスというトヨタの小型車は、日本のヴィッツです)

ネットで調べたところ標準的なオーリスの日本でのメーカー希望価格は171万円。同程度のオーリスは(多少の機能、装備の違いはあるでしょうが)こちらでは337万クローネです。これは約280万円ですから、アイスランドでの方が100万円程度高いということですし。比率にすればほぼ1,5倍強の値段ということですね。

参考のために他の乗用車の小売価格はというと、

ヤリス(ヴィッツ) 263万IKR-
カローラセダン 350万-
プリウス+ 600万-
ランドクルーザー200(トヨタでは最高級車) 2000万-
シビック1.8iVTEC 379万-
アコード2.0iVTEC 469万-
VolvoV40(一番安い車種) 479万-
メルセデス(安い方の乗用車) 5-600万

調べたオーリス以外は、日本での車の価格はほとんど知りません。比べてどうでしょうか?やっぱり高いでしょ?アイスランドでは。(目下、10.000円=12.000アイスランドクローネ相当です)

年数で考えると八年目の古女房のマイカローラちゃん。走行キロではまだまだアイスランド的には序の口です。これからも頑張ってもらわないと。


応援します、若い力。Meet Iceland


藤間/Tomaへのコンタクトは:nishimachihitori アット gmail.com

コメント
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