教えて!TOSHIさん:ブログ版

ライブハウス<T☆ROCKS>のオーナーTOSHIによる、音楽や音楽以外・・のお話!

T☆ROCKS:TOSHI

小田急相模原ライブハウス <T☆ROCKS>のオーナー「TOSHI」です。 音楽の話、音楽以外の話・・などなど色々!HPの 「教えて!TOSHIさん」も更新中! t-rocks@jcom.home.ne.jp

シールド哲学

2018-07-04 | 音楽的アドバイス

かのブッダこと釈尊は言いました。

「例えば楽器と言うのは弦を締めすぎても緩めすぎても良い音はしません。

丁度良く締めて初めてよい音がします。修行も中道を心がけなさい」

 

また、かのアリストテレスも「中庸(ちゅうよう)を取る習慣(エートス)

を心がけることが大切である」

と言っています。

 

どちらも「極端な思想などに走ることなく、バランスの取れた正しい道を

歩みなさい」と言う意味です。

 

皆さんも中道や中庸を心がけていますか?

 

 

え・・・?音楽と何の関係が・・・?。

題名はシールドがどうのとか言ってるけど・・・。

あんまり宗教とか哲学とか興味ないんですけど・・・。

 

はい、ご安心ください。

 

ここからやっと(?)音楽の話になります(笑)。

 

自分は色々なシールドを試して、結局最近はモガミ2524に

落ち着いていたわけなんだけど、なぜかと言うと極端に

音色変化をさせないイメージで尚且つ、音圧もあり、

低域から高域まで一緒に出てくると言うか、例えば高域が

初めに聞こえてあとから低域が聞こえると言うことがないと

感じたから。

近い印象としてはCAJ(カスタムオーディオジャパン)も

そんな感じかと思うけど、音圧やスピード、また少し高級な音にも

なるようなところ(?)はモガミの方が優れていると感じる。

 

”個人の感じ方”なので実際にデータをおこして実証している

わけではないのであくまで”個人の感想”ね。

 

そんなわけでモガミをなるべく使おうと思って楽器から足元のエフェクト、

それからアンプまでモガミで揃えていたわけだ。

まあ、そうは言ってもそんなに鬼のようにEFを使うわけではないので

多少のパッチケーブルって感じになると思うんだけど、ある時ちょっと

気になってある1本をCAJに替えてみた。

 

音が変わる。

 

最近は使っていなかったベルデンに替えてみる。

 

変わる。

 

モンスターケーブル。もちろん変わる。モンスターのROCKと

BASSでも相当違う。ベルデンの9395から8421に変えても当然

劇的に変わる。

 

試しに全部CAJにしてみる。

すんげー変わる。

 

個人的な印象としてCAJはタバコで言うところの”マイルドセブン”、

(現在は”メビウス”か)と同じように考えていて(笑)とにかく

基準になるシールドではないかと思っている。

弦で言えば”ダダリオ”みたいな。

 

で、そのCAJは個人の勝手な考えだけど、ロー、ミッド、ハイともに

一番平均的に出ているのではないかと思っている。

音のスピードはハイミッドが先に出てくるように感じる。

音圧はそれほど感じないかな。とにかく普通って感じ。

 

それに比べるとモガミはクセが無いと言いつつも、ほんの少しローが

膨らみミッドがへこみ綺麗なハイがありハイミッドはやや落ちていて、

全体に音圧がありスピードは速く、全部一緒に出てくるように感じている。

 

これが先に話したように何本も重なると”各一本一本の特徴が強く出てくる

ようになる”と言うのを発見したわけだ(笑)。

 

当たり前っちゃあ当たり前だわな。

そうなんだけど、ここまで如実に音に現れるとは思わなかった。

 

で、その分、アンプのEQやら足元のEFなどで調整すればそれは解決

なんだろうけど、ベースと言う楽器は、素の音が大事だと思うし、

特に自分は歪ませるのも嫌いだし出来ればあまり作りこみたく

ないなと思いちょっとシールドの変化で好みの音に近づけたい思う

ようになった。

 

で、結局何にしたかと言うと、ほぼCAJに替えて、一部にベルデン

8412、あるいはモガミにすると自分好みになったんでこれで行こうかと

思っている。

 

前途した話に無理やりつなげると、つまりはベルデンだけでもクセが

強くなりすぎるし、CAJだけでも味気ないのではないか、一つに

こだわらず色んな物のバランスをとりつつ良い結果を生むように

すればいずれは悟りを開けるのではないかと、かのように偉人は

言っていたわけだね。

 

まあ、そもそも”楽器本来の音とはなんぞや?”って言われると

定義は難しくなるだろうなと思うんだけどね。

 

ブッダもアリストテレスもこんなところで引用されるとは

夢にも思わなかったろな(笑)。