鉄道模型・色差し三昧

精密な模型製品だからこそ、色差しを施しませんか?
より、魅力を引き出しましょう。
お気に入りができますよ。

旧型国電の箱サボ

2023年12月10日 | 1:150 旧型国電
勤務先では管理職の端くれを拝命しているのですが、
今年の冬は、管理職の賞与は全額カットという事態となりました。
手当なぞ僅かなものですから、わりと影響が大きいです。
仕事の進め方が…ということになるんだろうなぁ…。
とりあえず、手元のものを手放すことになりますね。
ま、模型は食えません。

ええと。
気分転換。

こんなパーツを手に入れました。

を、これは前サボの入れ替えができるやつ。

ちょうど、立体感が乏しいので物足りなく感じていた車輛がありました。


削ります。
元はウグイス色だった車輌ですよ。


100均で買ってきたスポンジやすりが、大活躍。


車体色を吹いてから磨き直すつもりで、マスキング。
前面だけを、塗るつもりです。


2000番の耐水ペーパーで仕上げてから、もういちど塗りました。


パーツは、カッターで切り出しました。
曲げは、ピンセットで。


瞬間接着剤で取り付けます。


塗ります。
このあとで、テールライトなどに色を差し直しました。


サボは、グリーンマックス製のステッカーです。
2枚切り出して、背中合わせに貼るだけ。
と言っても、粘着力があるものどおしを正確に貼り重ねるのは、簡単ではありません。


4輌を同時に進めました。
各線区の前サボを入れてみます。
いろいろな表情があって、愉しいです。


都落ちも、かんたん。
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掘り出してきた仕掛品 GM#156クハユニ56形を組む(後篇)

2023年08月02日 | 1:150 旧型国電
勤務先で、久しぶりに強い大雨が降りました。
おかげで、窓ガラスがすっかりきれいになりました。
年末に降ってくれればいいのにね、と。

さて。
クハユニ56形です。

ベンチレーターは、更新後ですからグロベンです。
きちんと精度の出た良いパーツを使いたいと思っていました。
ストック品を発掘。


レタリングを入れました。
郵便マークが映えます。


30年ほど前、学生時代を伊那谷で過ごしました。
1990年代、すでに鉄道は伊那谷の交通の主役ではありません。

ここで作っている模型は、それより前の1960年ごろを意識しています。
伊那谷を縦貫する国道153の完全舗装化がなされるよりも、10年くらい前です。
こんな小さな郵便室が、よその地域とのつながりを支えていたのですね。
荷物室も、雑誌や新聞などを積んでいたかもしれません。
文化や通信インフラを鉄道が担っていた時代を、想います。
それは、お世話になった方々が若かりしころでもありました。


いちおうのカタチになってきました。


前面の行先表示をかかげるサボ受けは、一体成型です。
ちょっと平板ですね。


手持ちの古いステッカーを貼りました。
室内側に運行番号表示も作りましたが、寸法的にややおかしくイマイチです。

いちおう、仕上がりました。
相棒をどうするかねぇ…と思いながら調べました。
17m車が多いようです。

どうするかね?

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掘り出してきた仕掛品 GM#156クハユニ56を組む(前篇)

2023年07月30日 | 1:150 旧型国電
この時期の黄昏時は、ついつい空を見上げたくなります。

昼間の暑さを忘れさせてくれるひとときが、好きなのです。
もっとも、ことしはそんな呑気なことを言ってられませんね。

さて。
このキットをひとつ、組みました。
1輌づつ作れる気楽さが、旧型国電のいいところです。


じつは、そうとう前に組んだものの、塗装に失敗してお蔵入りしていたモノ。
さいごまで組む気になったのです。


実車は、飯田線専用の形式です。
飯田線の旧型国電との出会いは、この本でした。
1977(昭和52)年、日本交通公社からの刊行です。


このあたりの写真が、子ども心にとても格好良く見えたのでした。
半流線形の雨樋の曲線美に、魅了されたのだと思います。

しかしながら、とうとう飯田線には乗りに行くことは叶いませんでした。
西浜松に留置されている車輌群を、新幹線の車窓から辛うじて遠望できたのみ。

あれから数十年。
未だに、旧型国電を調べることは、愉しいのです。


こんな写真に釘付けになったり。
更新前のクハユニ56形です。
張り上げ屋根が美しいな。


とはいえ、前掲の写真集で半流の雨樋にやられているわけです。
両者を…と欲張りまして、
更新直後のヘッドライトがまだ埋め込み式だった時代にしようと思い立ちました。


ということで、塗装はスカ色ではなくぶどう色です。
単色ですから、ノーシルノーヘッダーの車体の滑らかさも、強調されることでしょう。


そうそう、キットでは前面窓枠はスカ色になってからのスタイルのようです。
ちょこっと直しましたが、仕上げは不十分でした。


車体色を先に吹いたのは、前面のマスキング手順を考えたからです。


後篇に、続きます。
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むかしのキット組みを再生する GMクモハ53・モハ70(その4)

2023年05月15日 | 1:150 旧型国電
あっという間に、1週間が経つのです。
マメにブログを更新したいと思っているのだけどなぁ。

さて。
横須賀色のクモハ53形です。
元々は、1982年に作ったもの。
中学生のときです。
車体の塗装はすべて剥離して、塗り直しました。

基本的に、パーツは再利用することにしました。
ヘッドライトは、銀河モデルのパーツです。
このパーツを取り付けたときには、嬉しかったな。
パンタグラフは、KATO製PS14。
いまなら、PS11形も発売されていますが、当時はこれがいちばんでした。


ヘッドライトは、車体中心線上に取り付けます。
前後から確認しましたが、なかなか難しいものです。
避雷器の向きを間違った気がするな。



床板は、ダイカスト製床下機器を取り付ける仕様でした。
そこで、これは作り直すことにします。
去年ですが、いい床下機器のパーツも発売されましたからね。
ワタシとしては、初採用です。


キットの配管の取り回しが奇数向きでしたので、方転車のクモハ53003をプロトタイプとすることにしました。
調べまして、ヒューズ箱の位置を組み替えてあります。
並べ替えが楽です。
愉しいです。


乗務員室の仕切板は、再利用。
もしかしたら、ここには窓が無いのかもしれませんが、当時は調べきれませんでした。
せっかくだから、そのままです。


台車は、DT13の軸箱にプラ小片を貼って、DT12に見せようと加工してありました。
これも、剥離してから再塗装します。


つづきます。
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新潟色を塗る GM#164クハ76形を組む(その6)

2023年04月03日 | 1:150 旧型国電
勤務先の近所で、年末にガソリンスタンドがひとつ廃業しました。
春になって、解体工事が始まっております。
ガソリンスタンドの建築は、安全性を確保するために非常に丈夫に作ってあるそうです。
都市部ですから、さすがに地響きはしません。
それでも、とくに先週1週間は、ときどき揺れました。
今週は、どうでしょうね。

さて。
これも仕掛品です。
3年半、工作が停まっていました。
https://blog.goo.ne.jp/torinosanpo/d/20191007
サロ75形に続いて、これを片づけましょう。

まず屋根色を塗りまして、これをマスキングして車体の赤色を。
好みで、クレオス#81「あずき色」を使っています。


ひと晩乾かしてから、マスキングを続けます。
カッターナイフで切れ込みを入れて、密着させます。


貼り重ねます。


前面は、ステップを覆い隠すところから始めました。


徐々に、覆っていきます。


徐々に、徐々に。


細く切り出したテープを使って、曲線を貼ります。
キットに成型されているガイド線を、そのまま当てにしました。


ガイド線が成形されているから、まだ楽です。
無ければ、自分でテンプレートになるものを探さねばなりません。
あちこち角度を変えながら、バランスがとれていることを確認します。


黄色は、GMカラー#12「黄色5号」です。


乾きましたら…。

上手くいこうと失敗しようと、愉しいところです。

新潟色の電車の模型を、はじめて手にした瞬間です。
わくわくします。


漏れや吹き込みはあります。
後日、きちんと乾いてからタッチアップしましょう。
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いただきモノを仕上げる(その10)サハ48形

2022年02月01日 | 1:150 旧型国電
1日は、かみさんの誕生日です。
ワタシの稼ぎが良くないこともあって、苦労かけっぱなし。
がんばろ。

さて。
20~30年前と比べて、旧型国電の資料は格段に増えたような気がします。
床下機器についても同じことがいえます。
キット付属のパーツをそのまま使うと、とくに付随車などで違和感が多かったのですが、
いろいろな資料をにらめっこすることができるようになりました。
で、自分なりにそれらしく、並べ替え。

とはいえ、新しいパーツが発売されることになったので、むかし話ですよね。

一部の欠落していたガラスも貼り直し、まとまりました。


床下機器の一部に、吊った透け感が出まして、ちょっと気にいってます。

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いただきモノを仕上げる(その9)スカ形の前面窓

2022年01月28日 | 1:150 旧型国電
この2~3か月、見えなくなったなぁ…と思うことが多くなりました。
50を過ぎているのです。
年齢のことを考えると当然ですよね。
でも、友人の話を聞いていると、どうやらワタシは進みが遅いようで、
だから、今までちっとも、気にも留めなかったのです。
いやぁ、来るものだなぁ。

さて。
いただきモノの中には、横須賀形70系電車もありました。
きれいに塗装されていますので、なるべくそのままに。

前面窓だけ、はめ込み式に作り直しました。

我ながら上手くできたかな、と。
手に持って、きらきら光る反射を愉しんでいます。

ところで、このグリーンマックス製キットですが、
車端の窓配置は、奇数車をプロトタイプとしています。
偶数車にするなら、窓を開けたり埋めたりしなければなりません。

どうしようかな。
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いただきモノを仕上げる(その8)編成を整えるために79形を改造しよう

2022年01月26日 | 1:150 旧型国電
数日前ですが、RM誌が隔月刊から不定期刊になるというニュースがありました。
月刊だったのは、つい最近のことのように思えるのですが。
出版業界も大変ですね。
80年代後半、まだ初期のころの紙面構成がおもしろかったり、
何の気なしに投稿したスナップ写真が掲載されたりで、思い出多い雑誌でした。


さてと。
いただきモノの73形です。
編成を組もうとすると、偶数向きの制御車(クハ79)が多くて、
奇数向きの制御電動車(クモハ73)が少ないということがわかりました。
編成を組むには、バランスが取れません。
そこで、クハ79を1輌、クモハ73に改造しようと思い立ちます。


模型ですから、ベンチレーターを外してパンタグラフを載せるだけです。


ランボードを接着する位置は、仮止めしたパンタグラフを目安に、目見当で。


角度を変えて、バランスよく左右に振り分けます。


前面に回り込む配管は、ランナー引き延ばし線から簡単に作りました。
なんとなく、懐かしい工作をしたくなったのです。
あとで気がつきましたが、空気作用管がランボードに突き刺さるように設置されている例は無いようですね。
むかしのキットを参考に、適当に作ったのでした。


ちょっと、配管工作が貧相だった気がします。
ジャンパ線も、付け忘れました。
中間封じ込め用にしてやろう。


それでも、奇数向きのクモハ73形が2輌揃いました。


これで、73系の長大編成も夢ではなくなりました。
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いただきモノを仕上げる(その7)73形を、どう編成するかなぁ

2022年01月20日 | 1:150 旧型国電
2~3日前、ちょうど真夜中24時ごろに外に出たことがありました。
ちょうど、頭上に大きな満月が。
見上げると、首が痛くなるくらいです。
寒天に、冴え冴えと、煌々と輝いていて印象的でした。
いいものです。

さて。
いただきモノの73形と79形。
どの車番にしようか迷っています。
特定ナンバーを完全に再現しよう、というほどではありませんが、
それでも、何らかの設定なり根拠をもって、車番は選びたい。

手持ちの73形も数輌あるはずなので、整理しておこうと思いました。
茶色い旧型国電を、集めます。

何輌か、手放していたようです。
17m級の11形や半流セミクロスシートの51形も混じっています。

旧型国電は自在に編成が組めるのが楽しみのひとつです。
そこで、あまり線区や時代を考えず、ちまちまと増やしてきたのでした。
車両の向きの別で、整理してみます。

偶数向きです。
下り向きの先頭車ですね。

電動車は17m級の11形だけ。
制御車の79形が4輌もいました。

奇数向きの先頭車です。

4ドアは、73形1輌だけです。
3ドアセミクロスシートが2輌、うち1輌は半室2等(→1等)の69形です。

先頭車だけで2連を組ませようとすると、
79+73
79+51
11+69
というコンビになってしまいます。
11+69には、ちょっと無理があります。

中間車です。

72形が3輌、78形が2輌です。
わりと長めの貫通編成が組めます。

8~10輌くらいの73系編成が組めそうな気はします。
京浜東北、総武、常磐線あたりでしょうか?
いっぽう、電動車の比率がやや少なめです。

奇数向きの電動車がもう少しあれば、などと考えています。

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いただきモノを仕上げる(その6)クモハ73+クハ79

2022年01月11日 | 1:150 旧型国電
2022年最初のブログ更新です。
日が経ちすぎまして今さらですが、本年もよろしくお願いします。
年初の思いのひとつとして「せめて週にいちどはブログを更新」というものもあったのですが、
初めからつまずいております。

がんばろう。

さて。
さすがにお正月休みや連休がありましたから、少しは進んでいます。
前回、床下機器を作り直していた73形電車も、いちおうまとまりました。


クモハ73形の床板は、塗りましたらこんな感じに。
ブレーキシリンダーやテコ、引き棒などはありませんが、
製品そのままのときよりは奥行きが出たかなと自賛してます。


レールに載せましたら、ほとんど判りませんが。


クハ79形の床板は、こんな感じです。
レールに直交する向きで配されたエアータンクが、
モハ63形未電装車という出自を物語ります。
TOMIX製の完成品も、この配置ではなかったかな?
クハとして新製された0番台や300番台と、いずれ作り分けてみたいところです。


こちらもレールに載せますと…。

機器が少ないだけ、判りやすいかもしれません。

ところで、車番のインレタが上手く貼れませんでした。
さすがに30年モノだったからでしょうか?

車番をきちんと入れないと、なかなか区切りがつけられません。
依然として仕掛品のままです。
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