続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

一般職の任期付職員の採用に関する条例制定についての審議

2013年02月14日 | 議会での様子

 画像は春遠からじの東大寺公園~若山台方面の遠望

昨日の総務文教常任委員会では先日の2月臨時議会で委員会付託された案件の審議を行った。
この条例は平成14年に制定された「地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律」
に基づき本町においても必要な事項を定めるものです。
本条例は主に高度な専門的知識や経験、優れた見識を有する者(医師や弁護士、幼稚園長、保育士等)
を一定の期間(3~5年)職員として採用し、必要とする業務を遂行してもらうのが目的です。

しかし色々審議している中で単に高度な専門知識を必要とする業務以外にも短期間に終了する
業務や更には短時間勤務の職員もこの任期付職員制度で採用することが網羅されている条例です。
では従来の非常勤の臨時職員の採用とどこが違うのかという点で大きく違うところは給与や処遇
が正職員とほぼ変わらないところです。(短時間勤務の職員は少し違うが)
そういう点では臨時職員とは大きな違いがありますが、期限が最長5年という縛りがあります。
島本町では当面第一幼稚園の園長をこの制度で3月中にも採用したい意向で条例制定を急いだものです。
既に高槻市では弁護士、保健師を、枚方市では保育士をこの制度で採用しているとのことです。

確かに現代においては多様な働き方を求める人がいて、一方では雇用側も採用形態のバリエーション
を拡大して業務や目的に特化した人材を機動的に採用したいというニーズに応える制度かもしれません。
しかし町行政を長期的な展望を持って担う人材の採用、育成が大切であるという点と業務の継続性の
観点からすればこの制度での採用は慎重に運用していただきたい。
又任期中の勤務成績が優秀で有能と認めた人材は任期満了後の新たな採用機会においても一定の考課
をする仕組みなど今後の制度設計に盛り込むようお願いして条例制定には賛成しました。




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