鉄道模型・色差し三昧

精密な模型製品だからこそ、色差しを施しませんか?
より、魅力を引き出しましょう。
お気に入りができますよ。

JR209系雑感

2008年07月20日 | 記録と記憶……実車あれこれ
仕事帰りに、セミが羽化しているところに出合いました。
同定できるほど詳しくはないのですが、時期的にみてもたぶんそれでしょう。

羽化して間もないので、まだ体が青いです。
これから、徐々に翅が乾いて茶色っぽくなります。
さなぎのときにはまだ翅はくしゃくしゃで、殻のなかで折り畳まれているそうです。
だから、こうやって乾かして伸ばすのだそうな。
乾かないと、飛べないそうです。

時刻は夜10時過ぎ。
天敵の鳥は眠っているころです。
だから、ゆっくり羽化に専念できると聞きました。

関東や東北地方も梅雨明けです。
暑苦しくも、セミの季節がやってきました。
皆さんも、いい夏を迎えてくださいね。

実車の話しをしましょうか。

出勤中に出会った京浜東北線です。
いつの間にやら、この線区のE233系も増えました。

クハE233-1019ほかの編成です。
帰りがけに20番編成も見かけました。
京浜東北線用として配置されている電車は80編成ほどありますから、1/4ほどは置き換えられたことになります。

で、減りつつあるのは209系。
といってもE233系は、209系を何度もバージョンアップしたような系列ですから、
大きくイメージが変わったなぁという印象はありません。
フルカラーLED採用の行き先表示など、目新しい見どころも数ありますが。
それだけ、209系という電車が時代を先取りしていたのでしょう。

「コスト半分、重量半分、寿命半分」というコンセプトは衝撃的でした。
使い捨てという批判も多かったように思います。
確かに、先輩の205系よりも先に廃車が始まっていますから。
15年程度しか使わなかったというのはもったいないような気もします。
しかし、計算通りです。

技術の進歩が加速していることを織り込んだそうです。
E233系は、たぶんリサイクルを念頭に置いた設計でしょうし、
おそらく、消費電力も209系より減っているでしょう。

寿命は短くてもいいから、時代に即した設計で、無駄なく合理的に作ったのがこの電車です。
この系列以降、電車の作りかたは大きく変わってきたようです。
その意味でも、この系列の果たした足跡は大きいものがあります。
どこかに保存してほしい電車ですね。

内装が安っぽいのは、あまり好きになれません。
でも、座席端の袖仕切りが大きいのはお気に入り。
座っていても立っていても、あまり他人を気にせずに寄り掛かることができます。
ちょっとしたプライベート空間と呼べないこともない。

大型の袖仕切りと各ドア上部のLED案内表示器は、各社に普及しましたねぇ。
それだけ時代の先端を走った、気の利いた設計だったと思います。
これは、つくばエクスプレスの例。

このつぎに日本の通勤電車が大きく姿を変えるのは、いつのことでしょうか?

いつかは模型でひとつ手元に置いておきたい209系の話しでした。

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コメント (5)
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