アベノミクスの終焉とも思える奇策のマイナス金利政策が裏目に出て円高・株暴落が止まらない。底なしの様相を呈している
世界同時株安の陰であれほど世間を騒がせた甘利事件もとんとニュースにならない。そうかと思えば今度はイクメン宮崎謙介
議員の不倫騒動が出て大事な予算委員会での審議が進まない。甘利事件については日が経つにつれその疑惑は深まるばかりで、
あっせん利得罪は極めて濃厚である。徹底して追及して貰いたい。本人は1時間にも及ぶ弁明記者会見で「自分の美学と政治家としての
矜持に鑑みて大臣を辞職する」といかにも潔い出処進退の様な弁明をしていたが最低でも議員辞職しなければ多くの国民は納得しない。
昨日の国会でのUR幹部に対する民主党議員の追及でも明らかにされていたが秘書の口利きによる再三の補償額上積み要求で
2千万、4千万とアップしていった実態が暴露された。秘書共々本人が国会にて説明責任を果たすべきである。安倍総理にも
任命責任として本人に説明させる義務がある。このままの幕引きは絶対に許せない。URからの補償金の出所は税金である。
宮崎議員の件にしてもひどい話である。論評に値しない低レベルのスキャンダルで恥を知れと言いたい。昨夜の報道でも
後見人だという地元京都の伊吹文明氏が宮崎氏の行為を「何も法に触れることをした訳ではない」としてかばっていたが
法に触れる行為以前に人間として、国民の模範としての国会議員として失格者である。そんな人に議員としてまっとうな
仕事が出来る筈がない。後見人なら厳しく「まだ若いんだからここは議員辞職して出直せ」と諭すのが本筋だと思うが。
ネット上でも「議員歳費で買ったマンションに文書通信交通滞在費を使って愛人と同宿するとはけしからん」という投稿
が寄せられている。正に憤懣やるかたなしである。夏の参院選では政党、候補者本人をよく吟味して選択しなければならない。