続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

令和2年今年こそ災害のない平穏な年でありますように

2020年01月04日 | 新年を迎えて
 
 新年2日の水無瀬神宮

皆様新年明けましておめでとうございます。今年もブログをどうぞよろしく。
新年幕開けから米軍によるイラン攻撃など物騒な年始となった。中東情勢の
先行き警戒観から原油価格が急騰、米株式も大幅下落と波乱のスタート。
国内においては相変わらず自民党議員の不祥事ニュースに明け暮れ、通常
国会を待たずに野党による安倍政権に対する追及は激しくなること必至の
情勢である。IRビジネスに絡む国会議員の逮捕に続いて新たに5人もの
国会議員に収賄疑惑が持たれているというからもう政権末期の様相である。

安倍政権や自民議員が起こすスキャンダルは次々と出てくるので森友・加計
事件や桜を見る会事件での核心の部分が解明されない内に又新しい問題を
起こして問題をはぐらかし、事件の風化を狙ってるのかと猜疑心さえ持つ。
森友事件は国有地を不当な廉価で処分し、国民に損害を与えたばかりではなく、
その手続きの過程で政権中枢が不正に加担した事実を隠すために公文書を改ざん
したり、国会で嘘の証言をしたりと正に政権と官僚がグルになって犯した犯罪である。
加計問題も似たような事件で、要は学園グループの岡山理科大が今治市に獣医学部の
新設を実現するに当たって、認可手続きの過程に政権幹部が大きく関与した疑いが
持たれた疑惑事件であるがこれもうやむやにしてしまった。
これら一連の疑惑は為政者自らが民主主義政治の基本をないがしろにするもので断じて
許されるものではない。しかも未だに何一つ真相解明されず、誰も責任を取らないまま
政権が続いている。いったい森友学園の土地や建物の今後はどうするのか、値引き
された8億円の国の損害はどう処置されるのか納税者である国民に説明する責任が
ある筈である。一方加計学園の方はそのまま何のお咎めも無しに新設・運営されて
いるのだろうか。こんな大きな平成のスキャンダルも自然にフェイドアウトするの
を待って許されると考えるのか。

桜を見る会事件に至ってはこれはもう安倍総理自身に対する公私混同、税金の私物化
に対する疑惑であるから総理自身が正直に真実を語る以外に疑惑解明への道はない。
疑惑が持たれる度に「丁寧に説明責任を果たす」というのが総理や官房長官の常套句
になっているが、現実の態度はまわりくどく嘘に嘘を重ねて言い訳しているだけである。
国民が求めているのは簡単なことである。「正直に真実を語れ」これだけである。
1月の通常国会では野党の質問に「逃げることなく真摯に本当のことを嘘偽りなく」
答弁して貰いたい。道徳教育の必要性を説く今の政権の姿を小中学生がどんな思いで
見ているだろうかと想像力を高めて貰いたい。
恐らく世界から不思議な国(先進国でありながら低劣な民主主義国家)だと思われて
いるでのであろう。かつて世界からリスペクトされていた時代のニッポンが懐かしい。





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