続「とのむら通信」ブログ版

前島本町議会議員・外村敏一(平成29年4月29日付けで引退)
日々の思いや議会傍聴の感想など引き続きお伝えします。

森友学園疑惑事件、徹底解明まで幕引きは許さない。

2017年03月11日 | 憤懣やるかた無し

小学校校舎の右隣は豊中市の公園が整備
(画面をクリックすると拡大します)

本日午後、豊中市立文化芸術センターにて「瑞穂の國小學院」国有地売却疑惑の真相究明を求める市民集会
が行われた。なんと200人以上の人々が押し寄せ、立見席も満杯という状況で入れなかった。腰痛の危険を
回避すべく私は残念ながら会場を後にした。私は近畿市民派議員のメール案内で参加したのでこんなに多くの
市民が参加する集会とは思ってもみなかったのでビックリした。それにしてもこれだけ多くの市民や国民が怒り
を持って注目している疑獄事件は何が何でも徹底した解明がされなければ納税者であるすべての国民は納得しない。
しかも問題の国有地払下げを当時財務省理財局長として担当した人物が現在は国税庁長官に就任していると言う
ではないか。我々庶民納税者にとってはこんなに腹の立つ話がどこにあろうか。税金を払う気など全く失くなる。

集会に先だって問題の現場を視察したが、近くには大学、そして隣は豊中市の公園が整備され、更にその隣には市立
中学校が立地していて整然とした素晴らしいところであった。あのような土地に、しかも国有地に大量のゴミが存在
したなんて俄かには信じがたい話である。地元の人たちもメディアの取材に「あそこは元田んぼでそんなゴミなど
ある筈がない」と言っておられた。私も又誰しも疑うのは「値引きをする口実を作るためにどこかから一定のゴミを
運んで来たのではないか」ということである。第一撤去に8億円近い莫大な費用がかかるというそのゴミの量とそれを
撤去するのに9メートル近くも堀ったとかいう話自体が現実離れしているし、費用の算出根拠も撤去作業自体やったのか
も明白ではない。正に次々と疑惑が浮かぶこの事件、国会の場で堂々と真実を明らかにすべきである。

今回疑惑の中心人物の一人である籠池理事長が認可取り下げを表明したが、こんなことで幕引きをしようなどと考えて
いるとしたら大間違いである。国民の不信感は何も拭い去られていない。むしろ怒りだけが大きくなるだけである。

野党が再三にわたって重要関係人物の参考人招致を迫るも頑なに抵抗する与党自民党幹部や安倍総理の姿は見苦しく
哀れでさえある。参考人招致に反対する理由の「違法性が認められない事案だから」は全く説得力を欠いている。
違法性どころか大いなる不正や政治家の口利きの有無が問われているのだから、疑いの矛先である政府自民党や
財務省の幹部は自ら率先して身の潔白を証明する為にも参考人招致に賛成すべきではないか。参考人招致に反対
している以上政治家の関与が疑われても仕方ない。裁判で言えば状況証拠はもう既に山ほど集まっているのだから。

この際自民党の鴻池参議院議員も参考人招致すべきである。彼の3月1日の会見を見た人の多くが何か不自然な
ものを感じたことでしょう。自分にやましいことが無ければあれほど興奮して、しかも相手を口汚くののしること
はしないでしょう。全く余裕のない小心者の滑稽な演技ではなかったかと思う。あの鴻池氏の会見の後、籠池氏は
「あの会見は全く事実と違う」と自らのホームページで書いているという。ここはどちらが嘘を言っているのか
国会の場ではっきりさせて貰わないと済まない。何れにしてもこの不可解な疑惑事件はメディアも野党も粘り強く
徹底して事実解明に取り組んで欲しい。






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