写真は、勝利打点をたたき出した中田と、
10回11回(最終回)を無失点で抑えた牧田だ。
この試合は、過去のWBCの中でも、死闘と呼ぶにふさわしい試合だった。
現役バリバリのメジャーリーガーを並べる猛打のオランダに対し、
ジャパン投手陣が、1イニング1人~2人の投手をつぎ込んでの継投に次ぐ継投
ちょっとでも良くないなと判断すれば、即座に次の投手が出て投げるという展開。
見ているほうは、毎回ランナーを抱える必死の守りに、手に汗を握り、
0点でしのぎ切る場面の連続に、ガッツポーズを何度も何度も繰り返し、また安堵した。
最後の最後に、キャチャー小林がフライを取ったあの瞬間は、
これ以上できないほどの大きなガッツポーズをして、机に倒れ込んでしまったが、
深夜12時になろうかという時間まで戦った現場の選手たちは、
本当にもう何もかも出し尽くして、燃え尽き果てたかもしれない・・
お立ち台には、上の2人が上がったが、チーム全員が死力を尽くした執念の勝利である。
菊池の超ファインプレーあり、劇的なタイムリーやホームランもあり、
見応えがありすぎるほどの緊迫した名勝負だった
ゲームセットの時まで目が離せず、本当にがっくり疲れ果てたヨ。
プロ野球は、これから開幕だが、ものすごいカンフル剤になったのではなかろうか。
野球というスポーツが、これだけ熱いのだということを、改めて証明した最高の試合だった。
それにしても、ああいう試合で結果を出すというのは、本当に心臓が強くないとできない。
単にタフネスというだけではない・・戦う男でなければ結果は出せないと思った。