May Jと中森明菜

May Jが随分叩かれている・・・。

実は生で歌っているところを見たことがないので、なぜか

わからなかったんだけど、紅白を”T☆ROCKSカウントダウン鍋”で（笑）

見たんですが、まあ、なんとなくわかった。

みんなの意見は、大体、「うまいんだけど心に響かない」「私を見て見て、

ばかりが鼻につく」「テクニックばかり気にして歌っている」・・・等々。

多分、TVで出始めたのは、カラオケで何点取れるか？みたいな番組なのかな？

それだと、やはり”歌のうまさを数字で競う”みたいな印象になってしまうので、

叩かれやすい状況になるかもね。

 

で、では実際見てみてどうだったのか？

本当に初めてみたし、鍋をしながらだったので真剣に見ていたわけではないけど、

言われてることは確かにわかる。うまくて叩かれるのはかわいそうだけど、まあ、

「私、うまいでしょ？」ってのが顔に出てるってのは、そういう風に見えないこともない。

でも個人的に気になったのは、歌の最後、語尾をスパっと切って歌うクセがあること

かな。かっこいいんだけどね。これあんまりやると気になるね。叩かれるほどでは

ないと思うけど、この辺が「うまいでしょ？」って思っていると勘違いされちゃう原因

なのかな？

もっと尋常でない声量でドッカーンと歌うのかと思っていたら（笑）、そんなでも

なんだね。声量はもちろんあるし、うまいし、声質も綺麗でいいと思うけどね。

もっと小柳ゆきとかSuperflyの人みたいにどうだー！って歌うのかと思った（笑）。

 

それより中森明菜の方が、どうなんだろうって感じだったけどねえ（苦笑

冒頭のしゃべりは友近で、最近は桃井かおりもそんな感じなんだけど、本人が

本人のマネをしてるみたいなね。

まあ、体調が万全でない状態で出ているらしいので、しっかり最後まで歌えて

素晴らしいのだろうけど。

中島みゆきみたいな太くて強い声ではないけど、昔から歌はすごくうまかったよね。

名曲もたくさん。新曲はあんまりいいとは思わなかったけど、難しい曲だし、

キャッチーさに欠ける気もしたけど、かっこいい感じだったね。

 

個人的にデビュー当時から思っていたのは、この人こそ「私を見て見て」オーラが

凄くていつもしっかり演技している感じがしていたんだよねえ。

一時も素に戻らず、カメラの前では表情、手の先まで、全てTV用に演技を

しているように見えていたんだよねえ。それも「私は演技をしていませんよ、いつも

自然体なんですよ」って言う演技。ちょっとキムタクっぽいか？「俺、全然かっこつけてないし、

これが自然なんだよね」って言うかっこつけた演技（笑）。本人にしかわからないけど。

でも、けなしているわけではなくて、そのくらいでいいと思うけどね。みんなそんなもんか。

ファンには「明菜ちゃんは自然体で芸能人っぽくお高くとまっていないから素敵」って

思ってもらえればいいわけだし。

いや、完全に個人的意見ですよ。素晴らしい歌手で、いい曲がたくさんあって、どんな曲も

凄くうまく歌いこなせて、自分の世界を作っちゃう凄いアーティストなのは間違いない。