鉄道模型・色差し三昧

精密な模型製品だからこそ、色差しを施しませんか?
より、魅力を引き出しましょう。
お気に入りができますよ。

機関車D50を愛でる

2018年09月19日 | ぎゃらりー
炊飯器が壊れました。
温度が上がりません。
調べたら、買ったのは2010年3月のようです。
古い炊飯器の話しはこちらに。
まだ、予備機として、片づけてあります。

さて。
D50形という蒸気機関車に、興味が湧いてきました。


キャブは窓が小さくて古風だなぁ…としか思っていなかったのですが。


テンダーもリベットだらけで、スマートじゃないよね。


ドームは整理されていないし。


化粧煙突も、モダンじゃないし。


C59の戦後型がいちばん好みなので、そんな感想しか持っていなかったのでした。

でもね。
ボイラーの上に大きく鎮座する砂箱。
勾配線区や重量貨物列車を牽くために、欠かせない装備ですよ。

本線用の大型機関車としての責任感と愛嬌を、ここに感じるのです。
模型を手に取るまでは、思いもしませんでした。

スマートとは言い難いけど、なかなかいいじゃないか。


新たな発見が、あるものです。
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碓氷峠鉄道文化むらの展示模型

2018年05月30日 | ぎゃらりー
先ほどまで、外付けのハードディスクが読み込めませんでした。
いろいろ試しまして、どうやらコードに異常がありそうな気配。
とはいえ、バックアップを取らねばなりませんね。
あらためて思ったところです。

さて。
土曜日のお出かけ。
信越線横川駅に隣接する「碓氷峠鉄道文化むら」です。

鉄道を扱ったほかの博物館と同じように、ここにも模型のジオラマがあります。
もちろん、碓氷峠をテーマにしており、それが特長となています。

そのジオラマ室の一角にガラスケースがありまして、模型が展示されています。
1/80スケールで、大半がKATOやTOMIX製の電車編成やブルトレ編成。
華やかです。

その隣に、ちょっと地味な模型が並んでいました。
近づいてみますと…

キ600形ロータリー除雪車の模型です。
確かな工作です。

教養がないのですが、古典客車。
明治中期の木造客車の模型です。
かっちりした、いい仕上がり。

名著「陸蒸気からひかりまで」を見ると、1906(明治39)年に運行が開始された官鉄の「最急行」のようです。
新橋~神戸を13時間余で結び、現在の特急列車のはしりとなった列車です。
いわゆる急行料金を取った最初の列車でもあるそうな。


これは、なんだろう?

同著で調べました。
こちらは、山陽本線の前身である山陽鉄道のようです。
神戸~下関を12時間余で走り抜けました。
官鉄の「最急行」よりも数年早い登場です。


こちらは、蓄電池車。
山陽鉄道は、日本で初めて電燈を採用した鉄道としても知られます。
瀬戸内海の基線に対抗するためのサービスで、寝台車の導入も最初でした。

よくよく見れば、左隣のタンク車も古典的。

東海道御殿場越えに活躍したマレー式機関車。
形式が判らないのが、もどかしいばかり。

これまた「陸蒸気からひかりまで」をみると9750のようですが。
「最急行」も牽いたのかな?
知らないことばかりです。


大正期のナハ22000系かな?
戦後まで残り、オハ61系鋼体化客車に台車などが流用されたグループです。



ピフかな?
アプト式だった横軽間で、ブレーキ力を補うために編成された、いわゆる事業用車です。

鉄道模型社のエッチング板キットを組んだもののようですね。
TMSの製品紹介記事で知った形式ですが、完成品を見たのはこれが初めてでした。
碓氷峠に縁の形式ですから、このモデルくらいは、説明がほしいところです。


これも、碓氷峠。
写りが悪いですが、10020形。
国産初の電気機関車で、1919(大正8)年の大宮工場製。
のちのED40です。


ピーコックだと思います。
後年の東武鉄道での活躍も有名ですが、バッファーがあるので輸入当初の原形でしょう。


小田急かなとも思ったのですが、自信なし。

困ったときの片野正巳。
これまた名著「私鉄電車プロファイル」を見る限りでは、小田急モハ201形が、いちばん近いようです。


近鉄のような気がする。

間違いでした。
国鉄ED56形のようです。
国産の電気機関車がまだ作れなかった昭和初期に、サンプルとして輸入されたうちの1形式。
のちにED23形となります。
電気部分がイギリス製、機械部分がスイス製。


羽後交通か?


工事用も。

車体の向こう側に、ストーブと思しき煙突が出ているのが見えますね。
あちら側の側面に、はしごがぶら下がっているはずです。


これは判りました。
鉄道文化むらに展示のあるEF53形です。

1932(昭和7)年から作られました。
本線で急行列車も牽ける電気機関車の技術が、国産でようやく完成したという点で、記念すべき形式です。
性能が良く、お召し指定機も作られました。
のちにEF59形となり、セノハチの補機として転用されます。
半世紀近くにわたって、この国の鉄道を支え続けました。


動輪が5つあるので、E10形。
福島~米沢間用に作られた、戦後設計の機関車でした。

国鉄で新しく設計された蒸気機関車としては、最後の形式となりました。
近代感と重量感がマッチしたデザインだと思います。


有蓋車。
この大きさなら「ワ」でしょうか?



ガラスケース越しなので、うまく撮れません。
まだまだ、ありました。
ですが、ブラス生地仕上げのこの模型群の存在感は、きちんとした工作力があってのもの。
現地に行ったら、忘れずに見てきてくださいね。

追記
この記事は2018年5月30日に投稿したものですが、青字部分など2018年6月10日に補っています
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夏の終わりに

2015年09月01日 | ぎゃらりー
9月になりました。
地域や学校によって差はありますが、夏休みも終わりですね。

この数日というもの涼しい日が続いているものですから、なんとなく今年の秋は訪れが早いような気がします。
もっとも、涼しいのは関東地方だけのようですし、その関東地方も、暑さはぶり返すかもしれません。
それでも、
窓の外には、秋の虫。

8月のカレンダーを片付けるときにあらためて見直したら、花火の光景でした。
撮ってやろうと思いまして。

テールランプを灯して去りゆく夏を…なんて思いましたが、いまいちかな。

この夏で永遠に走り去った寝台特急をしのんで。

もういちど、乗りたかったな。

過ぎ去りし時代を思いつつ。

旧型客車なら、窓を開けたいですね。
人影も、ほしい。

このカレンダーは、京王電鉄のカレンダーでした。
調布付近の多摩川だそうです。

みなさまの夏は、いかがだったでしょうか?

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高校の文化祭を思い出しながら

2014年09月19日 | ぎゃらりー
木曜日、長男の通う高校は終日授業がありませんでした。
この季節の一大行事、文化祭の準備のためです。
金曜日は学内のみ、土曜日は一般開放だそうです。
見に行くかな。

息子はただ今2年生です。
高校時代でいちばん集中できる文化祭ではないかと思います。
悔いなきように。

2年のときのワタシを振り返ると、いくつか掛け持ちしていましたね。
始めから終りまで、まったく暇がなかったような気がします。
でも、いまから考えると、時間は作ろうと思えば作れたはず。
要領が悪かったのでしょう。
友人の演劇とか、女友達に誘われた茶道部とか、見に行けばよかったですねぇ…。

掛け持ちのひとつが鉄道研究会で、よくあるように模型を走らせていました。
小さい子どもたちがわらわら集まってきて、半ば託児所状態でしたが、
それも存在意義のひとつだったように思います。
30年近く前のことですから、その子たちも立派な大人になっていることでしょう。
息子の通う高校には、鉄研はないようです。

で、高校時代の最新作。
お目汚しですが…。

国鉄の荷物気動車、キニ55形です。
実車は、常磐線の新聞輸送用に運用されていました。
隅田川駅からの夕刊輸送だったそうです。

ごめんなさいね…前頭部にピントが合っていません。

筆塗り仕上げのフルスクラッチです。
アコモデーションに劣っていたというキハ10系にはとうとう乗ることができず、
幅が狭くてバス窓の車輌がほしい、ということで作った記憶があります。

荷物車にしたのは、たまたま図面が手に入ったことと、
窓抜きの数が少なくて済むことからでした。



ともかく幅狭で貧弱な印象を、とがんばったかな。

後位側も、いろいろ調べてそれらしく。

手すりは、たしかエナメル線です。
それしか、手元に無かったですから。

じつは…

荷物ドアが開けられます。
どうせくり抜くのだから、と開閉可能にしたのでした。
荷物車特有の桟を打ちつけた床までは、表現の気力続かず。

理屈は同じで、乗務員ドアも開けられます。
を。
「荷物」表記が手書きだった!

このあと、客車キットもドアを開閉可能にしたっけな。

前面の貫通ドアも開けられます。

この姿で留置線に入れておくと、それらしい雰囲気になりまして、良いですよ。

床下機器も、プラの小片を組み合わせて作っています。

ともかく、小づかいに限りがあるころでした。
文具や参考書も買わないといけないし。
買っておきたい雑誌もあるし。
でも、何かが作りたくてね。
一気呵成に完成させたと思います。
購入したパーツは台車と幌枠のみ。
床板は、電車キットに動力ユニットを組み込んだときの余剰品でした。

そういえば、ウェイト代わりにカッターの折れ刃を封じ込んでいるはず。
いまごろ、錆びていそうです。

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お預かり~ぃ

2010年07月10日 | ぎゃらりー
ちょいと数日、お預かり。

室内灯を入れて、返却します。
ワタシの手元では、ごくわずかなご逗留。

この手の顔の車輌は、好きなのです。

パノラミック・ウィンドウに貫通ドアの組み合わせ。
安定感もバランスも、最高の組み合わせだと思ってます。

目玉は、大きくても小さくても構わない。
大きいほうが愛嬌はあるような気がするけれど。

こんな変種だって、気にしない。

で。
いつの時代であっても本命はコレだ。



好きなデザインの車輌があるから、模型の趣味が続けられるのかもしれませんね。
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急行「能登」を描く

2010年05月28日 | ぎゃらりー
仕事から帰ってきましたら、玄関に迎えに出た長男が言います。
「友だちに頼まれたので、『能登』を描いてくれない?」
なんでもその友人にこのブログのアドレスを教えたそうで、
それがきっかけで“描いてほしなぁ”ということになったらしい。
少年よ。
わかったよ。

「489系の『能登』だからね」
客車を描いてやれと思ったワタシを見透かすように、言われました。
「国鉄の特急色だからね」
“白山カラー”にしてやろうと思ったのに…。

輪郭をとってみます。
もちろん、雑誌に掲載されたすばらしい作品を参考にしながら、描いていきます。

重ねて描くわけではないので、早くもパースが狂っています。

とりあえず、着色。

狂ったパースは、そのままです。
色を重ねれば何とかなるだろうという読み。

ムラが出ても、気にしません。
むしろ、あえて塗りムラを描いていく。
そうしながら、立体感を掴んでいきます

このあたりの要領は、模型を作るときとは正反対かも。

描き始めてから2時間ほどで、ここまでまとまりました。


因みに、この絵をスキャナーで読み込むと、こうなります。

まったく違った印象ですね。

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描いてみた

2010年01月31日 | ぎゃらりー
日曜日。
長男は、夜が明けぬうちから友達と出かけました。
都区内フリー切符を使って、写真を撮りまくってくるのだと。
で、無事に日が沈んでから帰ってきました。
さっそく見たのですが…。
山手線E231系と京浜東北線のE233系の写真がごろごろ。
なかなか、山手線の外に踏み出すことができなかったようです。
「蒲田、荻窪、金町、赤羽…行けたんだよ」
あとになってから、行けばよかったかななどと言っております。

で、そのときに撮ったモノの話はまた次回。
週末だから、ゆったりと。
久しぶりに、1枚描いてみました。
新京成8000系です。
いちおう、新津田沼から京成津田沼に向かう単線区間をイメージ。

描いていたら黄色くなってしまったので、夕景にしただけです。

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題して「暁の旅路」

2009年08月04日 | ぎゃらりー
携帯電話の電源が、突然落ちるようになりました。
電池が、寿命を迎えたのでしょうね。
酷使はしていませんから、3年以上使えました。

よく見ていただくと、お分かりいただけますね。
電池パックが膨らんでいます。
いやぁ、火を吹かなくてよかった!

今日は模型の話しではありません。
気分が乗りまして、描きました。
いちおう、スハネフ14形です。
テールサインを「みずほ」にしたのは、アクセントになりそうだったから。

これは、スキャナーで取り込んだ画像です。
ずいぶんと、ボケボケした感じになってしまいました。
現物は、マーカーで彩色しています。

接写すると、こんな感じ。

ずいぶんと、違います。
パースが狂っている点だけは、ごまかせませんね。

いずれ額装してからオークションに出してみようかと、思っています。
図々しいといえば図々しいのですが、どこまで相手にしていただけるのか、興味があるのです。

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115系を描く

2009年06月03日 | ぎゃらりー
急に、115系を描きたくなりました。
なぜでしょう?

東京の西で育ったワタシにとっては、身近な国鉄線といえば中央東線でした。
大月方面へは紺とクリーム色の115系電車。
ボックスシートが、未知の世界へと誘ってくれるのですよ。

だから、描くならスカ色の115系かといえば、あにはからんや湘南色。
東北・高崎線上野口の0番台を描いてみたくなりました。

同じ系列とはいえ、こちらには馴染みがありません。
湘南色なら、長野・松本地区の1000番台のほうが好きだし。
だいいち115系はローカル用だと信じていますから、
11輌や15輌といった長大編成を見ていると、なんだか、もうげっそりしてくるのです。
延々と無秩序に、首都圏の住宅地が拡がっているという証左ですから。
ワタシは、山や川に囲まれた土地にちんまりと人々が暮らしている情景が好き。
箱庭趣味と言われればそれまでですが。

それでも、上野口の0番台を描いてみようと思いました。
それは、ワタシにとっては新鮮な対象だからなのかもしれません。

見慣れているつもりの顔ですが、本を見ながら描いてみました。
それなりに、いろいろな発見があるものです。

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京王6000系を描く

2009年05月14日 | ぎゃらりー
ブラシ状のペンが手元にあります。
インクが切れかけていて、描くとかすれ気味になります。
なかなか味のある線が描けます。
電車を描くには不向きな気もしますが。

描いていたら、ぞんざいになってしまいましたよ。
運転台の窓が小さくなってしまったときに、
「あ、しまった」
と思ったのですが、後の祭り。

機会をとらえて、描き直しましょう。

“嫌だ、いやだ”と言いつつも、題材に選んでしまいました。
6451~6456の前パン、弁当箱型クーラーを装備したグループです。
Nゲージで作ったこともあるしさ。

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